千駄ヶ谷からも歩いて行ける東京の将棋聖地「都市センターホテル」

千駄ヶ谷からも歩いて行ける東京の将棋聖地「都市センターホテル」

将棋ファンにとっての東京の宿はココ

東京にある将棋の聖地と言えば千駄ヶ谷の将棋会館が思い浮かびますが、この将棋会館から歩いていける距離(約4km)にあるのが都市センターホテルです。

 

都市センターホテル

(出所:都市センターホテルHPより)

 

木村一基九段タイトル獲得の地「都市センターホテル」

2019年9月25、26日に第60期王位戦七番勝負第7局が行われたのが、都市センターホテル(千代田区、東京メトロ永田町、赤坂見附駅から徒歩)です。

 

2019年の王位戦は豊島将之王位に木村一基九段が挑戦。
最終局で木村九段が勝ち、初タイトル獲得の最年長記録を樹立したシリーズでした。

 

その最終局が行われたのが都市センターホテル。
つまり、木村九段が念願の初タイトルを獲得した場所というわけです。

 

豊島将之八段が初タイトルを獲得したのも「都市センターホテル」

2019年の王位戦ではタイトルを奪われましたが、豊島将之八段が初タイトルを獲得したのも、この都市センターホテルです。

 

その対局は2018年7月17日に行われた棋聖戦第5局。羽生善治棋聖に挑戦していた豊島将之八段が都市センターホテルで行われた最終局に勝ち、悲願の初タイトルを獲得しました。

 

ちなみに、豊島棋聖はその2か月後に行われた王位戦第7局(2018年9月26、27日)でも菅井竜也王位に勝利し、タイトルを獲得。この対局場も都市センターホテルでした。

 

持ってますね〜、都市センターホテル。

 

タイトル戦の番勝負では何局目が決着局になるかわからない段階で対局場が決まりますが、続けて決着局の会場にあたるというのは、「持ってる」ってことなんでしょうかね。

 

なお、都市センターホテルは、2015年(夏)、2016年(春)に将棋会館耐震工事が行われていたときに代替対局場としても使われていました。

 

 

東京にある千駄ヶ谷以外の将棋聖地として一度は訪れておきたいですね。

 

千駄ヶ谷の将棋会館から歩いていくなら、明治神宮外苑〜新国立競技場〜日本オリンピックミュージアム〜明治神宮野球場〜いちょう並木〜とらや赤坂店〜赤坂見附といったコースになります。