観る将向け将棋用語のイロハ
キリマンジャロに両取りヘップバーン。
これ、どちらも将棋用語なんです。
観る将にとっては「???」ですよね。
将棋観戦に必須の専門用語についてまとめました。
キリマンジャロとは(豊川ダジャレで覚える将棋用語)
キリマンジャロと聞いて山を思い浮かべるのは将棋の面白さを知らない人です。
コーヒーでもダメ。
キリマンジャロと言えば、豊川七段の解説で出てくるダジャレの代表作のことです。
借金取りの両取りヘップバーン(豊川ダジャレで覚える将棋用語)
往年の女優オードリー・ヘップバーンのことを知らない小学生でも、将棋好きなら知ってるのが豊川ダジャレの代表作「両取りヘップバーン」です。
話すときは「リョウドリー」と伸ばしたほうが雰囲気が出ますよね。
将棋用語で「両取り」とは、2つの駒を取れる状態になっていることです。
マジメな将棋用語解説はコチラ
- 大局観(たいきょくかん) ⇒ 対局勘じゃなくて大局観
- 手番(てばん) ⇒ 待望の手番が回ってきた
- 駒得(こまどく) ⇒ 駒得・駒損、使ってナンボ
- 詰めろ(つめろ) ⇒ 「詰めろ」って誰に命令してんだよ
将棋の魅力は現役の棋士が解説をしてくれるところ
将棋の対局でもスポーツ中継と同じように解説者がいます。
プロのすべての対局に解説がつくわけではありませんが、日曜日に放映しているNHK杯トーナメントなど一般の人が観戦することが前提の対局には解説者がついています。
スポーツ中継の解説者と違って将棋がユニークなのは現役のプロ棋士が解説しているところ。
例えば、プロ野球中継の解説と言えば現役を引退した選手がほとんどですよね。
オールスターなどで現役選手がたまに解説することもありますが例外中の例外です。
将棋の場合は、ほとんどの対局でプロ棋士がほかの棋士の対局を解説しています。
これがスポーツ中継にはない魅力。
解説者が対局者(今後対局する可能性がある)をどう見ているのかということが解説から知れたりするからです。どこまでホンネかなんてことを探るのも観戦の楽しみでもあります。
ただ、プロが解説するだけにどうしても専門用語が多くなってしまいます。
これが初心者にとっては将棋観戦のカベになりがちです。
専門用語を知らなくても解説を聞いていればなんとなくわかるのですが、知っていればより深く観戦を楽しむことができます。そこで、対局の解説でよく出てくる用語をまとめておきました。
将棋観戦の参考にしてみてください。