藤井聡太二冠のタイトル戦進行状況をチェック
2020年7月に棋聖、8月に王位と続けてタイトルを獲得した藤井聡太二冠が次にタイトル戦に登場するのがいつになるかを追いかけてみます(2020年12月29日更新)。
7名による挑戦者決定リーグ戦に参加していた王将戦はすでに3敗してしまい挑戦権獲得の可能性がなくなりました。敗れた相手は羽生善治九段、豊島将之二冠、永瀬拓矢王座です。
叡王戦(2021年7月〜)
藤井二冠が最短でタイトルの可能性があるのは叡王戦(2021年7月〜)です。
王将戦の次には棋王戦(2021年2月〜)がありますが、こちらは藤井二冠はすでに予選で敗れてしまっているために、棋王戦への挑戦は2022年以降となります。
叡王戦は次期(第6期)から日本将棋連盟と不二家の共同主催となり、スケジュールが下記のように発表されました。
- 段位別予選(10月末〜4月)
- 本戦(4月〜7月上旬)
- 五番勝負(7月下旬〜9月)
藤井二冠は叡王戦へは段位別予選から登場することになります(前回は段位別予選でで村山慈明七段に敗戦)。すでに1回戦2回戦で勝利し、あと1勝で本戦トーナメント進出が決定します。
2回戦で師匠の杉本昌隆八段の師弟対決に勝利しました。
棋聖戦と王位戦の防衛戦(2021年6月〜、7月〜)
次にあるのは棋聖戦と王位戦の防衛戦です。
棋聖戦は6月開幕、王位戦は7月開幕なのでタイミング的にダブル防衛戦となります。
王座戦(2021年9月〜)
防衛戦の後のタイミングで始まるのが王座戦。永瀬拓矢王座への挑戦となります。
ちなみに、今期は二次予選決勝で同期の大橋貴洸六段に敗戦しています。
竜王戦(2021年10月〜)
今期は決勝トーナメントで丸山忠久九段に敗れてしまった竜王戦には来期はランキング戦2組から参戦することになります。
3組以下では優勝者しか決勝トーナメントに進出できませんでしたが、2組の場合は2位までに入れば決勝トーナメント進出となります。
名人戦(2023年4月〜)
現時点で最もタイトル挑戦まで時間がかかるのが名人戦です。
藤井二冠は現在順位戦のB級2組に所属。
1年間かけて戦う順位戦で、B級2組(2020年度)→B級1組(2021年度)→A級(2022年度)とストレートに勝ち抜いても、2023年4月開幕の名人位挑戦が最速です。
そのときの名人は誰なんでしょうね。
先の楽しみとして取っておきましょう。
- 【Q4】将棋川柳「( ) 端の歩をつく ひまはなし」。( )に入る言葉は?
- 【Q13】谷川浩司が史上最年少で名人位を獲得した後に残した言葉は?
- 【Q37】現役棋士のうちでタイトルを獲得したことがある棋士の割合は?