プロの対局を地上波で見ることができるのがNHK杯将棋トーナメント。
私(管理人)も毎週楽しみにしています。
放送時間は毎週日曜午前10:30〜12:00。
毎週1局、放送され、放送時間内に勝負が決まります。
かつてはテレビ東京でも土曜の早朝にプロの対局を見られる番組(テレビ将棋対局、早指し選手権)があったのですが、2002年度で終了してしまいました。
というわけで、現在、テレビ(地上波)で将棋対局がみられるのはNHK杯だけ。
そこで、テレビ観戦の楽しみ方を紹介してみたいと思います。
NHK杯将棋トーナメントは1年間(4月〜3月)かけてトーナメントで優勝者(NHK杯選手権王者と呼ばれます)を決定する戦いです。参加棋士は50名。
予選を勝ち上がった棋士と予選免除の上位棋士で争われます。
2017年度に初参加となった藤井四段も予選を勝ち上がって本戦トーナメント進出。
5月14日に放映された1回戦では千田翔太六段を破り2回戦進出を決めています。
2回戦の対戦相手は森内俊之九段。
森内俊之九段は十八世名人の資格を持つ超一流棋士です。
放映日は現時点(8月5日)では未定ですが、いまから楽しみです。
対局内容はNHK将棋講座のテキストにも掲載。
自戦記で「あのとき、こんなことを考えていた」なんてことも記載されていたりします。
藤井四段の対局内容(1回戦)が掲載されているのはNHK将棋講座7月号です。
(この対局は自戦記ではなく観戦記です。)
NHK杯をテレビ観戦するときの醍醐味は解説です。
解説は基本的に対局者のどちらかと縁のある人が行います。
例えば、藤井四段の対局のときは師匠の杉本七段が行ってました。
対局内容の解説以外にも棋士の知られていない一面などを聞くことができます。
個人的に好きな解説者は3人。
3人とも解説の分かりやすさとしゃべりの面白さが魅力。
これから将棋を知りたいという人にはこの3人の解説がオススメです。
将棋を観戦してハマるかどうかは、そのときの解説者の影響が少なくありません。
玄人好みの解説者だと初心者にとっては味気なく、つまらなく感じてしまったりするものです。
反対に解説者の話がわかりやすく、面白いと一気にハマってしまうものです。
ぜひ、上に挙げた3人の解説を聞いてみてください。
(NHK杯で誰が解説を行うかは放映予定に掲載されています)