
村田システムという将棋の戦法を最近、知りました。
村田顕弘六段が開発した指し方なのですが、これ斬新。
相手が居飛車でも振り飛車でも、出来ちゃう戦法で、駒組まで覚えることが少ないのがメリット。
居飛車党なんだけど横歩取りが苦手なんだよな…という人にとって(私がそうでした)、村田システムは救世主。
こんな指し方があったんですね。
これが村田システムの基本図。
相手が振り飛車でも居飛車でもこういう感じの駒組みにします。
ポイントは角道を開けないこと。
嬉野流と同じような考え方ですが、嬉野流は左銀を使って攻めていくのに対し、村田システムは右銀で攻めていきます。
この右銀で相手の角頭を狙うというのが基本戦略。
右銀は5七→4六から3五を目指す指し方と、3七→4六から3五を目指す指し方があります。
村田システムの弱点は角頭です。相手が速攻で棒銀を仕掛けてくると、突破されてしまいます。
これに対する方針としては、飛車先交換から飛車を2六に引いて、飛車の横利きで守る考え方と、突破させてるあいだに先に攻めてしまうという方針があります。
もっと詳しくは、ご本人の村田顕弘六段が書かれている書籍に書かれています。
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将棋ウォーズで指してみたくなりますね。