渡辺明、永瀬拓矢のタイトル戦での自陣/敵陣着手率

2018年棋王戦を自陣/敵陣着手率で振り返る

2021年の王将戦で対局することになった渡辺明王将と永瀬拓矢王座は、2018年の棋王戦でも五番勝負を行っています(渡辺棋王が3勝2敗で防衛)。

 

そこで、この2018年棋王戦五番勝負を自陣/敵陣着手率で振り返ってみました。

分析内容…指し手を自陣(自分側から3段目まで)、敵陣(相手側から3段目まで)、中段(自陣でも敵陣でもない4〜6段目)の3つに分けて対局ごとにまとめました。

 

第4局、第5局は敵陣着手率の低いほうが勝利

2018年の棋王戦では、全5局ともすべて先手番の棋士が勝利しました。
戦型はすべて居飛車形(角換わり2、矢倉1、相掛かり1、力戦1)です。

 

敵陣に着手する指し手は基本的には攻めの手となるので、敵陣着手数が多いということは、それだけ攻めていることを意味しています。

 

第1局から第3局までは敵陣着手数で上回った先手が勝利
先手が攻めて勝ったという内容でした。

 

2018年棋王戦での自陣/敵陣着手率
2018年棋王戦での自陣/敵陣着手率
2018年棋王戦での自陣/敵陣着手率

 

逆転勝利の第4局と第5局

第4局と第5局で敵陣着手数が多かったのは後手。
ところが、結果は第3局までとは反対に敵陣着手数が少なかった先手が勝ちました。

 

後手の攻めをしのいで、先手が勝ったのが第4局と第5局というわけです。
第3局に勝った渡辺棋王が防衛にリーチをかけてから、対局の様相が変わったんですね。

 

2018年棋王戦での自陣/敵陣着手率
2018年棋王戦での自陣/敵陣着手率

 

 

 

第4局と第5局にあるように、攻められても(敵陣着数数で相手に上回れても)、攻めをしのいで勝つことができるのが両対局者です。しかも、そうした戦いをタイトル戦でできるのが両者の強み。

 

王将戦は七番勝負です。
攻め切るのか、攻めをしのいで反撃するのか。

 

対局内容に注目です。

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