タイトル戦で先手番だと強い棋士は永瀬王座

将棋タイトル戦で先手番だと10勝負けなしの棋士は?

2017年名人戦以降のタイトル戦での先手後手別成績を調べたところ先手番だと10勝負けなしの棋士がいました。先手が有利と言われますがトップ棋士同士の戦いで負けなしは凄いですね。

誰かわかりますか?
ヒントは成績を正確にいうと10勝0敗1千日手1持将棋です。

 

タイトル戦の先手番で強い棋士

2017年名人戦から2020年竜王戦第2局までの計146局で集計した結果がこちら。

 

タイトル戦での先手番成績
棋士名勝ち負け勝率
永瀬拓矢王座100100%
菅井竜也八段50100%
藤井聡太二冠3175%
渡辺 明三冠15768%
広瀬章人八段7464%
豊島将之二冠191163%
羽生善治九段11858%
佐藤天彦九段4450%
斎藤慎太郎八段3350%
中村太地七段2250%
高見泰地七段2250%
本田 奎五段1150%
木村一基九段2340%
久保利明九段3538%
稲葉 陽八段030%
金井恒太六段020%

(2017年名人戦から2020年竜王戦第2局までの計146局)

 

対象146局の結果は先手番の87勝56敗1千日手2持将棋です。
先手番勝率60.8%

 

先手が有利にしても永瀬王座10勝負けなしは際立っていますね。
ちなみに10勝の内訳は次の通り。

  • 2018年棋王戦 第2局、第4局(vs渡辺明棋王)
  • 2019年叡王戦 第1局、第3局(vs高見泰地叡王)
  • 2019年王座戦 第1局、第3局(vs斎藤慎太郎王座)
  • 2020年叡王戦 第5局、第7局(vs豊島将之二冠)
  • 2020年王座戦 第1局、第3局(vs久保利明九段)

このうち2018年の棋王戦は全5局とも先手番が勝利した先手番シリーズとなり、最終局の振り駒で後手番となってしまった永瀬拓矢七段はタイトル獲得となりませんでした。

 

5勝負けなしの菅井竜也八段も5勝のうち3勝が先手番シリーズとなった2018年王位戦でのもの。第7局の振り駒で後手番となった菅井王位は豊島将之棋聖に敗れ失冠してしまいました。

 

タイトル戦後手番に強い棋士は?

同じ期間で後手番での成績を集計してみると強いのは「あの棋士」でした。

 

タイトル戦での後手番成績
棋士名勝ち負け勝率
藤井聡太二冠40100%
稲葉 陽八段2167%
中村太地七段3260%
渡辺 明三冠111052%
佐藤天彦九段4450%
高見泰地六段2250%
久保利明九段3443%
豊島将之二冠91439%
永瀬拓矢王座5936%
木村一基九段2433%
羽生善治九段61332%
菅井竜也七段2529%
広瀬章人八段21017%
斎藤慎太郎八段1517%
金井恒太六段020%
本田 奎五段020%

(2017年名人戦から2020年竜王戦第2局までの計146局)

 

対象146局の結果は後手番の56勝87敗1千日手2持将棋。
後手番での勝率39.2%です。

 

その中でまだ4局しか対局していないものの負けなしなのが藤井聡太二冠。ただ、藤井二冠の場合は先手番でも3勝1敗なので、今後、対局数が増えてきてどうなるかに注目です。

 

すでに対局数が多い中で目立つのは渡辺明三冠です。タイトル戦の後手番で勝ち越していて、その中には藤井聡太七段に勝利した2020年の棋聖戦も含まれています。

 

PR

page top