将棋に詳しくなくても楽しめる将棋本「常識外の一手」の書評

将棋に詳しくなくても楽しめる将棋本「常識外の一手」

常識にとらわれない発想を得るためのヒントがあるのではと期待して購入。
将棋ファンだけでなく、将棋に詳しくないビジネスマンにも役立ちそうな内容でした。

 

常識外の一手 (新潮新書)

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常識外の発想を得るには

将棋には「定跡」といわれる指し方があります。
この局面ではこう指すといった「常識」です。

 

ただ、常識的な手を指しているだけではプロ同士の戦いでは勝てません。
いかにして、常識から外れた手を指すかそれがプロとして結果を出すためには必要とのこと。

 

仕事にも活かせそうな内容ですよね。
これまでと違ったことをするためには、新しい発想が必要です。

 

では、どのようにして「常識外の一手(発想)」を得るのか?
答えは、「はじめに」に書かれています。

 

常識外の一手を指すのに必要なのは常識を身につけること。
常識を知って、初めて常識外の手が指せるというわけです。

 

常識を知らないのは、単なる非常識
非常識では、そもそもプロになれないとのこと。

 

常識外と非常識の違い

常識外と非常識を明確に分けているところが興味深いですね。
目指すべきは、常識を身につけたうえで常識外の手を指すということ。

 

ビジネスの世界では新商品開発などで「素人」のアイデアが大きなヒットを生むことがありますが、これは「非常識」だったことが上手くいったケース。

 

常識を知らなかっただけに、斬新なアイデアが出せたと言えるのではないでしょうか。プロが目指すべきは、これじゃないんですね。

 

非常識がヒットしたのはラッキーパンチのようなもの。
結果を出し続けるには非常識では続きません。

 

あくまで、常識を身につけたうえで「常識外」を狙う。
これがプロの目指すべき方法だと気づかせてくれます。

 

将棋の棋士だけでなくビジネスマンもそれぞれの道のプロです。
それぞれの業界での常識を身につけたうえで、常識外を目指すことが大切。

 

素人的で非常識なアイデアに憧れてしまう人にとって考えさせられる内容です。

 

常識外の一手として紹介されているもの

本書の中で常識外の一手として紹介されているのが第1図で出たもの。

 

第1図は第72期名人戦第4局で森内名人が△6七銀とした局面です。
ここで挑戦者の羽生三冠(当時)に「常識外の一手」が出ました。

 

第1図:△6七銀まで

常識外の一手

 

羽生三冠が指した「常識外の一手」を考えてみてください。
答えは解説も含めて書籍に書かれています。

 

電王戦の舞台裏

将棋ファンとしては、第二章に書かれている電王戦の舞台裏についての内容も興味深いものでした。新書で読みやすいので、気になる方はチェックしてみてください。

 

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