新棋戦「ABEMA地域対抗戦」が創設されることになりました。将棋で地域おこしをコンセプトにしたもので、正式名称は「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」。監督会議が1月6日から配信されますが、その前に仕組みを整理しておきましょう。
「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2022」の参加棋士が決定しました。
今年(2022年)は東西それぞれファン投票選出の3名と予選を勝ち抜いた3名の6名ずつよる団体戦です。
東軍 | 西軍 |
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渡辺明名人 | 藤井聡太竜王 |
永瀬拓矢王座 | 豊島将之九段 |
羽生善治九段 | 山崎隆之八段 |
横山泰明七段 | 糸谷哲郎八段 |
近藤誠也七段 | 稲葉陽八段 |
増田康宏六段 | 斎藤慎太郎八段 |
今年(2021年)から新棋戦「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦」が始まります。
開催は年末。東が勝つのか、西が勝つのか。東西5名ずつの代表棋士による団体戦です。
紅白歌合戦のように年末の風物詩として定着してほしい棋戦ですね。
2021年の出場棋士を見てみましょう。
東軍 | 西軍 | ||||
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棋士名 | 出身地 | 出場 | 棋士名 | 出身 | 出場 |
羽生善治九段 | 埼玉県所沢市 | ファン投票東1位 | 藤井聡太四冠 | 愛知県瀬戸市 | ファン投票西1位 |
永瀬拓矢王座 | 神奈川県横浜市 | ファン投票東2位 | 豊島将之九段 | 愛知県一宮市 | ファン投票西2位 |
戸辺 誠七段 | 神奈川県横浜市 | 予選A 勝者 | 澤田真吾七段 | 三重県鈴鹿市 | 予選A 勝者 |
横山泰明七段 | 東京都多摩市 | 予選B 勝者 | 稲葉 陽八段 | 兵庫県西宮市 | 予選B 勝者 |
佐藤秀司八段 | 宮城県大崎市 | 予選C 勝者 | 古賀悠聖四段 | 福岡県福岡市 | 予選C 勝者 |
渡辺明名人(東軍)は予選A準決勝で戸辺七段に敗れてしまっています。
西軍の古賀悠聖四段は昨年(2020年)10月に四段に昇段した新鋭で藤井四冠とは1歳違いの20歳(藤井四冠は19歳)。その古賀四段の30年前にプロ入りした大ベテランの佐藤秀司八段(1990年10月に四段昇段)が東軍にいる興味深い組み合わせになっています。
ちなみに、将棋オールスター 東西対抗戦2021の決勝戦が行われる段階での八大タイトルは東と西で4つずつに分かれています。
東軍 | 西軍 | ||||
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タイトル | 棋士名 | 出身地 | タイトル | 棋士名 | 出身地 |
名人 | 渡辺 明 | 東京都葛飾区 | 竜王 | 藤井聡太 | 愛知県瀬戸市 |
王座 | 永瀬拓矢 | 神奈川県横浜市 | 王位 | 藤井聡太 | 愛知県瀬戸市 |
棋王 | 渡辺 明 | 東京都葛飾区 | 叡王 | 藤井聡太 | 愛知県瀬戸市 |
王将 | 渡辺 明 | 東京都葛飾区 | 棋聖 | 藤井聡太 | 愛知県瀬戸市 |
藤井聡太四冠がいる「西」の時代が将棋界に来るのか?
東のレジェンド羽生善治九段の奮闘にも期待したい対抗戦です。