2023年王位戦第1局は7月7日(金)開幕2023年王位戦は藤井聡太七冠と佐々木大地七段による棋聖戦とのダブルタイトルマッチになりました。第1局は7月7日(金)8日(土)で、7月3日(月)に行われる棋聖戦第3局から中3日での対局です。王位戦(2023年)の日程日程対局場場所結果第1局7月7-8日(金土)豊田市能楽堂愛知県豊田市第2局7月13-14日(木金)中の坊瑞苑兵庫県神戸市第3局7月25-26日(火水)料亭湯宿 銀鱗荘北海道小樽市第4局8月15-16日(火水)和多屋別荘佐賀県嬉野市第5局8月22-23日(火水)渭水苑徳島県徳島市第6局9月5-6日(火水)平田寺静岡県牧之原市第7局9月19-20日(火水)ホテル花月園神奈川県箱根町最近の王位戦の結果年対局者スコア対局者獲得/防衛2022藤井聡太4−1豊島将之防衛2021藤井聡太4−1豊島将之防衛2020藤井聡太4−0木村一基【獲得】2019木村一基4−3豊島将之【獲得】2018豊島将之4−3菅井竜也【獲得】2017菅井竜也4−1羽生善治【獲得】2016羽生善治4−3木村一基防衛2015羽生善治4−1広瀬章人防衛2014羽生善治4(1持)2木村一基防衛2013羽生善治4−1行方尚史防衛2012羽生善治4−1藤井 猛防衛2011羽生善治4−3広瀬章人【獲得】2010広瀬章人4−2深浦康市【獲得】2009深浦康市4−3木村一基防衛2008深浦康市4−3羽生善治防衛2007深浦康市4−3羽生善治【獲得】2006羽生善治4−2佐藤康光防衛2005羽生善治4−3佐藤康光防衛2004羽生善治4−1谷川浩司【獲得】2003谷川浩司4−1羽生善治防衛2002谷川浩司4−1羽生善治【獲得】2001羽生善治4−0屋敷伸之防衛2000羽生善治4−3谷川浩司防衛2023年王位戦の挑戦権獲得状況2023年王位戦挑戦者決定リーグの全対局が終了し、紅組優勝は羽生善治九段、白組優勝は佐々木大地七段となりました。両者による挑戦者決定戦は5月18日(木)。勝ったほうが藤井聡太王位への挑戦権獲得となります。藤井vs羽生のドリームマッチ再びか。棋聖戦に続いての藤井vs佐々木大か。注目です。第64期王位戦(2023年8月〜)の挑戦者決定リーグが始まっています。注目は予選を勝ち上がってリーグ入りを果たした2022年プロデビューの2人(徳田拳士四段、岡部怜央四段)。また、前期からのシードで紅組に入った羽生九段が挑戦権獲得成るかもきになるところです。2023年王位戦挑戦者決定リーグのメンバー紅組棋士名成績プロ入り予選トーナメントでの相手(対局順)豊島将之九段シード(前期 紅組1位)2007年4月1日羽生善治九段シード(前期 白組2位)1985年12月18日永瀬拓矢王座(予選突破)2009年10月1日門倉五段-杉本和五段-中村修九段-郷田九段石井健太郎六段(予選突破)2013年10月1日佐藤秀八段-佐藤天九段-高野智六段-青嶋六段服部慎一郎五段(予選突破)2020年4月1日稲葉八段-糸谷八段-黒田五段-菅井八段徳田拳士四段(予選突破)2022年4月1日福崎九段-牧野六段-大石七段-久保九段-都成七段白組棋士名成績プロ入り予選トーナメントでの相手(対局順)池永天志五段シード(前期 白組1位)2018年4月1日佐々木大地七段シード(前期 紅組2位)2016年4月1日渡辺明名人(予選突破)2000年4月1日屋敷九段-藤森五段-木村九段-横山泰七段増田康宏六段(予選突破)2014年10月1日丸山九段-窪田七段-千田七段-広瀬八段冨田誠也四段(予選突破)2020年10月1日船江六段-山崎八段-今泉五段-高田四段岡部怜央四段(予選突破)2022年4月1日小倉八段-戸辺七段-近藤誠七段-佐々木勇七段-佐藤康九段増田康宏六段は2023年2月8日に七段に昇段しました。四段が挑戦した「王位」将棋の場合、プロは四段から。奨励会と呼ばれるプロ棋士養成所の三段リーグを勝ち抜いたものが四段としてプロデビューすることができるのです。なので、四段はプロの中では最も低い段位です。上には五、六、七、八、九段がいて、さらにタイトル保持者がいることになります。ところが、四段のままでタイトルに挑戦したのが平成4年の郷田真隆四段。プロデビュー3年目の21歳のときでした。そのタイトルが「王位」です。4番目にできた将棋のタイトル将棋のタイトルは現在では8つありますが、もともとは名人だけ。名人に「王将」と「九段」がタイトルとして加わり三冠時代が続きました。(九段はかつてはタイトルで、これが発展して十段戦、竜王戦となっています。)将棋界で4番目にできたのが王位。昭和34年にタイトルとして創設されました。高橋五段、郷田四段が新王位に王位のタイトルは若い棋士が獲得してきた歴史があります。23歳の高橋五段が昭和58年に、21歳の郷田四段は平成4年に、それぞれ新王位となりました。四段がタイトルを獲得したのは史上初の出来事。また、これはこれから先も破られることがない記録です。というのも、現在は昇段規定が変更になり、タイトル戦の挑戦者となった時点で五段になってしまうからです。なので、「藤井四段」が王位に挑戦することはありえません。藤井四段は挑戦者になった時点で藤井五段となるからです。なお、将棋の昇段規定はほかにも「四段で100勝したら五段」といったような通算成績によるものもあります。王位戦の仕組み:真夏の決戦王位戦(タイトル戦)が行われるのは毎年7月から9月。真夏の決戦として知られています。予選はトーナメント+リーグ戦。トーナメントで勝ち上がった棋士とシードされた棋士が紅白2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、紅白リーグ戦の優勝者で挑戦者決定戦が行われます。紅組、白組にわかれて戦いが繰り広げられるものと言えば紅白歌合戦か運動会を思い浮かべるかもしれませんが、将棋の王位戦も覚えておいてください。
