歴代竜王戦を振り返る

歴代竜王戦での対局者、成績、出来事を年表形式にまとめてみました。

 

竜王戦年表

歴代竜王 対局相手 挑戦者 成績 出来事
1988 島朗 米長邦雄 4−0 島朗初タイトル(25歳9か月)
1989 羽生善治 島朗 3組優勝 4−3(1持) 羽生善治初タイトル(19歳2か月)
1990 谷川浩司 羽生善治 1組3位 4−1
1991 谷川浩司 森下卓 3組優勝 4−2(1持)
1992 羽生善治 谷川浩司 2組優勝 4−3
1993 佐藤康光 羽生善治 1組2位 4−2 佐藤康光初タイトル(24歳2か月)
1994 羽生善治 佐藤康光 1組3位 4−2 羽生善治が史上初の竜王・名人に
1995 羽生善治 佐藤康光 1組3位 4−2 羽生善治七冠達成
1996 谷川浩司 羽生善治 1組2位 4−1
1997 谷川浩司 真田圭一 4組優勝 4−0
1998 藤井猛 谷川浩司 4組優勝 4−0 藤井猛初タイトル(28歳1か月)
1999 藤井猛 鈴木大介 2組2位 4−1
2000 藤井猛 羽生善治 1組2位 4−3
2001 羽生善治 藤井猛 1組3位 4−1
2002 羽生善治 阿部隆 2組優勝 4−3
2003 森内俊之 羽生善治 1組3位 4−0
2004 渡辺明 森内俊之 4組優勝 4−3 渡辺明初タイトル(20歳8か月)
2005 渡辺明 木村一基 1組3位 4−0
2006 渡辺明 佐藤康光 1組3位 4−3
2007 渡辺明 佐藤康光 1組2位 4−2
2008 渡辺明 羽生善治 1組5位 4−3 渡辺明永世竜王(※1)
2009 渡辺明 森内俊之 2組優勝 4−0
2010 渡辺明 羽生善治 1組3位 4−2
2011 渡辺明 丸山忠久 1組優勝 4−1
2012 渡辺明 丸山忠久 1組4位 4−1 渡辺明竜王9連覇
2013 森内俊之 渡辺明 1組2位 4−1
2014 糸谷哲郎 森内俊之 3組優勝 4−1 糸谷初タイトル(26歳1か月)
2015 渡辺明 糸谷哲郎 2組2位 4−1
2016 渡辺明 丸山忠久 1組優勝 4−3 将棋ソフト不正使用疑惑騒動
2017 羽生善治 渡辺明 1組2位 4−1 羽生永世竜王(永世七冠達成)
2018 広瀬章人 羽生善治 1組優勝 4−3
2019 豊島将之 広瀬章人 1組4位 4−1 豊島将之が4人目の竜王・名人に(※2)
2020 豊島将之 羽生善治 1組優勝 4−1

※1…永世竜王の資格は連続5期か通算7期獲得となっており、2008年の竜王戦は前年まで連続4期獲得の渡辺明竜王と通算で6期獲得済の羽生善治名人の対局となったため、勝ったほうが初代永世竜王となる大勝負となった。七番勝負は羽生名人が三連勝した後に、渡辺竜王が四連勝して、竜王位を防衛。渡辺明竜王が初代永世竜王になりました。

※2…タイトルの中でも別格の竜王位と名人位を同時に獲得した棋士はこれまで4名。羽生善治、谷川浩司、森内俊之、豊島将之で名人位を保持していて竜王戦での竜王位獲得により達成した棋士が羽生と豊島。竜王位を保持していて名人戦で達成したのが谷川と森内。

 

竜王戦ドリームの達成者

初タイトルが竜王となる棋士が多いことから竜王戦ドリームと呼ばれますが、これまで竜王位を獲得した棋士は10名で、その中で竜王が初タイトルとなった棋士は6名います。

棋士名 獲得時年齢 ランキング戦
1989 羽生善治 19歳3ヵ月 3組優勝
2004 渡辺明 20歳8ヵ月 4組優勝
1993 佐藤康光 24歳2か月 1組2位
1988 島朗 25歳8ヵ月 第1期トーナメント
2014 糸谷哲郎 26歳1ヵ月 3組優勝
1998 藤井猛 28歳1か月 4組優勝

3組優勝、4組優勝のように下のクラスで優勝して、そのままの勢いで決勝トーナメントを勝ち上がり挑戦権獲得→竜王位獲得まで行ってしまうのが典型的な竜王戦ドリームです。

 

1組2位と1組3位からの竜王位獲得が最多

第2期(1989年)から第33期(2020年)までの32回で、挑戦者が竜王位を獲得したのは17回あり、ランキング戦順位で最も多いのは1組2位1組3位の4回ずつとなっています。

 

挑戦者が竜王位を獲得したときの挑戦者のランキング戦結果
  1. 1組2位、1組3位…4回
  2. 1組4位、3組優勝、4組優勝…2回
  3. 1組優勝、2組優勝、2組2位…1回

 

平成将棋史を当時の世相と振り返る


【問】羽生善治が七冠を独占していたときの出来事は?
(A)「たまごっち」発売開始
(B)猿岩石が電波少年でヒッチハイクに挑戦
(C)野茂英雄が大リーグでノーヒットノーランを達成