
羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。
羽生九段の通算タイトル獲得数99期は断トツの歴代トップ。
2位は故大山康晴十五世名人の80期となっています。
(敬称略、2022年竜王戦終了時点。大山康晴、中原誠以外は現役棋士を集計)
(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)
羽生九段の王座24期は同一タイトルの通算獲得数でも歴代トップ。
2位はこちらも故大山康晴十五世名人の王将20期です。
上記の歴代ベスト5のうち現役棋士は3名。
羽生九段、渡辺名人、谷川九段です。
そもそもタイトルを1期でも取ることがどのぐらい大変なのかも現役棋士で調べてみました。
2022年竜王戦終了時点で、現役棋士は171名。
このうち1期でもタイトルを獲得したことがある棋士は28名。
率にすると16.3%。
6人に1人ぐらいです。
想像していたより高い数字ですが、通算獲得期数でみると99期のスゴさがわかります。
タイトル獲得経験がある現役棋士28名のうち通算3期以下が16名。
若手も多いのでこれから獲得数を伸ばしていくのでしょうが、10期以上でも大変な記録なんですね。さらに、その10倍の100期となると、もう次元の違う強さなことがわかります。
(敬称略)
(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)
グラフにするとこんなカンジ。
より羽生九段の「突き抜け感」がわかりますね。
藤井五冠も羽生九段と比べると、まだ10分の1に過ぎません。