駒の動かし方を知らなくても楽しめる将棋観戦のツボ

四段が挑戦した「王位」

王位

 

将棋の場合、プロは四段から。奨励会と呼ばれるプロ棋士養成所の三段リーグを勝ち抜いたものが四段としてプロデビューすることができるのです。

 

なので、四段はプロの中では最も低い段位です。
上には五、六、七、八、九段がいて、さらにタイトル保持者がいることになります。

 

ところが、四段のままでタイトルに挑戦したのが平成4年の郷田真隆四段。
プロデビュー3年目の21歳のときでした。

 

そのタイトルが「王位」です。

 

4番目にできた将棋のタイトル

将棋のタイトルは現在では8つありますが、もともとは名人だけ。
名人に「王将」と「九段」がタイトルとして加わり三冠時代が続きました。

 

(九段はかつてはタイトルで、これが発展して十段戦、竜王戦となっています。)

 

将棋界で4番目にできたのが王位。
昭和34年にタイトルとして創設されました。

 

高橋五段、郷田四段が新王位に

王位のタイトルは若い棋士が獲得してきた歴史があります。23歳の高橋五段が昭和58年に、21歳の郷田四段は平成4年に、それぞれ新王位となりました。

 

四段がタイトルを獲得したのは史上初の出来事。
また、これはこれから先も破られることがない記録です。

 

というのも、現在は昇段規定が変更になり、タイトル戦の挑戦者となった時点で五段になってしまうからです。なので、「藤井四段」が王位に挑戦することはありえません。

 

藤井四段は挑戦者になった時点で藤井五段となるからです。なお、将棋の昇段規定はほかにも「四段で100勝したら五段」といったような通算成績によるものもあります。

 

王位戦の仕組み:真夏の決戦

王位戦(タイトル戦)が行われるのは毎年7月から9月。
真夏の決戦として知られています。

 

予選はトーナメント+リーグ戦。

 

トーナメントで勝ち上がった棋士とシードされた棋士が紅白2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、紅白リーグ戦の優勝者で挑戦者決定戦が行われます。

 

紅組、白組にわかれて戦いが繰り広げられるものと言えば紅白歌合戦か運動会を思い浮かべるかもしれませんが、将棋の王位戦も覚えておいてください。

 

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