次のタイトル戦は4月20日(土)に行われる叡王戦第2局 藤井聡太叡王vs伊藤匠七段になります。現在、藤井八冠は名人戦と叡王戦のダブルタイトル戦となっています。藤井八冠は、叡王戦第1局(4/7)→名人戦第1局(4/10-11)→叡王戦第2局(4/20)→名人戦第2局(4/23-24)→叡王戦第3局(5/2)と対局が続きます。
2018年の竜王戦は羽生善治竜王と広瀬章人八段の対局に決まりました。羽生竜王にとってはタイトル獲得通算100期がかかっていて、もし敗れれば無冠となる七番勝負でもあります。
シリーズ開幕は10月11日(木)、12日(金)。
以下の日程は次のようになっています。
日程 | 対局場 | |
---|---|---|
第1局 | 10/11-12(木金) | セルリアンタワー能楽堂(東京都) |
第2局 | 10/23-24(火水) | 宮地嶽神社(福岡県) |
第3局 | 11/01-02(木金) | 鹿島神宮(茨城県) |
第4局 | 11/24-25(土日) | 福知山城(京都府) |
第5局 | 12/04-05(火水) | 和倉温泉加賀屋(石川県) |
第6局 | 12/12-13(水木) | 指宿白水館(鹿児島県) |
第7局 | 12/20-21(木金) | 春帆楼(山口県) |
土日に対局が行われるのは第4局のみで、休みの日に生中継でじっくり観戦したいという人にとっては11月24日(土)、25(日)が唯一のチャンスとなります。
ちなみに、第6局の対局場となっている指宿白水館(鹿児島県)は昨年の七番勝負で羽生棋聖が渡辺竜王に勝利し、永世七冠を達成した場所でもあります。
羽生竜王と広瀬八段の直近での番勝負は2015年の王位戦七番勝負。
羽生王位に広瀬八段が挑戦し、羽生王位が4勝1敗でタイトルを防衛しています。
日程 | 羽生善治王位 | 広瀬章人八段 | 戦型 | 手数 | |||
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第1局 | 7/7-8 | ○ | 先 | ● | 横歩取り | 122手 | |
第2局 | 7/21-22 | 先 | ○ | ● | 角換わり | 117手 | |
第3局 | 8/5-6 | ● | 先 | ○ | 横歩取り | 147手 | |
第4局 | 8/18-19 | 先 | ○ | ● | 相穴熊 | 83手 | |
第5局 | 8/26-27 | ○ | 先 | ● | 角換わり | 124手 |
(先…先手番)
第1局で後手番の羽生王位が勝利し、4勝1敗でタイトルを防衛したシリーズ。第4局で広瀬八段が四間飛車にした以外は、すべて居飛車系の将棋でした。
各局の仕掛けどころを局面図にしてみました。
以下、▲3七銀△7六飛▲6九玉△9四歩▲4六銀△9五歩。
122手で後手番の羽生王位が勝利。
以下、△4三金直▲4四歩△同金▲4八金△4三金引▲2九飛△1一玉。
117手で先手番の羽生王位が勝利。
以下、▲6六角△同角▲同歩△4四角▲3六飛△3三銀。
147手で先手番の広瀬八段が勝利。
以下、▲同歩△4六歩▲同歩△3五銀▲3四歩△2二角▲5四歩。
83手で先手番の羽生王位が勝利。
以下、▲6四角△9二飛▲6五歩△6三銀▲5五角△5四銀▲6六角。
124手で後手番の羽生王位が勝利。