村田システムという将棋の戦法を最近、知りました。村田顕弘六段が開発した指し方なのですが、これ斬新。相手が居飛車でも振り飛車でも、出来ちゃう戦法で、駒組まで覚えることが少ないのがメリット。居飛車党なんだけど横歩取りが苦手なんだよな…という人にとって(私がそうでした)、村田システムは救世主。こんな指し方...

将棋は戦法・戦型を知るとより面白くなります。ここでは昔からある戦法やタイトル戦でも登場する最新の戦型まで取り上げているのでチェックしてみてください。
まずは見てカタチを覚えてしまいましょう。
まずは雁木の基本図を確認。
色がついているところが雁木(囲い)です。
▲5七銀ではなく▲6七銀とすると「ツノ銀雁木」となります。
(この場合は▲2八飛▲2九飛など飛車は2筋が基本)
今回は▲5七銀型の”ノーマル”雁木を取り上げます。
⇒ 続きはコチラ
雁木のメリットにはバランスが良く角の打ち込みに強いということがあります。
これを活かした指し方で参考になるのが下記。
2017年9月22日に行われた新人王戦トーナメントの増田康宏四段対近藤誠也五段戦。
増田四段は雁木を積極的に採用している棋士の一人でもあります。
ツノ銀雁木に組んだ先手の増田四段が▲4五歩(39手目)と仕掛けた局面です。
⇒ 続きはコチラ
もはや「ガンギマン」と呼びたくなるぐらい雁木を実戦でも指しまくってるのが深浦康市九段ですよね。先手だろうが後手だろうがガンガン雁木。
そこで、深浦九段の実践譜から雁木の指し方を学んでみたいと思います。
⇒ 続きはコチラ
▲7六歩△3四歩に▲8六歩!とするのが角頭歩宣言(第1図)。
3手目に文字通り、角の頭の歩をつく指し方です。
はじめてこんな手を見たら、△8四歩とつきたくなりますよね。
△8四歩だとどうなるのでしょう。
⇒ 続きはコチラ