
史上最年少で名人獲得&七冠達成を成し遂げた藤井聡太竜王のスゴさを年表形式でふり返ってみました。もはや偉人レベルですね。
年月 | 年齢 | 出来事 |
---|---|---|
2002年 | 0歳 | 7月19日誕生 |
2007年 | 5歳 | 将棋を覚える |
2007年12月 | 5歳 | 将棋教室に入会 |
2010年3月 | 7歳(小1) | 東海研修会に入会 |
2011年10月 | 9歳(小3) | JT将棋日本シリーズ東海大会で優勝(低学年の部) |
2012年9月 | 10歳(小4) | 奨励会入会(6級) |
2015年3月 | 12歳(小6) | 詰将棋解答選手権で優勝 |
2015年10月 | 13歳(中1) | 奨励会三段に昇段 |
2016年10月 | 14歳(中2) | プロ入り(最年少棋士記録を62年ぶりに更新) |
2016年12月 | 14歳(中2) | プロデビュー戦(対加藤一二三九段) |
2017年2月 | 14歳(中2) | 非公式戦で羽生善治三冠と初対局し勝利 |
2017年6月 | 15歳(中3) | 歴代最多連勝記録を更新(29連勝) |
2018年2月 | 15歳(中3) | C級1組へ昇級を決める |
2018年2月 | 15歳(中3) | 朝日杯将棋オープン戦で優勝 |
2018年5月 | 15歳 | 竜王ランキング戦で連続昇級 |
2019年2月 | 16歳 | 朝日杯将棋オープン戦で2連覇 |
2020年7月 | 17歳 | 初タイトルを獲得(対渡辺明棋聖) |
2020年8月 | 18歳 | 王位を獲得し、二冠に(対木村一基王位) |
2021年9月 | 19歳 | 叡王を獲得し、三冠に(対豊島将之叡王) |
2021年11月 | 19歳 | 竜王を獲得し、四冠に(対豊島将之竜王) |
2022年2月 | 19歳 | 王将を獲得し、五冠に(対渡辺明王将) |
2023年3月 | 20歳 | 棋王を獲得し、六冠に(対渡辺明棋王) |
2023年6月 | 20歳 | 名人を獲得し、七冠に(対渡辺明名人) |
史上最年少記録は上記に記載したもの以外にもあるのですが、多すぎて省略しています。
10代の段階で省略しなければいけないほど記録があるってスゴいですよね。
反対に史上最年少でない記録を挙げると、「10歳での奨励会入会(6級)」です。
10歳でも早いですが、もっと早く9歳で奨励会に入会している棋士もいます。
四冠をかけた竜王戦の相手の豊島将之九段が9歳で奨励会入会。
棋士になる人はみんなそうですが、豊島九段も天才少年だったわけです。
これまでに六冠、七冠を達成した棋士は藤井竜王と羽生九段のみです。
六冠以上は二人の世界なんですね。そして八冠は前人未到。
十代で史上初の五冠を達成した藤井聡太五冠ですが、これまで五冠を達成した棋士は3名のみ。
故大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、羽生善治九段です。
棋士名 | 年齢 | 達成年 | 当時のタイトル数 |
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羽生善治 | 22歳10か月 | 1993年 | 全七冠 |
中原誠 | 30歳5か月 | 1978年 | 全六冠 |
大山康晴 | 40歳11か月 | 1963年 | 全五冠 |
これまで四冠を達成した棋士は5名のみ。
史上最年少での四冠は羽生善治九段の22歳9か月です。
その後、羽生四冠は25歳4か月で全七冠制覇を達成しています。
棋士名 | 年齢 | 達成年 | 当時のタイトル数 |
---|---|---|---|
羽生善治 | 22歳9か月 | 1993年 | 全七冠 |
中原誠 | 26歳0か月 | 1973年 | 全五冠 |
谷川浩司 | 29歳10か月 | 1992年 | 全七冠 |
大山康晴 | 37歳6か月 | 1960年 | 全四冠 |
米長邦雄 | 41歳6か月 | 1985年 | 全七冠 |
現役の棋士では羽生九段と谷川九段だけが四冠経験者で、渡辺名人も四冠は達成していません。
高いハードルなんですね。
渡辺名人は、2021年の棋聖戦時点では三冠(名人、棋王、王将)を保持していたので、藤井棋聖に勝てば四冠達成となったのですが、タイトル獲得とはなりませんでした。