
2022年の将棋タイトル戦スケジュールは下記の通りとなっています。
前年度は7月から9月にかけて行われた叡王戦が今年度は4月〜6月の開催となりました。
次のタイトル戦は8月15日(月)16日(火)に行われる王位戦第4局藤井聡太王位 vs 豊島将之九段です。
( )内の日付は前年度(2021年度)のものです。
王座戦挑戦者決定トーナメント決勝戦(7月25日)で豊島将之九段が大橋貴洸六段に勝利し、永瀬拓矢王座への挑戦権を獲得しました。王座戦は9月に開幕します。
藤井聡太竜王への挑戦者を決める竜王戦決勝トーナメントの挑戦者決定三番勝負の組み合わせが山崎隆之八段vs広瀬章人八段に決まりました。
日程 | 対局場 | 場所 | 結果 | |
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第1局 | 6月28-29日(火水) | ホテルインディゴ犬山有楽苑 | 愛知県犬山市 | 〇豊島九段(先手) |
第2局 | 7月13-14日(水木) | ぬくもりの宿ふる川 | 北海道札幌市 | 〇藤井王位(先手) |
第3局 | 7月20-21日(水木) | 中の坊瑞苑 | 兵庫県神戸市 | 〇藤井王位(後手) |
第4局 | 8月15-16日(月火) | 和多屋別荘 | 佐賀県嬉野市 | |
第5局 | 8月24-25日(水木) | 渭水苑 | 徳島県徳島市 | |
第6局 | 9月5-6日(月火) | 平田寺 | 静岡県牧之原市 | |
第7局 | 9月19-20日(月火) | 元湯陣屋 | 神奈川県秦野市 |
日程 | 対局場 | 場所 | 結果 | |
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第1局 | 8月31日(水) | グランドプリンスホテル新高輪 | 東京都港区 | |
第2局 | 9月13日(火) | 名古屋マリオットアソシアホテル | 愛知県名古屋市 | |
第3局 | 9月27日(火) | ウェスティン都ホテル京都 | 京都府京都市 | |
第4局 | 10月4日(火) | 元湯陣屋 | 神奈川県秦野市 | |
第5局 | 10月12日(水) | 常磐ホテル | 山梨県甲府市 |
タイトル | 保持者 | 進行状況 |
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名人戦 | 渡辺明 | 4勝1敗で防衛(対斎藤慎太郎八段) |
叡王戦 | 藤井聡太 | 3勝0敗で防衛(対出口若武六段) |
棋聖戦 | 藤井聡太 | 3勝1敗で防衛(対永瀬拓矢王座) |
王位戦 | 藤井聡太 | 豊島将之九段とタイトル戦中 |
王座戦 | 永瀬拓矢 | 豊島将之九段とタイトル戦中 |
竜王戦 | 藤井聡太 | 山崎隆之八段 or 広瀬章人八段で挑戦者決定戦中 |
王将戦 | 藤井聡太 | 二次予選中 |
棋王戦 | 渡辺明 | 挑戦者決定トーナメント中 |
王位戦の挑戦者決定戦が5月31日(火)に行われ、豊島将之九段が池永天志五段に勝利しました。これにより6月28日に開幕する王位戦の挑戦者は豊島将之九段に決定しました。
5月2日(月)に王位戦の挑戦者決定リーグ最終戦が一斉に行われ、紅組は豊島将之九段が、白組は池永天志五段が優勝しました。両者による挑戦者決定戦での勝者が藤井王位に挑戦します。
4月25日(月)に棋聖戦の決勝トーナメントが渡辺明名人と永瀬拓矢王座のあいだで行われ、永瀬拓矢王座が藤井聡太棋聖への挑戦権を獲得しました。
叡王戦の挑戦者決定戦が出口若武五段と服部慎一郎四段のあいだで4月2日に行われ、出口五段が勝利しました。藤井聡太叡王に挑戦する出口五段はC級1組に所属する26歳の若手でタイトル戦はフレッシュな組み合わせとなりました。
3勝1敗で藤井棋聖がタイトル防衛。
日程 | 対局場 | 場所 | 結果 | |
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第1局 | 6月3日(金) | ホテルニューアワジ | 兵庫県洲本市 | 千日手2局後、〇永瀬王座(後手) |
第2局 | 6月15日(水) | 高志の宿 高島屋 | 新潟県新潟市 | 〇藤井棋聖(後手) |
第3局 | 7月4日(月) | 龍宮城スパホテル三日月 | 千葉県木更津市 | 〇藤井棋聖(先手) |
第4局 | 7月17日(日) | 亀岳林 万松寺 | 愛知県名古屋市 | 〇藤井棋聖(後手) |
4勝1敗で渡辺名人がタイトル防衛。
日程 | 対局場 | 場所 | 勝敗 | |
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第1局 | 4月6-7日(水木) | 「ホテル椿山荘東京」 | 東京都文京区 | 〇渡辺名人(先手) |
第2局 | 4月19-20日(火水) | 「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」 | 石川県金沢市 | 〇渡辺名人(後手) |
第3局 | 5月7-8日(土日) | 「アゴ−ラ福岡山の上ホテル&スパ」 | 福岡県福岡市 | 〇斎藤八段(後手) |
第4局 | 5月19-20日(木金) | 「名勝 山水園」 | 山口県山口市 | 〇渡辺名人(後手) |
第5局 | 5月28-29日(土日) | 「倉敷市芸文館」 | 岡山県倉敷市 | 〇渡辺名人(先手) |
3勝0敗で藤井叡王がタイトル防衛。
日程 | 対局場 | 場所 | 勝敗 | |
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第1局 | 4月28日(木) | 江戸総鎮守 神田明神 | 東京都千代田区 | 〇藤井叡王(先手) |
第2局 | 5月15日(日) | 名古屋東急ホテル | 愛知県名古屋市 | 千日手→〇藤井叡王(先手) |
第3局 | 5月24日(火) | 三井ガーデンホテル柏の葉 柏の葉カンファレンスセンター | 千葉県柏市 | 〇藤井叡王(先手) |
4月6日に開幕する名人戦は昨年度に続き渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦します。
2022年の名人戦は渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦します。
2年連続同一カードとなった番勝負の注目ポイントを斎藤慎太郎八段側からまとめてみました。
2年連続で名人位に挑戦した棋士は意外と少なく、直近では2012年-2013年の羽生善治三冠(当時)以来です(森内俊之名人に挑戦)。