将棋の聖地「ほほえみの宿 竜王の間」

竜王戦のために作られた「ほほえみの宿 竜王の間」

竜王戦のためにつくられたという部屋があるのが「ほほえみの宿 滝の湯」です。
場所は、将棋の街である山形県天童市。

 

 

ここに「竜王の間」という竜王戦の対局を行うためにつくられた部屋があります。
旅館の公式サイトには次のような説明が掲載されています。

・盤面を写すカメラを直接天井に取り付けられるようになっている
・映像に畳のヘリが映らないようにするため、1.5枚の畳を使用している
・映像で映るところにコンセントがない
(出所:ほほえみの宿 滝の湯「竜王戦専用部屋の特徴」)

 

竜王の間ができたのは1994年で、こけら落としとして第7期竜王戦第6局が行われました。
対局者は佐藤康光竜王と羽生善治名人。第5局を終わって佐藤竜王2勝、羽生名人3勝。

 

竜王の間で行われた第6局は羽生名人が勝利し、4勝となり竜王位を獲得。
これにより羽生名人が六冠となった対局でした。

 

永世竜王決着局が行われたのも竜王の間

2008年の竜王戦第7局も竜王の間で行われました。
このときの竜王戦は渡辺明竜王と羽生善治名人が対局。

 

渡辺竜王は竜王4連覇中、羽生名人は竜王通算6期獲得済みだったため、勝ったほうが初代永世竜王(永世竜王の条件は連続5期もしくは通算7期)となる竜王戦でした。

 

七番勝負は羽生名人の3連勝で始まり、そこから渡辺竜王が3連勝して、3勝3敗で迎えた第7局が行われたのが竜王の間です。勝ったのは渡辺竜王。

 

渡辺竜王が初代永生竜王となった場所が「ほほえみの宿 竜王の間」というわけです。

 

「ほほえみの宿 竜王の間」での最近の竜王戦

竜王の間での竜王戦の対局は、ほぼ毎年、予定されているのですが、七番勝負のためそれまでに決着がつくと対局が行われません。

 

このため最も直近で行われた対局は2016年の竜王戦第3局、
渡辺明竜王に丸山忠久九段が挑戦した竜王戦となっています。

 

竜王の間対局竜王挑戦者
2020年第6局予定行われず豊島将之竜王(4勝)羽生善治九段(1勝)
2019年第7局予定行われず広瀬章人竜王(1勝)豊島将之名人(4勝)
2018年なし羽生善治竜王(1勝)広瀬章人八段(4勝)
2017年第6局予定行われず渡辺 明竜王(1勝)羽生善治棋聖(4勝)
2016年第3局丸山忠久九段勝ち渡辺 明竜王(4勝)丸山忠久九段(3勝)
2015年第6局予定行われず糸谷哲郎竜王(1勝)渡辺 明棋王(4勝)
2014年第6局予定行われず森内俊之竜王(1勝)糸谷哲郎七段(4勝)
2013年第6局予定行われず渡辺 明竜王(1勝)森内俊之名人(4勝)
2012年第1局渡辺明竜王勝ち渡辺 明竜王(4勝)丸山忠久九段(1勝)
2011年第1局渡辺明竜王勝ち渡辺 明竜王(4勝)丸山忠久九段(1勝)

 

 

将棋の街 天童市にある宿だけに将棋ファンとしては一度訪れてみたいですね。
お金に余裕のある方は竜王の間に宿泊することもできます。

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