「羽生善治 名言」とかで検索すると、いくつもの言葉が紹介されていますが、多くの名言の元ネタとなっている本を見つけました。「決断力(羽生善治著、角川新書)」です。
いくつか紹介してみます。
以前、私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。
何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
いずれも「決断力(角川新書)」に書かれている羽生善治の名言です。
羽生九段がプロ入りしたのは1985年。15歳のときでした。
すでに36年が経過。プロとして戦い続けているだけでもスゴイことですよね。
1993年には22歳でA級に昇級。
そこから今年度(2021年度)まで29年連続でA級に在籍しています(名人9期含む)。
トップ棋士であり続けるための努力を継続していることは間違いありませんね。
そんな羽生九段の言葉だからこそ、上の名言も心に響いてきます。
「自分の得意な形に逃げない」ということを心がけている。
これも「決断力(角川新書)」の中の羽生九段の言葉。
得意な形に持っていったほうが楽だが、それだとそのうち飽きてしまうとのこと。
努力を継続するための秘訣のようなものを知った気持ちになれる言葉です。
なお、羽生九段は得意戦型を持って戦っている棋士のことも、敬意をもって語っています。
あくまで「自分はこうだ」という話です。
楽観はしない。
ましてや悲観もしない。
ひたすら平常心で。
「決断力(角川新書)」の第1章に出てくる言葉です。この名言もネットで検索すると、よくヒットしますが、「決断力」でこの言葉が紹介されている前後の文章を読むと、そうゆうことだったのかと、より理解できるようになります。
まだ読んだことがない方は一読をオススメします。
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