将棋散歩 〜遊び駒でもイイじゃない〜

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「 タイトル戦 」の検索結果
  • 王位戦(藤井聡太vs佐々木大地)まもなく開幕
    2023年王位戦第1局は7月7日(金)開幕2023年王位戦は藤井聡太七冠と佐々木大地七段による棋聖戦とのダブルタイトルマッチになりました。第1局は7月7日(金)8日(土)で、7月3日(月)に行われる棋聖戦第3局から中3日での対局です。王位戦(2023年)の日程日程対局場場所結果第1局7月7-8日(金土)豊田市能楽堂愛知県豊田市第2局7月13-14日(木金)中の坊瑞苑兵庫県神戸市第3局7月25-26日(火水)料亭湯宿 銀鱗荘北海道小樽市第4局8月15-16日(火水)和多屋別荘佐賀県嬉野市第5局8月22-23日(火水)渭水苑徳島県徳島市第6局9月5-6日(火水)平田寺静岡県牧之原市第7局9月19-20日(火水)ホテル花月園神奈川県箱根町最近の王位戦の結果年対局者スコア対局者獲得/防衛2022藤井聡太4−1豊島将之防衛2021藤井聡太4−1豊島将之防衛2020藤井聡太4−0木村一基【獲得】2019木村一基4−3豊島将之【獲得】2018豊島将之4−3菅井竜也【獲得】2017菅井竜也4−1羽生善治【獲得】2016羽生善治4−3木村一基防衛2015羽生善治4−1広瀬章人防衛2014羽生善治4(1持)2木村一基防衛2013羽生善治4−1行方尚史防衛2012羽生善治4−1藤井 猛防衛2011羽生善治4−3広瀬章人【獲得】2010広瀬章人4−2深浦康市【獲得】2009深浦康市4−3木村一基防衛2008深浦康市4−3羽生善治防衛2007深浦康市4−3羽生善治【獲得】2006羽生善治4−2佐藤康光防衛2005羽生善治4−3佐藤康光防衛2004羽生善治4−1谷川浩司【獲得】2003谷川浩司4−1羽生善治防衛2002谷川浩司4−1羽生善治【獲得】2001羽生善治4−0屋敷伸之防衛2000羽生善治4−3谷川浩司防衛2023年王位戦の挑戦権獲得状況2023年王位戦挑戦者決定リーグの全対局が終了し、紅組優勝は羽生善治九段、白組優勝は佐々木大地七段となりました。両者による挑戦者決定戦は5月18日(木)。勝ったほうが藤井聡太王位への挑戦権獲得となります。藤井vs羽生のドリームマッチ再びか。棋聖戦に続いての藤井vs佐々木大か。注目です。第64期王位戦(2023年8月〜)の挑戦者決定リーグが始まっています。注目は予選を勝ち上がってリーグ入りを果たした2022年プロデビューの2人(徳田拳士四段、岡部怜央四段)。また、前期からのシードで紅組に入った羽生九段が挑戦権獲得成るかもきになるところです。2023年王位戦挑戦者決定リーグのメンバー紅組棋士名成績プロ入り予選トーナメントでの相手(対局順)豊島将之九段シード(前期 紅組1位)2007年4月1日羽生善治九段シード(前期 白組2位)1985年12月18日永瀬拓矢王座(予選突破)2009年10月1日門倉五段-杉本和五段-中村修九段-郷田九段石井健太郎六段(予選突破)2013年10月1日佐藤秀八段-佐藤天九段-高野智六段-青嶋六段服部慎一郎五段(予選突破)2020年4月1日稲葉八段-糸谷八段-黒田五段-菅井八段徳田拳士四段(予選突破)2022年4月1日福崎九段-牧野六段-大石七段-久保九段-都成七段白組棋士名成績プロ入り予選トーナメントでの相手(対局順)池永天志五段シード(前期 白組1位)2018年4月1日佐々木大地七段シード(前期 紅組2位)2016年4月1日渡辺明名人(予選突破)2000年4月1日屋敷九段-藤森五段-木村九段-横山泰七段増田康宏六段(予選突破)2014年10月1日丸山九段-窪田七段-千田七段-広瀬八段冨田誠也四段(予選突破)2020年10月1日船江六段-山崎八段-今泉五段-高田四段岡部怜央四段(予選突破)2022年4月1日小倉八段-戸辺七段-近藤誠七段-佐々木勇七段-佐藤康九段増田康宏六段は2023年2月8日に七段に昇段しました。四段が挑戦した「王位」将棋の場合、プロは四段から。奨励会と呼ばれるプロ棋士養成所の三段リーグを勝ち抜いたものが四段としてプロデビューすることができるのです。なので、四段はプロの中では最も低い段位です。上には五、六、七、八、九段がいて、さらにタイトル保持者がいることになります。ところが、四段のままでタイトルに挑戦したのが平成4年の郷田真隆四段。プロデビュー3年目の21歳のときでした。そのタイトルが「王位」です。4番目にできた将棋のタイトル将棋のタイトルは現在では8つありますが、もともとは名人だけ。名人に「王将」と「九段」がタイトルとして加わり三冠時代が続きました。(九段はかつてはタイトルで、これが発展して十段戦、竜王戦となっています。)将棋界で4番目にできたのが王位。昭和34年にタイトルとして創設されました。高橋五段、郷田四段が新王位に王位のタイトルは若い棋士が獲得してきた歴史があります。23歳の高橋五段が昭和58年に、21歳の郷田四段は平成4年に、それぞれ新王位となりました。四段がタイトルを獲得したのは史上初の出来事。また、これはこれから先も破られることがない記録です。というのも、現在は昇段規定が変更になり、タイトル戦の挑戦者となった時点で五段になってしまうからです。なので、「藤井四段」が王位に挑戦することはありえません。藤井四段は挑戦者になった時点で藤井五段となるからです。なお、将棋の昇段規定はほかにも「四段で100勝したら五段」といったような通算成績によるものもあります。王位戦の仕組み:真夏の決戦王位戦(タイトル戦)が行われるのは毎年7月から9月。真夏の決戦として知られています。予選はトーナメント+リーグ戦。トーナメントで勝ち上がった棋士とシードされた棋士が紅白2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、紅白リーグ戦の優勝者で挑戦者決定戦が行われます。紅組、白組にわかれて戦いが繰り広げられるものと言えば紅白歌合戦か運動会を思い浮かべるかもしれませんが、将棋の王位戦も覚えておいてください。
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  • タイトル戦での振り飛車成績を調べてみた
    タイトル戦での振り飛車成績は?(2017年〜2022年度)振り飛車党の菅井竜也八段が叡王戦の挑戦権を獲得しました。これは久々にタイトル戦で振り飛車が見られそうですね。最近は振り飛車党の棋士が減っていることもあって居飛車系の将棋が増えてます。タイトル戦でも角換わり、相掛かり、横歩取り、矢倉急戦系などが最近の主流。そもそも、タイトル戦で振り飛車が指されるのはどのぐらいなのか?さらに、振り飛車側の勝率は?2017年〜2022年度のタイトル戦で調べてみました。タイトル戦での振り飛車採用率は12.6%2017年〜2022年度のタイトル戦(棋王戦第4局まで)231局で少なくとも一方が振り飛車を採用したのが29局(うち3局は相振り飛車)。振り飛車採用率は12.6%でした。少ないですね。しかも、2021年度、2022年度ののタイトル戦では振り飛車は1局もありませんでした。タイトル戦で最後に振り飛車が指されたのは2020年王座戦タイトル戦で最後に振り飛車が指されたのは2020年の王座戦です。永瀬拓矢王座に久保利明九段が挑戦した五番勝負で、久保九段が全5局で飛車を振っています。(結果は3勝2敗で永瀬王座の防衛)振り飛車を採用したのは4名2017年〜2022年度のタイトル戦で振り飛車を採用したことがある棋士は4名。羽生善治九段、久保利明九段、豊島将之九段、菅井竜也八段です。振り飛車党の久保九段、菅井八段以外は羽生九段と豊島九段だけ。ちなみに、相振り飛車となったのは2018年王将戦(久保利明王将vs豊島将之八段)での第1局、第3局、第4局でした。相振り飛車となった対局は、第1局で豊島八段(当時)が勝利し、第3局、第4局では久保王将(当時)がリベンジしています。棋士別タイトル戦での振り飛車採用局数(2017年度以降)久保利明九段:15局(相振3)…6勝9敗菅井竜也八段:12局(相振1)…7勝5敗羽生善治九段:3局(相振1)…0勝3敗豊島将之九段:3局(相振3)…1勝2敗タイトル戦での振り飛車勝率は38.5%居飛車vs振り飛車のいわゆる対抗形となったときの振り飛車側の成績は26戦10勝。勝率は38.5%です。苦戦しているように見えますが、先手後手別にみるとそうでもありません。先手振り飛車のタイトル戦成績(勝率)…6勝5敗(54.5%)後手振り飛車のタイトル戦成績(勝率)…4勝11敗(26.7%)先手番なら、わずか1勝ですが振り飛車が勝ち越し。苦戦してるのは後手番振り飛車です。最近のタイトル戦での振り飛車採用局詳細振り飛車で勝った棋士、振り飛車を採用した棋士タイトル戦先手後手戦型振り飛車勝敗2017年棋聖戦第3局斎藤慎太郎七段羽生善治棋聖後手四間飛車(先手居飛穴)●2017年王位戦第1局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)〇2017年王位戦第2局菅井竜也七段羽生善治王位先手三間飛車(角交換)〇2017年王位戦第3局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)●2017年王位戦第4局菅井竜也七段羽生善治王位後手向かい飛車●2017年王位戦第5局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)〇2017年竜王戦第3局羽生善治棋聖渡辺明竜王先手中飛車●2018年王将戦第1局久保利明王将豊島将之八段相振飛車2018年王将戦第2局豊島将之八段久保利明王将後手四間飛車(先手居飛穴)〇2018年王将戦第3局久保利明王将豊島将之八段相振飛車2018年王将戦第4局豊島将之八段久保利明王将相振飛車2018年王将戦第5局久保利明王将豊島将之八段先手四間飛車(角交換)●2018年王将戦第6局豊島将之八段久保利明王将後手中飛車〇2018年王位戦第1局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手中飛車〇2018年王位戦第2局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手向かい飛車●2018年王位戦第3局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手中飛車〇2018年王位戦第4局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車●2018年王位戦第5局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手向かい飛車〇2018年王位戦第6局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車(相穴熊)●2018年王位戦第7局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車(相穴熊)●2019年王将戦第1局渡辺 明棋王久保利明王将後手中飛車●2019年王将戦第2局久保利明王将渡辺 明棋王先手中飛車●2019年王将戦第3局渡辺 明棋王久保利明王将後手中飛車●2019年王将戦第4局久保利明王将渡辺 明棋王先手三間飛車●2020年王座戦第1局永瀬拓矢王座久保利明九段後手四間飛車(先手居飛穴)●2020年王座戦第2局久保利明九段永瀬拓矢王座先手中飛車〇2020年王座戦第3局永瀬拓矢王座久保利明九段後手三間飛車(先手居飛穴)●2020年王座戦第4局久保利明九段永瀬拓矢王座先手四間飛車〇2020年王座戦第5局久保利明九段永瀬拓矢王座先手中飛車●肩書は当時。勝敗は振り飛車側の結果(〇勝ち、●負け)
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  • 将棋のタイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してわかること
    タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してわかること将棋8大タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してみました。棋士とタイトルの相性は持ち時間の違いによる影響があるのかもしれません。将棋8大タイトル戦の持ち時間一覧タイトル日数持ち時間番勝負竜王戦二日制各8時間七番勝負名人戦二日制各9時間七番勝負王位戦二日制各8時間七番勝負王座戦一日制各5時間五番勝負棋王戦一日制各4時間五番勝負叡王戦一日制各4時間(※1)五番勝負王将戦二日制各8時間七番勝負棋聖戦一日制各4時間五番勝負タイトル戦の持ち時間は、一日制なら各4時間か各5時間、二日制なら各8時間か各9時間となっています。持ち時間が一番長いタイトル戦は名人戦で各9時間ですが、名人戦は二日制です。一日あたりということで言えば王座戦の各5時間はかなりの長丁場。同じ一日制の棋王戦や棋聖戦と1時間しか違わないように思われますが、各5時間なので、対局者2人では計2時間の違いが生まれます。王座戦の終局が深夜になることがあるのはこの影響のようです。この王座戦で圧倒的な強さを誇っていたのが羽生九段。2017年度に中村太地現王座にタイトルを奪われてしまいましたが、それまで連続5期(2012年度〜2016年度)+連続19期(1992年度〜2010年度)もタイトルを保持していました。叡王戦のみチェスクロック方式(※1)持ち時間の計り方にはストップウォッチ方式とチェスクロック方式があります。1分未満は切り捨てとなるのがストップウォッチ方式で、秒単位で持ち時間を計るのがチェスクロック方式です。残りの持ち時間が1時間のときに、10分50秒考えて指すと、ストップウォッチ方式では残り50分ですが、チェスクロック方式だと49分10秒となります。わずかの差のように思えますが、何手も積み重なると大きな差になります。ちなみに、一般棋戦の持ち時間は次のようになっています。一般棋戦(本戦)の持ち時間一覧棋戦名持ち時間朝日杯将棋オープン戦各40分+切れたら一手1分銀河戦各15分+切れたら1手30秒未満、他に各10分の考慮時間ありNHK杯各10分+切れたら1手30秒未満、他に各10分の考慮時間あり将棋日本シリーズ JTプロ公式戦各10分+切れたら1手30秒未満、他に各5分の考慮時間あり新人王戦各3時間上州YAMADAチャレンジ杯各20分+切れたら一手30秒加古川青流戦各1時間+切れたら一手1分基本的には持ち時間は短いのですが、新人王戦は各3時間となっています。持ち時間30時間のタイトル戦かつては持ち時間が30時間!というタイトル戦もありました。下記の記事にまとめています。持ち時間30時間!南禅寺の決戦(その経緯と時代背景)
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  • タイトル戦で先手番になったら負け知らずの棋士は?
    タイトル戦で先手番になったら負け知らずの棋士は?2017年名人戦以降のタイトル戦での先手後手別成績を調べたところ先手番なら5勝負けなしの棋士がいました。先手が有利と言われますがトップ棋士同士の戦いで負けなしは凄いですね。タイトル戦の先手番で強い棋士2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計222局で集計した結果がこちら。タイトル戦での先手番成績棋士名勝ち負け千日手持将棋勝率菅井竜也八段50100%藤井聡太五冠203183%渡辺明名人251464%広瀬章人八段8562%永瀬拓矢王座1563160%豊島将之九段23181158%羽生善治九段111052%佐藤天彦九段4450%中村太地七段2250%高見泰地七段2250%本田奎五段1150%久保利明九段3538%斎藤慎太郎八段4736%木村一基九段2529%稲葉陽八段030%糸谷哲郎八段020%金井恒太六段020%出口若武六段0010%(2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計222局)対象222局の結果は先手番の125勝89敗6千日手2持将棋です。先手番勝率は56.3%。先手番勝率が100%なのは菅井竜也八段です。母数は5局と少ないですが、それでも負けなしです。この5局は2017年と2018年の王位戦でのもので、2017年は挑戦者として羽生王位に挑戦して、タイトルを獲得しました。防衛戦となった2018年の王位戦は豊島将之棋聖の挑戦を受け、第1局、第3局、第5局の先手番ではいずれも勝利。最終第7局は振り駒で後手番となり、敗れてしまいました。この年の王位戦は、7番勝負すべて先手番が勝利したものでした。タイトル戦で振り飛車をみることが少なくなった(というかここ数年はほとんど見ない)だけに、振り飛車党の菅井八段にタイトル戦に出てきてもらいたいですね。タイトル戦後手番に強い棋士は?同じ期間で後手番での成績を集計してみると強いのは「あの棋士」でした。タイトル戦での後手番成績棋士名勝ち負け千日手持将棋勝率藤井聡太五冠174274%稲葉陽八段2167%中村太地七段3260%渡辺明名人1916154%佐藤天彦九段4450%高見泰地七段2250%糸谷哲郎八段1150%久保利明九段3443%木村一基九段3538%永瀬拓矢王座10152136%豊島将之九段1325133%羽生善治九段61430%菅井竜也八段2529%斎藤慎太郎八段2918%広瀬章人八段21115%金井恒太六段020%本田奎五段020%出口若武六段030%(2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計207局)藤井五冠の場合は後手番で強いというよりも後手番でも強いというのが正確な言い方ですね。
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  • 将棋8大タイトル戦の2023年スケジュール
    将棋8大タイトル戦のスケジュール一覧次のタイトル戦日程次のタイトル戦は2023年9月27日(水)に行われる王座戦第3局 永瀬拓矢王座 vs 藤井聡太竜王・名人です。王座戦は第2局まで後手番が勝利していて、1勝1敗。第3局は藤井竜王・名人が先手番です。2023年度タイトル戦の日程一覧王座戦(永瀬拓矢王座 vs 藤井聡太竜王・名人)日程対局場場所結果第1局8月31日(木)元湯・陣屋神奈川県秦野市○永瀬王座(後手)第2局9月12日(火)ホテルオークラ神戸兵庫県神戸市○藤井竜王・名人(後手)第3局9月27日(水)名古屋マリオットアソシアホテル愛知県名古屋市第4局10月11日(水)ウェスティン都ホテル京都京都府京都市第5局10月30日(月)常磐ホテル山梨県甲府市竜王戦(藤井聡太竜王 vs 伊藤匠七段)日程対局場場所結果第1局10月6-7日(金土)セルリアンタワー能楽堂東京都渋谷区第2局10月17-18日(火水)仁和寺京都府京都市第3局10月25-26日(水木)旧安川邸福岡県北九州市第4局11月10-11日(金土)銀鱗荘北海道小樽市第5局11月27-28日(月火)ことひら温泉琴参閣香川県琴平町第6局12月6-7日(水木)旧本郷家住宅秋田県大仙市第7局12月13-14日(水木)常磐ホテル山梨県甲府市2023年度タイトル戦の進行状況タイトル保持者進行状況名人戦藤井聡太藤井聡太竜王が4勝1敗でタイトル獲得(対渡辺明名人)叡王戦藤井聡太藤井聡太叡王が3勝1敗でタイトル防衛(対菅井竜也八段)棋聖戦藤井聡太藤井聡太棋聖が3勝1敗でタイトル防衛(対佐々木大地七段)王位戦藤井聡太藤井聡太王位が4勝1敗でタイトル防衛(対佐々木大地七段)王座戦永瀬拓矢永瀬拓矢王座 vs 藤井聡太竜王・名人(第1局は永瀬王座の勝利)竜王戦藤井聡太伊藤匠六段が挑戦権獲得(挑戦権獲得後に七段昇段)王将戦藤井聡太挑戦者決定リーグ進出者7名決定(羽生善治九段、豊島将之九段、永瀬拓矢王座、近藤誠也七段、渡辺明九段、菅井竜也八段、佐々木勇気八段)棋王戦藤井聡太挑戦者決定トーナメント中2023年度タイトル戦の結果王位戦(藤井聡太王位 vs 佐々木大地七段)4勝1敗で藤井王位がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局7月7-8日(金土)豊田市能楽堂愛知県豊田市○藤井王位(先手)第2局7月13-14日(木金)中の坊瑞苑兵庫県神戸市○藤井王位(後手)第3局7月25-26日(火水)料亭湯宿 銀鱗荘北海道小樽市○藤井王位(先手)第4局8月15-16日(火水)和多屋別荘佐賀県嬉野市○佐々木大七段(先手)第5局8月22-23日(火水)渭水苑徳島県徳島市○藤井王位(先手)棋聖戦(藤井聡太棋聖 vs 佐々木大地七段)3勝1敗で藤井棋聖がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局6月5日(月)ダナン三日月ベトナム○藤井棋聖(先手)第2局6月23日(金)ホテルニューアワジ兵庫県洲本市○佐々木七段(先手)第3局7月3日(月)沼津御用邸東附属邸第1学問所静岡県沼津市○藤井棋聖(先手)第4局7月18日(火)高志の宿 高島屋新潟県新潟市○藤井棋聖(後手)名人戦(渡辺明名人 vs 藤井聡太竜王)4勝1敗で藤井竜王が名人位獲得。日程対局場場所結果第1局4月5-6日(水木)ホテル椿山荘東京都文京区〇藤井竜王(後手)第2局4月27-28日(木金)浮月楼静岡県静岡市〇藤井竜王(先手)第3局5月13-14日(土日)高槻城公園芸術文化劇場大阪府高槻市〇渡辺名人(先手)第4局5月21-22日(日月)麻生大浦荘福岡県飯塚市〇藤井竜王(先手)第5局5月31-6月1日(水木)緑霞山宿 藤井荘長野県高山村〇藤井竜王(後手)叡王戦(藤井聡太叡王 vs 菅井竜也八段)3勝1敗で藤井叡王がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局4月11日(火)江戸総鎮守 神田明神東京都千代田区〇藤井叡王(先手)第2局4月23日(日)名古屋東急ホテル愛知県名古屋市〇菅井八段(先手)第3局5月6日(土)か茂免愛知県名古屋市〇藤井叡王(先手)第4局5月28日(日)浄土ヶ浜パークホテル岩手県宮古市千日手→千日手→〇藤井叡王(後手)2022年度タイトル戦の日程一覧(終了分)棋王戦(渡辺明棋王 vs 藤井聡太竜王)3勝1敗で藤井竜王がタイトル獲得。日程対局場場所結果第1局2月5日(日)長野ホテル犀北館長野県長野市〇藤井竜王(先手)第2局2月18日(土)北國新聞会館石川県金沢市〇藤井竜王(後手)第3局3月5日(日)新潟グランドホテル新潟県新潟市〇渡辺棋王(後手)第4局3月19日(日)日光きぬ川スパホテル三日月栃木県日光市〇藤井竜王(後手)王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)4勝2敗で藤井王将がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市〇藤井王将(先手)第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市〇羽生九段(先手)第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市〇藤井王将(先手)第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市〇羽生九段(先手)第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市〇藤井王将(先手)第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡〇藤井王将(後手)竜王戦(藤井聡太竜王 vs 広瀬章人八段)4勝2敗で藤井竜王がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局10月7-8日(金土)セルリアンタワー能楽堂東京都渋谷区〇広瀬八段(先手)第2局10月21-22日(金土)総本山仁和寺京都府京都市〇藤井竜王(先手)第3局10月28-29日(金土)割烹旅館 たちばな静岡県富士宮市〇藤井竜王(後手)第4局11月8-9日(火水)福知山城天守閣京都府福知山市〇藤井竜王(先手)第5局11月25-26日(金土)宮地嶽神社貴賓室福岡県福津市〇広瀬八段(先手)第6局12月2-3日(金土)指宿白水館鹿児島県指宿市〇藤井竜王(先手)王座戦(永瀬拓矢王座 vs 豊島将之九段)3勝1敗で永瀬王座がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局8月31日(水)グランドプリンスホテル新高輪東京都港区〇豊島九段(後手)第2局9月13日(火)名古屋マリオットアソシアホテル愛知県名古屋市千日手→〇永瀬王座(先手)第3局9月27日(火)ウェスティン都ホテル京都京都府京都市〇永瀬王座(先手)第4局10月4日(火)元湯陣屋神奈川県秦野市〇永瀬王座(後手)王位戦(藤井聡太王位 vs 豊島将之九段)4勝1敗で藤井王位がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局6月28-29日(火水)ホテルインディゴ犬山有楽苑愛知県犬山市〇豊島九段(先手)第2局7月13-14日(水木)ぬくもりの宿ふる川北海道札幌市〇藤井王位(先手)第3局7月20-21日(水木)中の坊瑞苑兵庫県神戸市〇藤井王位(後手)第4局8月15-16日(月火)和多屋別荘佐賀県嬉野市延期第4局8月24-25日(水木)渭水苑徳島県徳島市〇藤井王位(先手)第5局9月5-6日(月火)平田寺静岡県牧之原市〇藤井王位(後手)棋聖戦(藤井聡太棋聖 vs 永瀬拓矢王座)3勝1敗で藤井棋聖がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局6月3日(金)ホテルニューアワジ兵庫県洲本市千日手2局後、〇永瀬王座(後手)第2局6月15日(水)高志の宿 高島屋新潟県新潟市〇藤井棋聖(後手)第3局7月4日(月)龍宮城スパホテル三日月千葉県木更津市〇藤井棋聖(先手)第4局7月17日(日)亀岳林 万松寺 愛知県名古屋市〇藤井棋聖(後手)名人戦(渡辺明名人 vs 斎藤慎太郎八段)4勝1敗で渡辺名人がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局4月6-7日(水木)「ホテル椿山荘東京」東京都文京区〇渡辺名人(先手)第2局4月19-20日(火水)「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」石川県金沢市〇渡辺名人(後手)第3局5月7-8日(土日)「アゴ−ラ福岡山の上ホテル&スパ」福岡県福岡市〇斎藤八段(後手)第4局5月19-20日(木金)「名勝 山水園」山口県山口市〇渡辺名人(後手)第5局5月28-29日(土日)「倉敷市芸文館」岡山県倉敷市〇渡辺名人(先手)叡王戦(藤井聡太叡王 vs 出口若武六段)3勝0敗で藤井叡王がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局4月28日(木)江戸総鎮守 神田明神東京都千代田区〇藤井叡王(先手)第2局5月15日(日)名古屋東急ホテル愛知県名古屋市千日手→〇藤井叡王(先手)第3局5月24日(火)三井ガーデンホテル柏の葉 柏の葉カンファレンスセンター千葉県柏市〇藤井叡王(先手)
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  • 羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況
    羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況羽生九段のタイトル獲得通算100期がいつになるかの最新状況です(2023年7月22日更新)。羽生九段タイトル通算100期の可能性がある棋戦2023年度中にタイトル挑戦の可能性が残っているのは、王将戦と棋王戦です。タイトルホルダー開催時期挑戦状況王将戦藤井聡太2024年1-3月挑戦者決定リーグ戦から棋王戦藤井聡太2024年10-12月挑戦者決定トーナメントから(千田七段vs佐々木大七段の勝者と対局)叡王戦藤井聡太2024年4-6月段位別予選中棋聖戦藤井聡太or佐々木大地2024年6-7月王位戦藤井聡太or佐々木大地2024年7-9月王座戦永瀬拓矢or藤井聡太2024年9-10月竜王戦藤井聡太or???2024年10-12月タイトル100期への進行状況王将戦は、前期挑戦者のため予選は免除で挑戦者決定リーグ戦からスタート。挑戦者決定リーグは前期からの残留者(羽生善治九段、永瀬拓矢王座、豊島将之九段、近藤誠也七段)と二次予選を勝ち上がった3名の7名で行われます。棋王戦は、挑戦者決定トーナメントの組み合わせが決まり、1回戦は千田翔太七段と佐々木大地七段の勝者との対戦となっています。2023年度のタイトル戦挑戦状況タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月B級1組のため挑戦なし叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月敗退(決勝Tベスト8)王位戦藤井聡太7-9月挑戦者決定リーグ戦紅組優勝も挑戦者決定戦で佐々木大地七段に敗れる王座戦永瀬拓矢9-10月挑戦者決定トーナメント準決勝で藤井聡太竜王・名人に敗れる竜王戦藤井聡太10-12月挑戦者決定トーナメント準決勝で永瀬拓矢王座に敗れる王位戦、王座戦、竜王戦とも挑戦権獲得まであとわずかのところまで進出したのですが、惜しくも敗れています。王位戦(2023年)挑戦者決定リーグ羽生九段は王位戦挑戦者決定リーグの紅組に参戦中。ここまで1勝0敗です(徳田四段に勝利)。紅組の参加棋士は、羽生九段のほかに豊島将之九段、永瀬拓矢王座、石井健太郎六段、服部慎一郎五段、徳田拳士四段です。王座戦は挑戦権獲得ならず(6/28)王座戦挑戦者決定トーナメントは準決勝で藤井聡太竜王・名人(先手)に敗れ、挑戦権獲得とはなりませんでした。王位戦は挑戦権獲得ならず(5/18)勝てば藤井王位への挑戦権獲得となった挑戦者決定戦で佐々木大地七段(先手)に敗れ、藤井王位とのタイトルマッチ再戦とはなりませんでした。王将戦は2勝4敗で獲得ならず藤井王将とのドリームマッチとなった王将戦7番勝負は2勝4敗でタイトル獲得とはなりませんでした。王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)の結果日程対局場場所羽生九段の結果第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市●(後手)第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市〇(先手)第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市●(後手)第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市〇(先手)第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市●(後手)第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡●(先手)関連記事羽生vs藤井のタイトル戦が実現!32歳差対決をプロ野球選手で例えると1970年生まれの羽生善治九段と2002年生まれの藤井聡太五冠との年齢差は32歳。プロ野球選手で32歳差というと史上最年少で三冠王になったヤクルト村上宗隆選手とあの伝説の投手に相当します。これはドリーム中のドリームマッチ。羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。グラフにしてみると羽生九段の「突き抜け感」がわかります。そもそもタイトルを1期でも取るのは大変。現役棋士でタイトルを獲ったことのある棋士の割合は…。2022年度タイトルへ戦の羽生九段挑戦状況タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月敗退叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月敗退(二次予選)王位戦藤井聡太7-9月敗退(挑戦者決定リーグ)王座戦永瀬拓矢9-10月敗退(二次予選)竜王戦藤井聡太10-12月敗退(出場者決定戦)王将戦藤井聡太1-3月挑戦権獲得!棋王戦渡辺明2-3月敗退(ベスト4)棋王戦(2022年度)は藤井竜王に敗れ、挑戦権獲得ならず棋王戦挑戦者決定トーナメントはベスト4まで進出したものの、本戦で佐藤天彦九段に敗れ、敗者復活でも藤井聡太竜王に敗れたため、今季の挑戦はなくなりました。王将戦の挑戦権を獲得王将戦挑戦者決定リーグ戦(7名による総当たり)を全勝し、藤井王将への挑戦権を獲得しました。リーグ戦では服部慎一郎四段、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段、渡辺明名人、永瀬拓矢王座、豊島将之九段に対局順)に勝利。タイトル100期をかけたドリームマッチが実現しました。2022年度中にタイトル挑戦の可能性があるのは王将戦2022年度(2022/4〜2023/3)中に羽生九段がタイトルに挑戦する可能性が残っているのは2023年になってから行われる王将戦のみとなっています。関連記事:羽生善治の実績年表西暦年年齢実績1970年誕生埼玉県所沢市で生まれる(9月27日)1977年小学1年生将棋を覚える1978年小学2年生八王子将棋クラブに通うようになる1982年小学6年生小学生将棋名人戦で優勝1985年12月15歳史上3人目の中学生棋士:::羽生善治九段の実績を年表で振り返る羽生善治九段のタイトル獲得履歴などを年表形式にしてみました。あらためて、そのスゴさ、スーパースターっぷりが伝わってきますね。タイトル獲得数を年度別にグラフにするとこんな感じになります。羽生九段に関する問題もあります【Q42】羽生善治のタイトル獲得99期の中で最も獲得期数が多いタイトルは?【Q43】羽生善治が七冠独占を達成したときに小学生だった棋士は?【Q44】羽生善治がNHK杯で指した伝説の指し手は?クイズで紹介 将棋の魅力 Kindle版次にタイトル戦に登場するのがいつになりそうかに注目。羽生九段のタイトル戦の進行状況を随時、アップしていきます。羽生九段、タイトル100期への進行状況(4月29日UP)タイトルタイトル保持者時期2018年度2019年度名人佐藤天彦4月〜×○叡王高見泰地4月〜×○棋聖豊島将之6月〜×○王位豊島将之7月〜挑決L○王座斎藤慎太郎9月〜決勝T○竜王広瀬章人10月〜○○王将渡辺明1月〜○○棋王渡辺明2月〜○○挑決L…挑戦者決定リーグ戦中決勝T…決勝トーナメント進出○…タイトル挑戦の可能性あり、×…予選などですでに敗退王位戦(2019年7月〜)王位戦は挑戦者決定リーグ戦中です。紅組、白組に分かれてリーグ戦を行い、各組1位による挑戦者決定戦が行われるのが王位戦の仕組みです。現在、羽生九段は白組で1勝1敗の成績。自力優勝の目はなくなっているのですが、まだ可能性は残っています。最終戦での谷川九段との対局は挑戦者の可能性ありなりに関わらず、注目したい対局ですね。王座戦(2019年9月〜)王座戦の決勝トーナメントも組み合わせが決まっています。こちらは2回戦で藤井聡太七段との対局が実現するかもしれません。これも楽しみですね。竜王戦(2019年10月〜)竜王戦は1組ランキング戦で永瀬七段に敗退してしまいました。ただし、まだタイトル挑戦の可能性は残されています。1組3位をかけての対局で勝利すれば、本戦トーナメント進出です。王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)は2020年以降竜王戦後は2020年以降となり、王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)が続きます。最近の羽生九段のタイトル戦での成績最後に直近での羽生九段のタイトル戦での成績をまとめてみました。2018年竜王戦の結果(羽生竜王 vs 広瀬八段)日程羽生善治竜王広瀬章人八段戦型手数第1局10/11-12先○●角換わり141手第2局10/23-24○先●角換わり150手第3局11/1-2先●○角換わり130手第4局11/24-25●先○角換わり133手第5局12/4-5先○●先手矢倉139手第6局12/12-13●先○相横歩取り81手第7局12/20-21●先○角換わり167手2018年棋聖戦の結果(羽生棋聖 vs 豊島八段)日程羽生善治棋聖豊島将之八段戦型手数第1局6/6●先○角換わり99手第2局6/16先○●後手雁木81手第3局6/6●先○力戦形145手第4局7/10先○●角換わり133手第5局7/17先●○角換わり108手2018年名人戦の結果(佐藤名人 vs 羽生竜王)日程佐藤天彦名人羽生善治竜王戦型手数第1局4/11-12●先○横歩取り97手第2局4/19-20先○●角換わり103手第3局5/ 8- 9●先○角換わり111手第4局5/19-20先○●横歩取り79手第5局5/29-30○先●横歩取り84手第6局6/19-20先○●2手目△6二銀145手-->
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  • 羽生七冠達成以降の歴代タイトルホルダーから将棋界の勢力図を探る
    羽生七冠達成以降の歴代タイトルホルダー羽生善治九段が七冠独占を達成したのが1995年度(1996年2月14日)でした。このとき以降の歴代タイトル保持者を一覧にしてみるとこうなります。藤井「八冠」誕生まであと一冠となっています。八大タイトル8人の戦国時代から藤井時代へタイトル獲得通算99期の羽生九段が圧倒的に多く、竜王、棋王で連覇が長い渡辺明名人が次に多くなっています。渡辺明名人のタイトル獲得回数は31期で歴代4位の多さ(2位大山康晴十五世名人99期、3位中原誠十六世名人64期)2018年の棋聖戦で羽生善治棋聖から豊島将之八段が棋聖位を奪取したことで、八大タイトルを8人の棋士が分け合う戦国時代となりました。このときのタイトルホルダーは次の通り。将棋界戦国時代(2018年7月〜)のタイトルホルダー羽生善治竜王佐藤天彦名人高見泰地叡王菅井竜也王位中村太地王座渡辺明棋王久保利明王将豊島将之棋聖ちなみに、この年(2018年)の2月に行われた朝日杯将棋オープン戦では藤井聡太五段が初優勝しています(優勝により六段昇段)。この戦国時代からあっという間に藤井時代に。藤井聡太竜王・名人が初タイトルを獲得したのは、2020年7月の棋聖戦(対渡辺明棋聖)で、その後、王位→叡王→竜王→王将→棋王→名人と七冠を達成し、八冠達成まであとひとつとなっています。全八冠制覇まで残り1つ藤井竜王による全八冠制覇まで残りは1つ。王座(永瀬拓矢王座)です。王座戦では挑戦者決定戦のトーナメントを勝ち抜き挑戦権を獲得。現在、第2局まで終えて1勝1敗となっています(王座戦は五番勝負のため八冠まであと2勝)。歴史的瞬間が訪れるかもしれませんね。藤井七冠が最後に挑戦するタイトルは?ついに七冠制覇。藤井竜王が最後に挑戦するタイトルは王座です。棋聖戦と王位戦でタイトル防衛に成功していれば王座戦が八冠挑戦の舞台となります。
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  • 羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較
    羽生九段の「突き抜け感」がわかる羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。歴代のタイトル獲得数比較羽生九段の通算タイトル獲得数99期は断トツの歴代トップ。2位は故大山康晴十五世名人の80期となっています。(敬称略、2022年竜王戦終了時点。大山康晴、中原誠以外は現役棋士を集計)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)羽生九段の王座24期は同一タイトルの通算獲得数でも歴代トップ。2位はこちらも故大山康晴十五世名人の王将20期です。上記の歴代ベスト5のうち現役棋士は3名。羽生九段、渡辺名人、谷川九段です。現役棋士のうち1期でもタイトルを取った棋士は16.3%そもそもタイトルを1期でも取ることがどのぐらい大変なのかも現役棋士で調べてみました。2022年竜王戦終了時点で、現役棋士は171名。このうち1期でもタイトルを獲得したことがある棋士は28名。率にすると16.3%。6人に1人ぐらいです。想像していたより高い数字ですが、通算獲得期数でみると99期のスゴさがわかります。タイトル獲得経験がある現役棋士28名のうち通算3期以下が16名。若手も多いのでこれから獲得数を伸ばしていくのでしょうが、10期以上でも大変な記録なんですね。さらに、その10倍の100期となると、もう次元の違う強さなことがわかります。現役棋士のタイトル獲得数一覧(2022年竜王戦終了時点)(敬称略)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)グラフにするとこんなカンジ。より羽生九段の「突き抜け感」がわかりますね。藤井五冠も羽生九段と比べると、まだ10分の1に過ぎません。
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  • 藤井聡太棋聖・王位に挑む佐々木大地七段ってどんな棋士?
    十二番勝負決定!藤井聡太棋聖・王位 vs 佐々木大地七段藤井聡太 vs 佐々木大地のタイトル戦十二番勝負は、棋聖戦第2局まで終えて、1勝1敗。戦型は第1局が角換わり、第2局が相掛かりでともに先手番(第1局は藤井棋聖、第2局は佐々木大七段)が勝っています。佐々木大地七段の師匠は地球代表の深浦康市九段佐々木大地七段の師匠は同じ長崎県出身の深浦康市九段。「地球代表」が師匠なんですね。弟子のタイトル挑戦が決まったときに深浦九段がメチャクチャうれしそうにしていたのが印象的です。挑戦者決定戦の対局日は、落ち着かなかったと言っていましたね。ABEMA師弟トーナメント2022にも、深浦九段と佐々木大七段のコンビで出場していて、決勝で惜しくもチーム木村(木村一基九段、高野智史六段)に敗れましたが、準優勝という成績を納めています。「藤井キラー」でもある深浦九段が師匠ということで、藤井vs佐々木大のタイトル戦が盛り上がりそうですね。棋士としては藤井聡太竜王名人の半年先輩藤井聡太竜王名人の棋士番号は307。佐々木大地七段は306です。棋士番号というのは、プロ棋士になった順番につけられるので、佐々木大地七段のほうが先にプロになってるんですね。佐々木大地七段のプロ入りは2016年4月1日。藤井聡太竜王名人は2016年10月1日。佐々木七段が半年だけ先輩となります。ちなみに、佐々木七段は三段リーグで次点を2回獲得したことにより、フリークラスへの編入資格を経てプロ入りしました(プロ入り後10か月ほどでC級2組への昇級決定)。三段リーグで上位2名に入るとプロとなり、順位戦C級2組に入りますが、三段リーグで次点を2回取ると、プロ入りする権利が与えられ、この権利を行使するとC級2組の下のフリークラスに入ることになります。プロデビュー後7年2か月で初のタイトル挑戦佐々木大地七段にとって2023年6月に始まる棋聖戦が初のタイトル挑戦となります。プロ入りが2016年4月1日なので、デビュー後7年2か月。着実に実力をつけて、いよいよタイトルへというわけです。主な棋士のタイトル挑戦、昇段までの年月棋士四段年齢タイトル挑戦五段まで六段まで七段まで八段まで九段まで藤井聡太14歳3年8か月1年4か月1年4か月1年7か月3年10か月4年9か月佐々木大地20歳7年2か月2年10か月5年10か月6年0か月深浦康市19歳4年9か月2年10か月5年9か月9年8か月12年6か月16年11か月羽生善治15歳3年10か月2年3か月3年9か月4年9か月7年3か月8年3か月渡辺明15歳3年5か月3年0か月4年6か月5年6か月5年7か月5年7か月豊島将之16歳3年9か月2年1か月3年7か月5年0か月9年11か月12年1か月永瀬拓矢17歳6年8か月2年6か月3年8か月8年1か月10年0か月11年0か月佐々木大地七段は、プロ入りから五段までと六段までの年月が師匠の深浦九段とほぼ同じペースなんですね。ただ、六段→七段昇段はわずか2か月。これは竜王戦でランキング戦連続昇級により昇段したものです。初タイトル挑戦は、師匠のほうが早く深浦九段はプロ入り後4年9か月で五段時代に、羽生王位に挑戦しています(結果は1勝4敗でタイトル獲得ならず)。藤井棋聖・王位とのダブルタイトルマッチの行方は?棋聖戦は6月5日に開幕。王位戦は7月7日に開幕です。棋聖戦は五番勝負で1日制。王位戦は七番勝負で2日制と異なるスタイルでのタイトルマッチ。日程は棋聖戦の第3局が終わった後に、王位戦の第1局が組まれています。藤井聡太 vs 佐々木大地 のダブルタイトル戦日程棋聖戦 第1局6月5日(月)ダナン三日月ベトナム○藤井(先手)●佐々木棋聖戦 第2局6月23日(金)ホテルニューアワジ兵庫県洲本市●藤井○佐々木(先手)棋聖戦 第3局7月3日(月)沼津御用邸東附属邸第1学問所静岡県沼津市王位戦 第1局7月7-8日(金土)豊田市能楽堂愛知県豊田市王位戦 第2局7月13-14日(木金)中の坊瑞苑兵庫県神戸市棋聖戦 第4局7月18日(火)高志の宿 高島屋新潟県新潟市王位戦 第3局7月25-26日(火水)料亭湯宿 銀鱗荘北海道小樽市棋聖戦 第5局8月1日(火)亀岳林 万松寺愛知県名古屋市王位戦 第4局8月15-16日(火水)和多屋別荘佐賀県嬉野市王位戦 第5局8月22-23日(火水)渭水苑徳島県徳島市王位戦 第6局9月5-6日(火水)平田寺静岡県牧之原市王位戦 第7局9月19-20日(火水)ホテル花月園神奈川県箱根町7月だけで5局も対局があります。中3日→中4日→中3日→中6日で対局。プロ野球の投手だったら確実に「壊れる」レベルの過密日程。真夏の大一番。両者に注目しましょう。
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  • 将棋のタイトル一覧とタイトル戦の仕組み
    将棋のタイトル一覧とタイトル戦の仕組み将棋界には全部で8つのタイトルがあり、タイトル戦により対局の持ち時間や挑戦者の決定方法などが異なっています。一覧で見るとこうなります。将棋のタイトル一覧タイトルタイトル戦持ち時間挑戦者決定最終ステージ現保持者(2023年9月時点)竜王戦七番勝負8時間(二日制)【11名】決勝トーナメント藤井聡太(2期)名人戦七番勝負9時間(二日制)【10名】A級順位戦藤井聡太(1期)王位戦七番勝負8時間(二日制)【12名】挑戦者決定リーグ(紅白)藤井聡太(4期)叡王戦五番勝負4時間(一日制)【16名】本戦トーナメント藤井聡太(3期)王座戦五番勝負5時間(一日制)【16名】挑戦者決定トーナメント永瀬拓矢(4期)棋王戦五番勝負4時間(一日制)【32名】挑戦者決定トーナメント藤井聡太(1期)王将戦七番勝負8時間(二日制)【7名】挑戦者決定リーグ戦藤井聡太(2期)棋聖戦五番勝負4時間(一日制)【16名】決勝トーナメント藤井聡太(4期)現在8つあるタイトルのうち7つを藤井聡太竜王・名人が保持していて、8つめのタイトル「王座」に挑戦中です。タイトルの永世(名誉)称号タイトルを一定期間保持すると永世(名誉)称号が与えられます。永世(名誉)称号条件保持者(2023年9月時点)永世竜王連続5期/通算7期渡辺明、羽生善治永世名人通算5期木村義雄、大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治永世王位連続5期/通算10期大山康晴、中原誠、羽生善治永世叡王通算5期名誉王座連続5期/通算10期中原誠、羽生善治永世棋王連続5期羽生善治、渡辺明永世王将通算10期大山康晴、羽生善治永世棋聖通算5期大山康晴、中原誠、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光条件の「/」は「または」の意味。王座のみが永世ではなく名誉となる。藤井聡太七冠が最も早く手に入れる可能性のある永世称号は永世棋聖で来年(2024年)のタイトル戦で防衛すれば、通算5期の条件を満たし、「永世棋聖」となります。なお王位も来年の防衛に成功すれば連続5期の条件に達し、永世王位となります。持ち時間の微妙なちがいがドラマを生むタイトル戦が七番勝負となっているのが竜王戦、名人戦、王位戦、王将戦で、五番勝負なのが王座戦、棋王戦、叡王戦、棋聖戦です。同じ七番勝負、五番勝負の中でも持ち時間が微妙に異なります。名人戦は9時間(二日制のほかの棋戦は8時間)、王座戦は5時間(一日制のほかの棋戦は4時間)と長く、夕食休憩後にも熱戦が続く傾向にあります。一年では挑戦できない唯一のタイトルが名人戦棋戦ごとに大きく異なるのが挑戦者を決める方法です。一次予選、二次予選などがあり最終ステージでの決定戦となるのですが、この最終ステージがリーグ戦形式のものとトーナメント形式のものがあります。最終ステージに進める棋士が最も少ないのが王将戦で、7名による総当たりのリーグ戦が行われます。このリーグ戦は史上最強のリーグ戦とも呼ばれています。一方、名人戦の挑戦者決定は順位戦で行われます。この順位戦は上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組とクラスがわかれていて、一年間をかけて、クラスの中でリーグ戦を行います。名人位に挑戦できるのはA級での優勝者。このため、どれだけ勝ち続けてもB級1組以下にいる棋士は、その年に名人に挑戦することが出来ません。これが他の棋戦にはない名人戦ならではの特徴となっています。
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  • 将棋タイトル戦での先手番勝率と戦型(2021年以降)
    将棋タイトル戦での先手番勝率と戦型(2021年以降)将棋は先手が有利と言われますが、将棋界最高の舞台「タイトル戦」ではどうなのでしょうか?2021年度以降のタイトル戦で先手番勝率を調べてみました。タイトル戦での先手番勝率「.573」2021年名人戦から2022年竜王戦まででタイトル戦は全65局あり、先手の35勝26敗4千日手でした。勝率にすると.573。やはり、先手が有利なんですね。ただし、事前に先手か後手かがわかっている対局(振り駒のある第1局と最終局を除く)だけで集計しなおすと、全46局で、先手の24勝20敗2千日手(勝率.545)となります。事前に先手とわかっているほうが振り駒で先手と決まったときより勝率が悪いのです。「事前に作戦を決めることができるので先手が有利」というわけではないんですね。この期間の全対局結果は次の通りでした。2022年度のタイトル戦戦績タイトル戦先手棋士(先手)棋士(後手)戦型名人戦第1局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段矢倉急戦第2局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人角換わり第3局●渡辺明名人斎藤慎太郎八段角換わり第4局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人相掛かり第5局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段角換わり叡王戦第1局〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり第2局千出口若武六段藤井聡太叡王相掛かり第2局指直〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり第3局〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり棋聖戦第1局千藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座相掛かり第1局指直千永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖角換わり第1局指直●藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座角換わり第2局●永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖角換わり第3局〇藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座角換わり第4局●永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖相掛かり王位戦第1局〇豊島将之九段藤井聡太王位角換わり第2局〇藤井聡太王位豊島将之九段角換わり第3局●豊島将之九段藤井聡太王位角換わり第4局〇藤井聡太王位豊島将之九段角換わり第5局●豊島将之九段藤井聡太王位角換わり王座戦第1局●永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第2局千 豊島将之九段永瀬拓矢王座角換わり第2局指直〇 永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第3局〇 永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第4局● 豊島将之九段永瀬拓矢王座角換わり竜王戦第1局〇広瀬章人八段藤井聡太竜王角換わり第2局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり第3局● 広瀬章人八段藤井聡太竜王相掛かり第4局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり第5局〇 広瀬章人八段藤井聡太竜王相掛かり第6局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり名人戦は後手番が3連勝とめずらしい結果になっています。2021年度のタイトル戦戦績タイトル戦先手棋士(先手)棋士(後手)戦型名人戦第1局〇斎藤慎太郎八段渡辺明名人土居矢倉vs銀矢倉第2局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段相掛かり第3局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人矢倉系第4局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段矢倉系第5局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人右四間vs雁木棋聖戦第1局●渡辺明名人藤井聡太棋聖相掛かり第2局〇藤井聡太棋聖渡辺明名人相掛かり第3局●渡辺明名人藤井聡太棋聖矢倉vs雁木王位戦第1局●藤井聡太王位豊島将之竜王相掛かり第2局●豊島将之竜王藤井聡太王位角換わり第3局〇藤井聡太王位豊島将之竜王角換わり第4局●豊島将之竜王藤井聡太王位相掛かり第5局〇藤井聡太王位豊島将之竜王相掛かり叡王戦第1局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王角換わり第2局〇豊島将之叡王藤井聡太二冠角換わり第3局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王角換わり第4局〇豊島将之叡王藤井聡太二冠相掛かり第5局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王相掛かり王座戦第1局●永瀬拓矢王座木村一基九段角換わり第2局●木村一基九段永瀬拓矢王座相掛かり第3局〇永瀬拓矢王座木村一基九段相掛かり第4局●木村一基九段永瀬拓矢王座相掛かり竜王戦第1局〇藤井聡太三冠豊島将之竜王相掛かり第2局●豊島将之竜王藤井聡太三冠相掛かり第3局〇藤井聡太三冠豊島将之竜王角換わり第4局●豊島将之竜王藤井聡太三冠角換わり王将戦第1局〇藤井聡太竜王渡辺明王将相掛かり第2局●渡辺明王将藤井聡太竜王角換わり第3局〇藤井聡太竜王渡辺明王将相掛かり第4局●渡辺明王将藤井聡太竜王矢倉vs雁木棋王戦第1局●永瀬拓矢王座渡辺明棋王矢倉vs雁木第2局〇渡辺明棋王永瀬拓矢王座相掛かり第3局〇永瀬拓矢王座渡辺明棋王角換わり第4局〇渡辺明棋王永瀬拓矢王座居飛車力戦2021年度のタイトル戦の戦型はすべて相居飛車でした。振り飛車党には冬の時代ですね。
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  • 藤井聡太「八冠」誕生なるか?タイトル戦の進行状況
    藤井聡太「八冠」まであと2勝藤井聡太七冠が八冠に挑む王座戦(五番勝負)がは8月31日に開幕しました。第2局まで終えて1勝1敗。3勝でタイトル獲得なので、藤井聡太「八冠」誕生まであと2勝となっています。次局(第3局)は9月27日(水)で対局場は藤井竜王・名人の地元の名古屋です。八冠挑戦となる王座戦の日程王座戦(永瀬拓矢王座 vs 藤井聡太竜王・名人)日程対局場場所藤井竜王・名人の結果第1局8月31日(木)元湯・陣屋神奈川県秦野市●(先手番で負け)第2局9月12日(火)ホテルオークラ神戸兵庫県神戸市〇(後手番で勝ち)第3局9月27日(水)名古屋マリオットアソシアホテル愛知県名古屋市第4局10月11日(水)ウェスティン都ホテル京都京都府京都市第5局10月30日(月)常磐ホテル山梨県甲府市八冠は前人未到これまでタイトル八冠を達成した棋士はいません。タイトルが7つだった時代には、羽生善治九段が七冠(独占)を達成したことがあります。永瀬王座にとっては「名誉王座」がかかるタイトル戦永瀬王座は現在、連続4期王座を獲得していて、今期のタイトル戦で防衛に成功すれば「連続5期」となり、「名誉王座」の称号を得られます。王座の永世称号は名誉王座で条件は「連続5期」もしくは「通算10期以上」のタイトル保持です。これまで名誉王座の称号を得ているのは、永世七冠の羽生九段と引退している中原誠十六世名人の二人だけです。八冠への挑戦権を獲得藤井聡太竜王・名人が8月4日(金)に行われた豊島将之九段との王座戦挑戦者決定戦に勝ち、八冠目となる王座(永瀬拓矢)への挑戦権を獲得しました。王座戦の決勝トーナメントでは、2回戦で村田顕弘六段の村田システムに苦戦したものの最後に大逆転。豊島九段との挑戦者決定戦でも終盤に形勢が二転三転しましたが、勝ち切って挑戦権を獲得しました。藤井聡太竜王・名人の王座戦成績(2023年)1回戦中川大輔八段に勝利2回戦村田顕弘六段に勝利準決勝羽生善治九段に勝利決勝豊島将之九段に勝利藤井聡太竜王・名人 八冠独占への道タイトルタイトル保持者日程備考王位藤井聡太6/28〜(七番勝負)挑戦者 佐々木大七段。4勝1敗で藤井王位の防衛王座永瀬拓矢 9月〜(五番勝負)挑戦権獲得竜王藤井聡太10月〜(七番勝負)永瀬王座vs伊藤匠六段で挑戦者決定戦王将藤井聡太 1月〜(七番勝負)棋王藤井聡太 2月〜(五番勝負)叡王藤井聡太3勝1敗でタイトル防衛(挑戦者 菅井竜也八段)名人藤井聡太4勝1敗でタイトル獲得(七冠達成)棋聖藤井聡太3勝1敗でタイトル防衛(挑戦者 佐々木大地七段)八冠となれば史上初です。(羽生九段の七冠達成時にはタイトルが7つのみ)王位戦は防衛成功王位戦七番勝負(対佐々木大地七段)は4勝1敗でタイトル防衛に成功しました。棋聖戦は防衛成功叡王戦5番勝負(対佐々木大地七段)は、3勝1敗でタイトル防衛に成功しました。叡王戦は防衛成功叡王戦5番勝負(対菅井竜也八段)は、3勝1敗でタイトル防衛に成功しました。最後の一冠「王座戦」は9月開幕王位戦を防衛していれば9月に始まる王座戦が八冠挑戦となります。ただし、王座戦は藤井竜王も挑戦者決定戦を勝ち抜いて、挑戦権を獲得しなければなりません。挑戦者決定戦はトーナメントなので、負けたら終わり(棋王戦のような敗者復活システムはありません)。ここは負けられない戦いとなります。八冠達成への軌跡名人位獲得で七冠達成5月31日-6月1日に行われた名人戦第5局で勝利し、4勝1敗で名人位を獲得。これで史上最年少七冠となりました。史上最年少での七冠達成ですが、そもそも七冠を達成したのは羽生善治九段しかいません。そして八冠となると前人未到の領域になります。ついに、「森林限界超え」ですかね。棋王位獲得で六冠達成3月19日に行われた棋王戦第4局で藤井聡太竜王が渡辺明棋王に勝ち、3勝1敗で期王位を獲得しました。これで六冠達成です。【参考】2022年度五冠の防衛戦叡王戦は2022年5月24日にタイトル防衛に成功(対出口六段)しました。棋聖戦は2022年7月17日にタイトル防衛に成功(対永瀬王座)しました。王位戦は2022年9月6日にタイトル防衛に成功(対豊島九段)しました。竜王戦は2022年12月3日にタイトル防衛に成功(対広瀬八段)しました。王将戦は2023年3月12日にタイトル防衛に成功(対羽生九段)しました。藤井聡太竜王・名人のタイトル戦史七冠もスゴイですが、すでにタイトル通算17期というのもスゴイ記録です。年月タイトル相手結果タイトル通算2020/07棋聖渡辺明棋聖〇3-1獲得(初)1期2020/08王位木村一基王位〇4-1獲得(二冠)2期2021/07棋聖渡辺明名人〇3-0防衛3期2021/08王位豊島将之竜王〇4-1防衛4期2021/09叡王豊島将之叡王〇3-2獲得(三冠)5期2021/11竜王豊島将之竜王〇4-0獲得(四冠)6期2022/02王将渡辺明王将〇4-0獲得(五冠)7期2022/05叡王出口若武六段〇3-0(1千)防衛8期2022/07棋聖永瀬拓矢王座〇3-1(2千)防衛9期2022/09王位豊島将之九段〇4-1防衛10期2022/12竜王広瀬章人八段〇4-2防衛11期2023/03王将羽生善治九段〇4-2防衛12期2023/03棋王渡辺明棋王〇3-1獲得(六冠)13期2023/05叡王菅井竜也八段〇3-1(2千)防衛14期2023/06名人渡辺明名人〇4-1獲得(七冠)15期2023/07棋聖佐々木大地七段〇3-1防衛16期2023/08王位佐々木大地七段〇4-1防衛17期年月は決着局の年月関連記事全冠制覇は過去3人!藤井聡太4人目となるか?将棋のタイトルを独占(全冠制覇)した棋士は、これまでに3名のみ。達成した順に、升田幸三実力制第四代名人、大山康晴十五世名人、羽生善治九段(永世七冠)です。過去3名は何歳のときに達成したのかなど、まとめてみました。藤井聡太七冠のタイトル戦全成績は?藤井聡太七冠のこれまでのタイトル戦の全成績を戦型も含めてまとめています(随時更新)。角換わり、相掛かりいずれの戦型でも高い勝率を保持しています。
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