第49期棋王戦(藤井聡太棋王vs伊藤匠七段)の第1局(2024年2月4日)が富山県で行われます。
富山県で藤井八冠がタイトル戦を行うのはこれが初めて。
能登半島地震で富山県でも大きな被害がありましたが、藤井八冠のタイトル戦対局は明るいニュースですね
タイトル戦での「藤井聡太vs伊藤匠」は竜王戦以来の2度目となります。竜王戦は4勝0敗で藤井竜王がタイトル防衛に成功しましたが、4局ともきわどい勝負の熱戦でした。
王将戦第3局(1月27-28日)までの藤井聡太竜王・名人のタイトル戦対局数は91局。
タイトル戦は全国各地で行われるため、これまで22都道府県+1海外で対局しました。
棋王戦第1局の舞台となる富山県では今回が初対局。
藤井棋王にとっては、23番目の都道府県となります。47都道府県なので全国制覇まであと半分ですね。
北海道、岩手県、福島県、栃木県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、山梨県、長野県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、山口県、徳島県、福岡県、佐賀県、鹿児島県(22都道府県)
ほかに海外対局でベトナムを訪問しています。
富山県では第44期棋王戦第2局(渡辺明棋王vs広瀬章人竜王、2019年2月)が今回の棋王戦第1局と同じ舞台(富山県魚津市「新川文化ホール」)で行われました(この対局は渡辺明棋王の勝利)。
旅将として富山県を訪れる人向けの情報をまとめました。
富山県の食べ物でまず抑えておきたいのはホタルイカ、白エビ、寒ブリ(いずれも富山湾の海産物です)。
第44期棋王戦の前夜祭でも対局者の渡辺明棋王が「富山県は食べ物がおいしいですよね、特にホタルイカなど。なにもつけないであれだけおいしい食べ物もないのではと思います」と広瀬章人竜王も「やはり海の食べ物がおいしいという話を聞いておりましたので、今回も楽しみにしておりました」と述べています(棋王戦ブログより)。
ちなみに、富山湾のホタルイカの旬は3月〜6月(4〜5月が最盛期)。白エビは4月から11月にかけてが漁期で夏頃が最盛期。暖かくなってくるころがイイみたいですね。
というわけで、冬なら寒ブリ。
「ひみ寒ぶり」という富山県・氷見の名物が絶品だとか。冬に富山に行くならコレは外せませんね。
その名の通り黒いスープが特徴の富山ブラックラーメンも富山県の名物。
戦後の復興期に労働者向けとして濃い味付けにしたのがはじまりだそうです。
こちらも冬に食べてみたい一品。
藤井聡太棋王と伊藤匠七段による棋王戦が行われる魚津市のキャッチコピーは「蜃気楼の見える街 魚津」。魚津市は気候の関係で春から初夏にかけて蜃気楼がよく見えるそうです。ホタルイカと白エビが旬を迎える時期でもありますし、このタイミングで訪れるのがイイかもしれませんね。