2024年度名人第1局終了時点までの藤井聡太八冠のタイトル戦全成績をまとめました。これまで藤井八冠はタイトル戦で98局指していますが、いまだに連敗はなく、現在16連勝中(持将棋あり)。タイトル戦の番勝負では21期連続勝利の新記録達成です。
史上最年少タイトル獲得の期待がかかっている藤井七段ですが、羽生竜王など名棋士が初めてタイトルを獲得した年齢はいくつだったのでしょうか?調べてみました。
現時点でのタイトルホルダーの初タイトル獲得時の年齢は次の通りです。
棋士名 | 初タイトル | 年齢 | プロ入り |
---|---|---|---|
羽生善治 | 竜王 | 19歳2ヶ月 | 15歳 |
佐藤天彦 | 名人 | 28歳 | 18歳 |
菅井竜也 | 王位 | 25歳 | 17歳 |
中村太地 | 王座 | 29歳 | 17歳 |
渡辺明 | 竜王 | 20歳 | 15歳 |
久保利明 | 棋王 | 33歳 | 17歳 |
(敬称略)
この中では羽生善治竜王が最も早く10代で獲得。
これは当時の史上最年少記録でした。
その後、屋敷棋聖により最年少記録が更新され、羽生竜王の記録は現在2位の早さ。3位が渡辺竜王の20歳なので、10代でのタイトル獲得は2人だけとなります。
史上最年少記録を持つ屋敷九段も含む名棋士のタイトル獲得時年齢もまとめました。
棋士名 | 初タイトル | 年齢 | プロ入り |
---|---|---|---|
谷川浩司 | 名人 | 21歳 | 14歳 |
佐藤康光 | 竜王 | 24歳 | 17歳 |
森内俊之 | 名人 | 31歳 | 16歳 |
屋敷伸之 | 棋聖 | 18歳6ヶ月 | 16歳 |
中原誠 | 棋聖 | 20歳 | 18歳 |
加藤一二三 | 十段 | 28歳 | 14歳 |
(敬称略)
谷川浩司九段の21歳での名人獲得は、いまだに破られていない最年少の名人位獲得記録です。
ちなみに、藤井七段とスピード記録が比較されることが多い「ひふみん(加藤一二三九段)」は初タイトル獲得時の年齢は28歳と将棋界では遅いほうです。ただし、史上最年少での名人位挑戦という記録を持っています。
現時点での史上最年少タイトル獲得は屋敷伸之棋聖の18歳6ヶ月。
この記録更新が藤井七段にかかっていることになります。