第1回達人戦を制するのは羽生世代かそれとも…

達人戦は羽生世代vs谷川十七世名人に

第1回達人戦の本戦は11月24日(金)、25日(土)

今年度から創設された50歳以上の棋士による新棋戦「達人戦立川立飛杯」の本戦出場者が決まりました。

 

本戦は4名によるトーナメントで行われ、第1回の今回は永世称号の資格を持つ4名がシード。のこり4枠を満50歳以上(2023年4月1日時点)の現役棋士全員で争いました。

 

第1回達人戦本戦出場者

棋士 シード/予選 年齢
1回戦1 森内俊之九段 シード 53
阿部隆九段 予選通過 56
1回戦2 深浦康市九段 予選通過 51
羽生善治九段 シード 53
1回戦3 谷川浩司十七世名人 シード 61
丸山忠久九段 予選通過 53
1回戦4 藤井猛九段 予選通過 53
佐藤康光九段 シード 54

年齢は1回戦が行われる2023年11月24日時点でのもの

 

羽生世代谷川浩司十七世名人の戦い。
オールドファンには懐かしい20〜30年前の組み合わせって感じですね。

 

本戦の持ち時間は各30分(チェスクロック)で、切れたら一手30秒未満。
公開対局で11月24日(金)に1回戦4局、25日(土)に準決勝と決勝が行われます。

 

木村一基九段は資格対象外、深浦康市九段が一番若手

本戦出場者を見て木村一基九段がいないなと思ったら、木村九段は「満50歳以上(2023年4月1日時点)」にギリギリであてはまっていませんでした。

 

木村一基九段の生年月日は1973年6月23日。現時点(2023年11月)では50歳ですが、ことしの4月1日時点では49歳でした。木村九段は来年から参加となります。

 

参加資格がある中で若い棋士はというと深浦康市九段(1972年2月14日生まれ)、屋敷伸之九段(1972年1月18日生まれ)。深浦九段が本戦出場者では一番の若手となります。

 

藤井聡太八冠でも手の届かない「タイトル」

2022年度に四大一般棋戦グランドスラムを達成するなとタイトル戦以外でも無双状態が続いている藤井聡太八冠ですが、この達人戦は制することができません。満50歳以上が参加資格ですからね。

 

藤井八冠でも手の届かない「達人杯」を制するのは…?
羽生世代か谷川十七世名人か。オールドファンには楽しみですね。

 

羽生世代同窓会となったNHK杯は2018年度

NHK杯将棋トーナメントで羽生世代がベスト4を独占し話題となったのは2018年度。
このときは羽生善治九段が優勝、郷田真隆九段が準優勝、森内俊之九段と丸山忠久九段がベスト4でした。

 

この4名のうち羽生九段、森内九段、丸山九段が達人戦の本戦トーナメントに出場します。
(郷田九段は問戦で敗退)