歴史的な名人戦の対局場を訪れる名人戦が行われた対局場の中から旅将として一次は訪れてみたい舞台をピックアップしました。名人戦はココから始まる「ホテル椿山荘」2008年に名人戦の主催が朝日新聞社と毎日新聞社の共催となってから名人戦第1局が行われるようになったのがホテル椿山荘(東京都文京区)。都心にありながら 四季折々の自然が味わえる日本庭園に囲まれたホテルです。名人戦の開幕は4月なので、新緑の季節。この時期に泊まってみるのもイイですね。ホテル椿山荘での名人戦(2008年以降)年先手後手最終結果(第1局→最終局)2023●渡辺明名人〇藤井聡太 竜王〇〇●〇〇藤井竜王(奪取)2022〇渡辺明名人●斎藤慎太郎 八段〇〇●〇〇渡辺名人(防衛)2021●渡辺明名人〇斎藤慎太郎 八段●〇〇〇〇渡辺名人2020〇渡辺明三冠●豊島将之 竜王名人〇●●〇〇〇渡辺三冠(獲得)2019△佐藤天彦名人△豊島将之二冠(千日手)〇豊島将之二冠●佐藤天彦名人千〇〇〇〇豊島二冠(獲得)2018〇羽生善治竜王●佐藤天彦名人●〇●〇〇〇佐藤名人2017●佐藤天彦名人〇稲葉陽八段●〇●〇〇〇佐藤名人2016〇羽生善治名人●佐藤天彦八段●〇〇〇〇佐藤八段2015●行方尚史八段〇羽生善治名人〇●〇〇〇羽生名人2014●森内俊之名人〇羽生善治三冠〇〇〇〇羽生三冠2013●羽生善治三冠〇森内俊之名人〇〇●〇〇森内名人2012〇森内俊之名人●羽生善治二冠〇●〇●〇〇森内名人2011〇森内俊之九段●羽生善治名人〇〇〇●●●〇森内九段2010●三浦弘行八段〇羽生善治名人〇〇〇〇羽生名人2009●郷田真隆九段〇羽生善治名人〇●〇●●〇〇森内九段2008〇森内俊之名人●羽生善治二冠●〇〇〇●〇羽生二冠2024年名人戦(藤井聡太名人vs豊島将之九段)の対局場が決定ことしの名人戦は久しぶりに「藤井聡太vs豊島将之」のカードとなりました。2人のタイトル戦は2022年6-9月の王位戦(藤井王位が4勝1敗で防衛)以来。名人戦はすでに対局場・日程が決まっています。第1局ホテル椿山荘東京都文京区第2局成田山新勝寺千葉県成田市第3局羽田空港第1ターミナル東京都大田区第4局割烹旅館もみや大分県別府市第5局ホテルオホーツクパレス北海道紋別市第6局亀岳林万松寺愛知県名古屋市第7局天童ホテル山形県天童市第4局の舞台となった大分県でタイトル戦を行うのは藤井聡太名人にとって初めてとなります。新名人が誕生した対局場藤井聡太名人が誕生した「緑霞山宿 藤井荘」2023年の名人戦で藤井聡太竜王が渡辺明名人から名人位を奪取したのが「藤井荘」。藤井名人が誕生したのが「藤井荘」って出来すぎのストーリーですが、「持って」ますね。「緑霞山宿 藤井荘」は長野県高山村にある温泉旅館で、史上最年少名人(当時)が誕生した「ホテル花月園(箱根温泉)」藤井聡太名人が誕生する前の史上最年少名人記録は谷川浩司十七世名人の21歳2か月でした。この谷川名人が誕生した舞台が「ホテル花月園(箱根温泉)」。1983年6月14日-15日に行われた名人戦第6局で加藤一二三名人に勝ち、4勝2敗で名人位を獲得しました。「1年間、名人位を預からせていただきます」と会見で語ったのが有名ですね。豊島将之名人が誕生した麻生大浦荘佐藤天彦名人vs豊島将之二冠となった2019年名人戦。4勝0敗のストレートで挑戦者の豊島将之二冠が名人位を獲得したシリーズの決着局が行われたのが麻生大浦荘(福岡県)です。「麻生」、「福岡。というワードからピンとくるかもしれませんが、麻生グループゆかりの施設です。「大浦荘」は筑豊御三家のひとつに数えられた麻生家の初代、太吉の長男、太右衛門の住宅として建築された麻生一族の住宅のひとつです。(出所:麻生グループホームページ)麻生グループ福岡を拠点とした企業グループ・財閥。150年の歴史があり、現在の会長は麻生太郎元首相の実弟。