将棋観戦を楽しむための将棋用語解説(駒得、駒損)

駒得・駒損、使ってナンボ(将棋用語のイロハ)

中盤の形勢判断に使われるのが「駒得駒損)」です。
解説では「先手がだいぶ駒得してますね」というように使われます。

 

今回はこの「駒得(反対からいうと駒損)」について説明してみたいと思います。

 

駒得とは

将棋の駒は全部で8種類です(王将、飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩)。
この8種類の駒は、その価値に違いがあります。

 

最も価値が高いのは「王将」。あたり前ですね。
これが取られたら負けなので価値が高いというよりも別格です。

 

残りの駒を価値の高い順に並べると次のようになります。

飛車>角行>金将>銀将>桂馬>香車>歩。

 

王将以外で価値が最も高いのは飛車で、最も低いのがです。
このため飛車と歩が交換になったら、飛車をもらったほうがだいぶ得です。

 

これが駒得というわけです。
中盤になると駒がぶつかり合って、取り合いになります。

 

そのときの形勢判断としてどちらが駒得したかというのがポイントになります。初心者でも形勢判断しやすいので、いまどちらが駒得しているかという視点から観戦してみてください。

 

プロ同士の対局だと派手に駒を取り合っているように見えても、どたらも駒得していない(互角)ということがよくあります。将棋の見方として覚えておくと観戦がより楽しめます。

 

駒台が通帳に見えてくる

将棋を指し始めた初心者のころは駒が増えるのが楽しくて仕方ありません。
持ち駒が増えていくのは預金残高が増えていくようなもの。

 

駒台が通帳のように見えてきたりします。
増えるのを眺めてニヤニヤなんて。

 

ただ、墓場まで預金を持っていくことはできませんよね。
将棋でも同じ。

 

終局時に駒台に駒があっても仕方ありません。
最後に王将を取ったほうが勝ちなのです。

 

王将以外の駒は持ち続けても意味がないのです。
いつ、どう使うかが腕の見せ所。

 

駒得から駒損になるタイミングは、「決め」に行くタイミングと重なることも少なくありません。また、ずっと駒損でも「やりくり上手」で勝ちにつなげる指し方もあります。

 

こうした見方も知っておくと、将棋が一段と楽しくなります。

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