将棋散歩 〜遊び駒でもイイじゃない〜

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  • 藤井六冠が次に獲得するタイトルは?(タイトル戦進行状況をチェック)
    藤井聡太六冠のタイトル戦進行状況をチェック棋王位獲得で六冠達成3月19日に行われた棋王戦第4局で藤井聡太竜王が渡辺明棋王に勝ち、3勝1敗で期王位を獲得しました。これで六冠達成です。史上最年少での六冠達成ですが、そもそも六冠を達成したのは羽生善治九段しかおらず、七冠達成も羽生九段のみ。そして八冠となると前人未到の領域になります。ついに、「森林限界超え」ですかね。藤井竜王八冠独占への道名人戦(4月〜)で七冠に挑戦まずは4月から名人戦が始まります。七番勝負で相手は渡辺明名人。4勝すれば七冠となります。名人戦の仕組みと歴史(名人「400年」の歴史)藤井竜王がA級順位戦プレーオフで広瀬章人八段に勝利し、渡辺名人への挑戦権を獲得しました。7番勝負に勝利すれば、史上最年少での名人位獲得となります。これまでの史上最年少名人は谷川浩司九段による21歳2か月。現在20歳で7月19日に21歳になる藤井竜王にとっては今季の名人戦が史上最年少名人になれる最初で最後のチャンスです。防衛戦は叡王戦(4月〜)、棋聖戦(6月〜)、王位戦(7月〜)名人戦と並行して行われるのが叡王戦。こちらは防衛戦で挑戦者は菅井竜也八段に決まっています。つづいて、棋聖戦(6月〜)、王位戦(7月〜)の防衛戦があります。最後の一冠?王座戦は9月開幕名人位を獲得し、保持しているタイトルもすべて防衛していれば9月に始まる王座戦が八冠挑戦となります。ただし、王座戦は藤井竜王も挑戦者決定戦を勝ち抜いて、挑戦権を獲得しなければなりません。挑戦者決定戦はトーナメントなので、負けたら終わり(棋王戦のような敗者復活システムはありません)。ここは負けられない戦いとなります。【参考】2022年度五冠の防衛戦叡王戦は2022年5月24日にタイトル防衛に成功(対出口六段)しました。棋聖戦は2022年7月17日にタイトル防衛に成功(対永瀬王座)しました。王位戦は2022年9月6日にタイトル防衛に成功(対豊島九段)しました。竜王戦は2022年12月3日にタイトル防衛に成功(対広瀬八段)しました。王将戦は2023年3月12日にタイトル防衛に成功(対羽生九段)しました。関連記事藤井聡太五冠のタイトル戦全成績は?驚異の勝率8割超藤井聡太五冠のこれまでのタイトル戦の全成績を戦型も含めてまとめてみました(2022年竜王戦第6局まで)。戦型はすべて居飛車で、相掛かりが16勝3敗2千日手、角換わりが17勝5敗1千日手。ほかに矢倉系の将棋で6勝0敗となっています。
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  • タイトル戦での振り飛車成績を調べてみた
    タイトル戦での振り飛車成績は?(2017年〜2022年度)振り飛車党の菅井竜也八段が叡王戦の挑戦権を獲得しました。これは久々にタイトル戦で振り飛車が見られそうですね。最近は振り飛車党の棋士が減っていることもあって居飛車系の将棋が増えてます。タイトル戦でも角換わり、相掛かり、横歩取り、矢倉急戦系などが最近の主流。そもそも、タイトル戦で振り飛車が指されるのはどのぐらいなのか?さらに、振り飛車側の勝率は?2017年〜2022年度のタイトル戦で調べてみました。タイトル戦での振り飛車採用率は12.6%2017年〜2022年度のタイトル戦(棋王戦第4局まで)231局で少なくとも一方が振り飛車を採用したのが29局(うち3局は相振り飛車)。振り飛車採用率は12.6%でした。少ないですね。しかも、2021年度、2022年度ののタイトル戦では振り飛車は1局もありませんでした。タイトル戦で最後に振り飛車が指されたのは2020年王座戦タイトル戦で最後に振り飛車が指されたのは2020年の王座戦です。永瀬拓矢王座に久保利明九段が挑戦した五番勝負で、久保九段が全5局で飛車を振っています。(結果は3勝2敗で永瀬王座の防衛)振り飛車を採用したのは4名2017年〜2022年度のタイトル戦で振り飛車を採用したことがある棋士は4名。羽生善治九段、久保利明九段、豊島将之九段、菅井竜也八段です。振り飛車党の久保九段、菅井八段以外は羽生九段と豊島九段だけ。ちなみに、相振り飛車となったのは2018年王将戦(久保利明王将vs豊島将之八段)での第1局、第3局、第4局でした。相振り飛車となった対局は、第1局で豊島八段(当時)が勝利し、第3局、第4局では久保王将(当時)がリベンジしています。棋士別タイトル戦での振り飛車採用局数(2017年度以降)久保利明九段:15局(相振3)…6勝9敗菅井竜也八段:12局(相振1)…7勝5敗羽生善治九段:3局(相振1)…0勝3敗豊島将之九段:3局(相振3)…1勝2敗タイトル戦での振り飛車勝率は38.5%居飛車vs振り飛車のいわゆる対抗形となったときの振り飛車側の成績は26戦10勝。勝率は38.5%です。苦戦しているように見えますが、先手後手別にみるとそうでもありません。先手振り飛車のタイトル戦成績(勝率)…6勝5敗(54.5%)後手振り飛車のタイトル戦成績(勝率)…4勝11敗(26.7%)先手番なら、わずか1勝ですが振り飛車が勝ち越し。苦戦してるのは後手番振り飛車です。最近のタイトル戦での振り飛車採用局詳細振り飛車で勝った棋士、振り飛車を採用した棋士タイトル戦先手後手戦型振り飛車勝敗2017年棋聖戦第3局斎藤慎太郎七段羽生善治棋聖後手四間飛車(先手居飛穴)●2017年王位戦第1局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)〇2017年王位戦第2局菅井竜也七段羽生善治王位先手三間飛車(角交換)〇2017年王位戦第3局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)●2017年王位戦第4局菅井竜也七段羽生善治王位後手向かい飛車●2017年王位戦第5局羽生善治王位菅井竜也七段後手三間飛車(角交換)〇2017年竜王戦第3局羽生善治棋聖渡辺明竜王先手中飛車●2018年王将戦第1局久保利明王将豊島将之八段相振飛車2018年王将戦第2局豊島将之八段久保利明王将後手四間飛車(先手居飛穴)〇2018年王将戦第3局久保利明王将豊島将之八段相振飛車2018年王将戦第4局豊島将之八段久保利明王将相振飛車2018年王将戦第5局久保利明王将豊島将之八段先手四間飛車(角交換)●2018年王将戦第6局豊島将之八段久保利明王将後手中飛車〇2018年王位戦第1局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手中飛車〇2018年王位戦第2局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手向かい飛車●2018年王位戦第3局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手中飛車〇2018年王位戦第4局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車●2018年王位戦第5局菅井竜也王位豊島将之棋聖先手向かい飛車〇2018年王位戦第6局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車(相穴熊)●2018年王位戦第7局豊島将之棋聖菅井竜也王位後手四間飛車(相穴熊)●2019年王将戦第1局渡辺 明棋王久保利明王将後手中飛車●2019年王将戦第2局久保利明王将渡辺 明棋王先手中飛車●2019年王将戦第3局渡辺 明棋王久保利明王将後手中飛車●2019年王将戦第4局久保利明王将渡辺 明棋王先手三間飛車●2020年王座戦第1局永瀬拓矢王座久保利明九段後手四間飛車(先手居飛穴)●2020年王座戦第2局久保利明九段永瀬拓矢王座先手中飛車〇2020年王座戦第3局永瀬拓矢王座久保利明九段後手三間飛車(先手居飛穴)●2020年王座戦第4局久保利明九段永瀬拓矢王座先手四間飛車〇2020年王座戦第5局久保利明九段永瀬拓矢王座先手中飛車●肩書は当時。勝敗は振り飛車側の結果(〇勝ち、●負け)
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  • 将棋のタイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してわかること
    タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してわかること将棋8大タイトル戦と一般棋戦の持ち時間を比較してみました。棋士とタイトルの相性は持ち時間の違いによる影響があるのかもしれません。将棋8大タイトル戦の持ち時間一覧タイトル日数持ち時間番勝負竜王戦二日制各8時間七番勝負名人戦二日制各9時間七番勝負王位戦二日制各8時間七番勝負王座戦一日制各5時間五番勝負棋王戦一日制各4時間五番勝負叡王戦一日制各4時間(※1)五番勝負王将戦二日制各8時間七番勝負棋聖戦一日制各4時間五番勝負タイトル戦の持ち時間は、一日制なら各4時間か各5時間、二日制なら各8時間か各9時間となっています。持ち時間が一番長いタイトル戦は名人戦で各9時間ですが、名人戦は二日制です。一日あたりということで言えば王座戦の各5時間はかなりの長丁場。同じ一日制の棋王戦や棋聖戦と1時間しか違わないように思われますが、各5時間なので、対局者2人では計2時間の違いが生まれます。王座戦の終局が深夜になることがあるのはこの影響のようです。この王座戦で圧倒的な強さを誇っていたのが羽生九段。2017年度に中村太地現王座にタイトルを奪われてしまいましたが、それまで連続5期(2012年度〜2016年度)+連続19期(1992年度〜2010年度)もタイトルを保持していました。叡王戦のみチェスクロック方式(※1)持ち時間の計り方にはストップウォッチ方式とチェスクロック方式があります。1分未満は切り捨てとなるのがストップウォッチ方式で、秒単位で持ち時間を計るのがチェスクロック方式です。残りの持ち時間が1時間のときに、10分50秒考えて指すと、ストップウォッチ方式では残り50分ですが、チェスクロック方式だと49分10秒となります。わずかの差のように思えますが、何手も積み重なると大きな差になります。ちなみに、一般棋戦の持ち時間は次のようになっています。一般棋戦(本戦)の持ち時間一覧棋戦名持ち時間朝日杯将棋オープン戦各40分+切れたら一手1分銀河戦各15分+切れたら1手30秒未満、他に各10分の考慮時間ありNHK杯各10分+切れたら1手30秒未満、他に各10分の考慮時間あり将棋日本シリーズ JTプロ公式戦各10分+切れたら1手30秒未満、他に各5分の考慮時間あり新人王戦各3時間上州YAMADAチャレンジ杯各20分+切れたら一手30秒加古川青流戦各1時間+切れたら一手1分基本的には持ち時間は短いのですが、新人王戦は各3時間となっています。持ち時間30時間のタイトル戦かつては持ち時間が30時間!というタイトル戦もありました。下記の記事にまとめています。持ち時間30時間!南禅寺の決戦(その経緯と時代背景)
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  • タイトル戦で先手番になったら負け知らずの棋士は?
    タイトル戦で先手番になったら負け知らずの棋士は?2017年名人戦以降のタイトル戦での先手後手別成績を調べたところ先手番なら5勝負けなしの棋士がいました。先手が有利と言われますがトップ棋士同士の戦いで負けなしは凄いですね。タイトル戦の先手番で強い棋士2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計222局で集計した結果がこちら。タイトル戦での先手番成績棋士名勝ち負け千日手持将棋勝率菅井竜也八段50100%藤井聡太五冠203183%渡辺明名人251464%広瀬章人八段8562%永瀬拓矢王座1563160%豊島将之九段23181158%羽生善治九段111052%佐藤天彦九段4450%中村太地七段2250%高見泰地七段2250%本田奎五段1150%久保利明九段3538%斎藤慎太郎八段4736%木村一基九段2529%稲葉陽八段030%糸谷哲郎八段020%金井恒太六段020%出口若武六段0010%(2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計222局)対象222局の結果は先手番の125勝89敗6千日手2持将棋です。先手番勝率は56.3%。先手番勝率が100%なのは菅井竜也八段です。母数は5局と少ないですが、それでも負けなしです。この5局は2017年と2018年の王位戦でのもので、2017年は挑戦者として羽生王位に挑戦して、タイトルを獲得しました。防衛戦となった2018年の王位戦は豊島将之棋聖の挑戦を受け、第1局、第3局、第5局の先手番ではいずれも勝利。最終第7局は振り駒で後手番となり、敗れてしまいました。この年の王位戦は、7番勝負すべて先手番が勝利したものでした。タイトル戦で振り飛車をみることが少なくなった(というかここ数年はほとんど見ない)だけに、振り飛車党の菅井八段にタイトル戦に出てきてもらいたいですね。タイトル戦後手番に強い棋士は?同じ期間で後手番での成績を集計してみると強いのは「あの棋士」でした。タイトル戦での後手番成績棋士名勝ち負け千日手持将棋勝率藤井聡太五冠174274%稲葉陽八段2167%中村太地七段3260%渡辺明名人1916154%佐藤天彦九段4450%高見泰地七段2250%糸谷哲郎八段1150%久保利明九段3443%木村一基九段3538%永瀬拓矢王座10152136%豊島将之九段1325133%羽生善治九段61430%菅井竜也八段2529%斎藤慎太郎八段2918%広瀬章人八段21115%金井恒太六段020%本田奎五段020%出口若武六段030%(2017年名人戦から2022年竜王戦第3局までの計207局)藤井五冠の場合は後手番で強いというよりも後手番でも強いというのが正確な言い方ですね。
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  • 将棋8大タイトル戦の2023年スケジュール
    将棋8大タイトル戦のスケジュール一覧次のタイトル戦日程次のタイトル戦は2023年4月5日(水)6日(木)に行われる名人戦第1局渡辺明名人 vs 藤井聡太竜王です。日付は2022年度のものです。2023年度タイトル戦の日程一覧名人戦(渡辺明名人 vs 藤井聡太竜王)日程対局場場所結果第1局4月5-6日(水木)ホテル椿山荘東京都文京区第2局4月27-28日(木金)浮月楼静岡県静岡市第3局5月13-14日(土日)高槻城公園芸術文化劇場大阪府高槻市第4局5月21-22日(日月)麻生大浦荘福岡県飯塚市第5局5月31-6月1日(水木)緑霞山宿 藤井荘長野県高山村第6局6月13-14日(火水)常磐ホテル山梨県甲府市第7局6月27-28日(火水)天童ホテル山形県天童市叡王戦(藤井聡太叡王 vs 菅井竜也八段)日程対局場場所結果第1局4月11日(火)江戸総鎮守 神田明神東京都千代田区第2局4月23日(日)名古屋東急ホテル愛知県名古屋市第3局5月6日(土)か茂免愛知県名古屋市第4局5月28日(日)浄土ヶ浜パークホテル岩手県宮古市第5局6月17日(土)柏の葉カンファレンスセンター千葉県柏市2023年度タイトル戦挑戦権の進行状況タイトル保持者進行状況名人戦渡辺明藤井聡太竜王が挑戦権獲得叡王戦藤井聡太菅井竜也八段が挑戦権獲得棋聖戦藤井聡太決勝トーナメント中。ベスト4進出(佐々木大七段)ベスト8進出(渡辺明名人、羽生九段、、佐々木勇七段、松尾八段、広瀬八段、永瀬王座)ベスト8敗退(糸谷八段)王位戦藤井聡太挑戦者決定リーグ(紅組…豊島九段、羽生九段、永瀬王座、石井六段、服部五段、徳田四段。白組…池永五段、佐々木七段、渡辺名人、増田六段、冨田四段、岡部四段)王座戦永瀬拓矢二次予選進行中竜王戦藤井聡太各組ランキング戦進行中王将戦藤井聡太一次予選進行中棋王戦藤井聡太予選進行中2022年度タイトル戦の日程一覧(終了分)棋王戦(渡辺明棋王 vs 藤井聡太竜王)3勝1敗で藤井竜王がタイトル獲得。日程対局場場所結果第1局2月5日(日)長野ホテル犀北館長野県長野市〇藤井竜王(先手)第2局2月18日(土)北國新聞会館石川県金沢市〇藤井竜王(後手)第3局3月5日(日)新潟グランドホテル新潟県新潟市〇渡辺棋王(後手)第4局3月19日(日)日光きぬ川スパホテル三日月栃木県日光市〇藤井竜王(後手)王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)4勝2敗で藤井王将がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市〇藤井王将(先手)第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市〇羽生九段(先手)第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市〇藤井王将(先手)第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市〇羽生九段(先手)第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市〇藤井王将(先手)第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡〇藤井王将(後手)竜王戦(藤井聡太竜王 vs 広瀬章人八段)4勝2敗で藤井竜王がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局10月7-8日(金土)セルリアンタワー能楽堂東京都渋谷区〇広瀬八段(先手)第2局10月21-22日(金土)総本山仁和寺京都府京都市〇藤井竜王(先手)第3局10月28-29日(金土)割烹旅館 たちばな静岡県富士宮市〇藤井竜王(後手)第4局11月8-9日(火水)福知山城天守閣京都府福知山市〇藤井竜王(先手)第5局11月25-26日(金土)宮地嶽神社貴賓室福岡県福津市〇広瀬八段(先手)第6局12月2-3日(金土)指宿白水館鹿児島県指宿市〇藤井竜王(先手)王座戦(永瀬拓矢王座 vs 豊島将之九段)3勝1敗で永瀬王座がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局8月31日(水)グランドプリンスホテル新高輪東京都港区〇豊島九段(後手)第2局9月13日(火)名古屋マリオットアソシアホテル愛知県名古屋市千日手→〇永瀬王座(先手)第3局9月27日(火)ウェスティン都ホテル京都京都府京都市〇永瀬王座(先手)第4局10月4日(火)元湯陣屋神奈川県秦野市〇永瀬王座(後手)王位戦(藤井聡太王位 vs 豊島将之九段)4勝1敗で藤井王位がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局6月28-29日(火水)ホテルインディゴ犬山有楽苑愛知県犬山市〇豊島九段(先手)第2局7月13-14日(水木)ぬくもりの宿ふる川北海道札幌市〇藤井王位(先手)第3局7月20-21日(水木)中の坊瑞苑兵庫県神戸市〇藤井王位(後手)第4局8月15-16日(月火)和多屋別荘佐賀県嬉野市延期第4局8月24-25日(水木)渭水苑徳島県徳島市〇藤井王位(先手)第5局9月5-6日(月火)平田寺静岡県牧之原市〇藤井王位(後手)棋聖戦(藤井聡太棋聖 vs 永瀬拓矢王座)3勝1敗で藤井棋聖がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局6月3日(金)ホテルニューアワジ兵庫県洲本市千日手2局後、〇永瀬王座(後手)第2局6月15日(水)高志の宿 高島屋新潟県新潟市〇藤井棋聖(後手)第3局7月4日(月)龍宮城スパホテル三日月千葉県木更津市〇藤井棋聖(先手)第4局7月17日(日)亀岳林 万松寺 愛知県名古屋市〇藤井棋聖(後手)名人戦(渡辺明名人 vs 斎藤慎太郎八段)4勝1敗で渡辺名人がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局4月6-7日(水木)「ホテル椿山荘東京」東京都文京区〇渡辺名人(先手)第2局4月19-20日(火水)「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」石川県金沢市〇渡辺名人(後手)第3局5月7-8日(土日)「アゴ−ラ福岡山の上ホテル&スパ」福岡県福岡市〇斎藤八段(後手)第4局5月19-20日(木金)「名勝 山水園」山口県山口市〇渡辺名人(後手)第5局5月28-29日(土日)「倉敷市芸文館」岡山県倉敷市〇渡辺名人(先手)叡王戦(藤井聡太叡王 vs 出口若武六段)3勝0敗で藤井叡王がタイトル防衛。日程対局場場所結果第1局4月28日(木)江戸総鎮守 神田明神東京都千代田区〇藤井叡王(先手)第2局5月15日(日)名古屋東急ホテル愛知県名古屋市千日手→〇藤井叡王(先手)第3局5月24日(火)三井ガーデンホテル柏の葉 柏の葉カンファレンスセンター千葉県柏市〇藤井叡王(先
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  • 羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況
    羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況羽生九段のタイトル獲得通算100期がいつになるかの最新状況です(2023年3月21日更新)。王将戦は2勝4敗で獲得ならず藤井王将とのドリームマッチとなった王将戦7番勝負は2勝4敗でタイトル獲得とはなりませんでした。王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)の結果日程対局場場所羽生九段の結果第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市●(後手)第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市〇(先手)第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市●(後手)第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市〇(先手)第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市●(後手)第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡●(先手)関連記事羽生vs藤井のタイトル戦が実現!32歳差対決をプロ野球選手で例えると1970年生まれの羽生善治九段と2002年生まれの藤井聡太五冠との年齢差は32歳。プロ野球選手で32歳差というと史上最年少で三冠王になったヤクルト村上宗隆選手とあの伝説の投手に相当します。これはドリーム中のドリームマッチ。羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。グラフにしてみると羽生九段の「突き抜け感」がわかります。そもそもタイトルを1期でも取るのは大変。現役棋士でタイトルを獲ったことのある棋士の割合は…。2023年度タイトルへ戦の羽生九段挑戦状況棋聖戦は16人による決勝トーナメント1回戦で勝利し、ベスト8。次局は渡辺明名人との対局です。タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月B級1組のため挑戦なし叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月決勝トーナメント中(現在ベスト8)王位戦藤井聡太7-9月挑戦者決定リーグ戦中(現在1勝0敗)王座戦永瀬拓矢9-10月二次予選中(次局は佐藤康九段)竜王戦藤井聡太10-12月1組ランキング戦中(次局は永瀬王座)最短でのドリームマッチ再戦は棋聖戦王将戦では藤井王将に敗れた羽生九段ですが、最短では6月からの棋聖戦でドリームマッチ再戦の可能性があります。棋聖戦(2023年)挑戦者決定トーナメント棋聖戦は二次予選を勝ち抜いて決勝トーナメント(16名)への進出が決定。組み合わせが発表になっていて、1回戦は斎藤明日斗五段、2回戦は渡辺明名人と藤井猛九段の勝者となります。王位戦(2023年)挑戦者決定リーグ羽生九段は王位戦挑戦者決定リーグの紅組に参戦中。ここまで1勝0敗です(徳田四段に勝利)。紅組の参加棋士は、羽生九段のほかに豊島将之九段、永瀬拓矢王座、石井健太郎六段、服部慎一郎五段、徳田拳士四段です。2022年度タイトルへ戦の羽生九段挑戦状況タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月敗退叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月敗退(二次予選)王位戦藤井聡太7-9月敗退(挑戦者決定リーグ)王座戦永瀬拓矢9-10月敗退(二次予選)竜王戦藤井聡太10-12月敗退(出場者決定戦)王将戦藤井聡太1-3月挑戦権獲得!棋王戦渡辺明2-3月敗退(ベスト4)棋王戦(2022年度)は藤井竜王に敗れ、挑戦権獲得ならず棋王戦挑戦者決定トーナメントはベスト4まで進出したものの、本戦で佐藤天彦九段に敗れ、敗者復活でも藤井聡太竜王に敗れたため、今季の挑戦はなくなりました。王将戦の挑戦権を獲得王将戦挑戦者決定リーグ戦(7名による総当たり)を全勝し、藤井王将への挑戦権を獲得しました。リーグ戦では服部慎一郎四段、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段、渡辺明名人、永瀬拓矢王座、豊島将之九段に対局順)に勝利。タイトル100期をかけたドリームマッチが実現しました。2022年度中にタイトル挑戦の可能性があるのは王将戦2022年度(2022/4〜2023/3)中に羽生九段がタイトルに挑戦する可能性が残っているのは2023年になってから行われる王将戦のみとなっています。関連記事:羽生善治の実績年表西暦年年齢実績1970年誕生埼玉県所沢市で生まれる(9月27日)1977年小学1年生将棋を覚える1978年小学2年生八王子将棋クラブに通うようになる1982年小学6年生小学生将棋名人戦で優勝1985年12月15歳史上3人目の中学生棋士:::羽生善治九段の実績を年表で振り返る羽生善治九段のタイトル獲得履歴などを年表形式にしてみました。あらためて、そのスゴさ、スーパースターっぷりが伝わってきますね。タイトル獲得数を年度別にグラフにするとこんな感じになります。羽生九段に関する問題もあります【Q42】羽生善治のタイトル獲得99期の中で最も獲得期数が多いタイトルは?【Q43】羽生善治が七冠独占を達成したときに小学生だった棋士は?【Q44】羽生善治がNHK杯で指した伝説の指し手は?クイズで紹介 将棋の魅力(Kindle版)次にタイトル戦に登場するのがいつになりそうかに注目。羽生九段のタイトル戦の進行状況を随時、アップしていきます。羽生九段、タイトル100期への進行状況(4月29日UP)タイトルタイトル保持者時期2018年度2019年度名人佐藤天彦4月〜×○叡王高見泰地4月〜×○棋聖豊島将之6月〜×○王位豊島将之7月〜挑決L○王座斎藤慎太郎9月〜決勝T○竜王広瀬章人10月〜○○王将渡辺明1月〜○○棋王渡辺明2月〜○○挑決L…挑戦者決定リーグ戦中決勝T…決勝トーナメント進出○…タイトル挑戦の可能性あり、×…予選などですでに敗退王位戦(2019年7月〜)王位戦は挑戦者決定リーグ戦中です。紅組、白組に分かれてリーグ戦を行い、各組1位による挑戦者決定戦が行われるのが王位戦の仕組みです。現在、羽生九段は白組で1勝1敗の成績。自力優勝の目はなくなっているのですが、まだ可能性は残っています。最終戦での谷川九段との対局は挑戦者の可能性ありなりに関わらず、注目したい対局ですね。王座戦(2019年9月〜)王座戦の決勝トーナメントも組み合わせが決まっています。こちらは2回戦で藤井聡太七段との対局が実現するかもしれません。これも楽しみですね。竜王戦(2019年10月〜)竜王戦は1組ランキング戦で永瀬七段に敗退してしまいました。ただし、まだタイトル挑戦の可能性は残されています。1組3位をかけての対局で勝利すれば、本戦トーナメント進出です。王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)は2020年以降竜王戦後は2020年以降となり、王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)が続きます。最近の羽生九段のタイトル戦での成績最後に直近での羽生九段のタイトル戦での成績をまとめてみました。2018年竜王戦の結果(羽生竜王 vs 広瀬八段)日程羽生善治竜王広瀬章人八段戦型手数第1局10/11-12先○●角換わり141手第2局10/23-24○先●角換わり150手第3局11/1-2先●○角換わり130手第4局11/24-25●先○角換わり133手第5局12/4-5先○●先手矢倉139手第6局12/12-13●先○相横歩取り81手第7局12/20-21●先○角換わり167手2018年棋聖戦の結果(羽生棋聖 vs 豊島八段)日程羽生善治棋聖豊島将之八段戦型手数第1局6/6●先○角換わり99手第2局6/16先○●後手雁木81手第3局6/6●先○力戦形145手第4局7/10先○●角換わり133手第5局7/17先●○角換わり108手2018年名人戦の結果(佐藤名人 vs 羽生竜王)日程佐藤天彦名人羽生善治竜王戦型手数第1局4/11-12●先○横歩取り97手第2局4/19-20先○●角換わり103手第3局5/ 8- 9●先○角換わり111手第4局5/19-20先○●横歩取り79手第5局5/29-30○先●横歩取り84手第6局6/19-20先○●2手目△6二銀145手-->
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  • 将棋のタイトル一覧とタイトル戦の仕組み
    将棋のタイトル一覧とタイトル戦の仕組み将棋界には全部で8つのタイトルがあり、タイトルにより対局の持ち時間や挑戦者の決定方法などが異なっています。一覧で見るとこうなります。将棋のタイトル一覧タイトルタイトル戦持ち時間挑戦者決定最終ステージ竜王戦七番勝負8時間(二日制)【11名】決勝トーナメント名人戦七番勝負9時間(二日制)【10名】A級順位戦王位戦七番勝負8時間(二日制)【12名】挑戦者決定リーグ(紅白)王座戦五番勝負5時間(一日制)【16名】挑戦者決定トーナメント棋王戦五番勝負4時間(一日制)【32名】挑戦者決定トーナメント叡王戦五番勝負4時間(一日制)【16名】本戦トーナメント王将戦七番勝負8時間(二日制)【7名】挑戦者決定リーグ戦棋聖戦五番勝負4時間(一日制)【16名】決勝トーナメント持ち時間の微妙な違いがドラマを生むタイトル戦が七番勝負となっているのが竜王戦、名人戦、王位戦、王将戦で、五番勝負なのが王座戦、棋王戦、叡王戦、棋聖戦です。同じ七番勝負、五番勝負の中でも持ち時間が微妙に異なります。名人戦は9時間(二日制のほかの棋戦は8時間)、王座戦は5時間(一日制のほかの棋戦は4時間)と長く、夕食休憩後にも熱戦が続く傾向にあります。一年では挑戦できない唯一のタイトルが名人戦棋戦ごとに大きく異なるのが挑戦者を決める方法です。一次予選、二次予選などがあり最終ステージでの決定戦となるのですが、この最終ステージがリーグ戦形式のものとトーナメント形式のものがあります。最終ステージに進める棋士が最も少ないのが王将戦で、7名による総当たりのリーグ戦が行われます。このリーグ戦は史上最強のリーグ戦とも呼ばれています。一方、名人戦の挑戦者決定は順位戦で行われます。この順位戦は上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組とクラスがわかれていて、一年間をかけて、クラスの中でリーグ戦を行います。名人位に挑戦できるのはA級での優勝者。このため、どれだけ勝ち続けてもB級1組以下にいる棋士は、その年に名人に挑戦することが出来ません。これが他の棋戦にはない名人戦ならではの特徴となっています。
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  • 将棋タイトル戦での先手番勝率と戦型(2021年以降)
    将棋タイトル戦での先手番勝率と戦型(2021年以降)将棋は先手が有利と言われますが、将棋界最高の舞台「タイトル戦」ではどうなのでしょうか?2021年度以降のタイトル戦で先手番勝率を調べてみました。タイトル戦での先手番勝率「.573」2021年名人戦から2022年竜王戦まででタイトル戦は全65局あり、先手の35勝26敗4千日手でした。勝率にすると.573。やはり、先手が有利なんですね。ただし、事前に先手か後手かがわかっている対局(振り駒のある第1局と最終局を除く)だけで集計しなおすと、全46局で、先手の24勝20敗2千日手(勝率.545)となります。事前に先手とわかっているほうが振り駒で先手と決まったときより勝率が悪いのです。「事前に作戦を決めることができるので先手が有利」というわけではないんですね。この期間の全対局結果は次の通りでした。2022年度のタイトル戦戦績タイトル戦先手棋士(先手)棋士(後手)戦型名人戦第1局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段矢倉急戦第2局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人角換わり第3局●渡辺明名人斎藤慎太郎八段角換わり第4局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人相掛かり第5局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段角換わり叡王戦第1局〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり第2局千出口若武六段藤井聡太叡王相掛かり第2局指直〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり第3局〇藤井聡太叡王出口若武六段相掛かり棋聖戦第1局千藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座相掛かり第1局指直千永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖角換わり第1局指直●藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座角換わり第2局●永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖角換わり第3局〇藤井聡太棋聖永瀬拓矢王座角換わり第4局●永瀬拓矢王座藤井聡太棋聖相掛かり王位戦第1局〇豊島将之九段藤井聡太王位角換わり第2局〇藤井聡太王位豊島将之九段角換わり第3局●豊島将之九段藤井聡太王位角換わり第4局〇藤井聡太王位豊島将之九段角換わり第5局●豊島将之九段藤井聡太王位角換わり王座戦第1局●永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第2局千 豊島将之九段永瀬拓矢王座角換わり第2局指直〇 永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第3局〇 永瀬拓矢王座豊島将之九段角換わり第4局● 豊島将之九段永瀬拓矢王座角換わり竜王戦第1局〇広瀬章人八段藤井聡太竜王角換わり第2局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり第3局● 広瀬章人八段藤井聡太竜王相掛かり第4局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり第5局〇 広瀬章人八段藤井聡太竜王相掛かり第6局〇 藤井聡太竜王広瀬章人八段角換わり名人戦は後手番が3連勝とめずらしい結果になっています。2021年度のタイトル戦戦績タイトル戦先手棋士(先手)棋士(後手)戦型名人戦第1局〇斎藤慎太郎八段渡辺明名人土居矢倉vs銀矢倉第2局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段相掛かり第3局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人矢倉系第4局〇渡辺明名人斎藤慎太郎八段矢倉系第5局●斎藤慎太郎八段渡辺明名人右四間vs雁木棋聖戦第1局●渡辺明名人藤井聡太棋聖相掛かり第2局〇藤井聡太棋聖渡辺明名人相掛かり第3局●渡辺明名人藤井聡太棋聖矢倉vs雁木王位戦第1局●藤井聡太王位豊島将之竜王相掛かり第2局●豊島将之竜王藤井聡太王位角換わり第3局〇藤井聡太王位豊島将之竜王角換わり第4局●豊島将之竜王藤井聡太王位相掛かり第5局〇藤井聡太王位豊島将之竜王相掛かり叡王戦第1局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王角換わり第2局〇豊島将之叡王藤井聡太二冠角換わり第3局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王角換わり第4局〇豊島将之叡王藤井聡太二冠相掛かり第5局〇藤井聡太二冠豊島将之叡王相掛かり王座戦第1局●永瀬拓矢王座木村一基九段角換わり第2局●木村一基九段永瀬拓矢王座相掛かり第3局〇永瀬拓矢王座木村一基九段相掛かり第4局●木村一基九段永瀬拓矢王座相掛かり竜王戦第1局〇藤井聡太三冠豊島将之竜王相掛かり第2局●豊島将之竜王藤井聡太三冠相掛かり第3局〇藤井聡太三冠豊島将之竜王角換わり第4局●豊島将之竜王藤井聡太三冠角換わり王将戦第1局〇藤井聡太竜王渡辺明王将相掛かり第2局●渡辺明王将藤井聡太竜王角換わり第3局〇藤井聡太竜王渡辺明王将相掛かり第4局●渡辺明王将藤井聡太竜王矢倉vs雁木棋王戦第1局●永瀬拓矢王座渡辺明棋王矢倉vs雁木第2局〇渡辺明棋王永瀬拓矢王座相掛かり第3局〇永瀬拓矢王座渡辺明棋王角換わり第4局〇渡辺明棋王永瀬拓矢王座居飛車力戦2021年度のタイトル戦の戦型はすべて相居飛車でした。振り飛車党には冬の時代ですね。
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  • 羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較
    羽生九段の「突き抜け感」がわかる羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。歴代のタイトル獲得数比較羽生九段の通算タイトル獲得数99期は断トツの歴代トップ。2位は故大山康晴十五世名人の80期となっています。(敬称略、2022年竜王戦終了時点。大山康晴、中原誠以外は現役棋士を集計)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)羽生九段の王座24期は同一タイトルの通算獲得数でも歴代トップ。2位はこちらも故大山康晴十五世名人の王将20期です。上記の歴代ベスト5のうち現役棋士は3名。羽生九段、渡辺名人、谷川九段です。現役棋士のうち1期でもタイトルを取った棋士は16.3%そもそもタイトルを1期でも取ることがどのぐらい大変なのかも現役棋士で調べてみました。2022年竜王戦終了時点で、現役棋士は171名。このうち1期でもタイトルを獲得したことがある棋士は28名。率にすると16.3%。6人に1人ぐらいです。想像していたより高い数字ですが、通算獲得期数でみると99期のスゴさがわかります。タイトル獲得経験がある現役棋士28名のうち通算3期以下が16名。若手も多いのでこれから獲得数を伸ばしていくのでしょうが、10期以上でも大変な記録なんですね。さらに、その10倍の100期となると、もう次元の違う強さなことがわかります。現役棋士のタイトル獲得数一覧(2022年竜王戦終了時点)(敬称略)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)グラフにするとこんなカンジ。より羽生九段の「突き抜け感」がわかりますね。藤井五冠も羽生九段と比べると、まだ10分の1に過ぎません。
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  • 羽生七冠達成以降の歴代タイトルホルダーから将棋界の勢力図を探る
    羽生七冠達成以降の歴代タイトルホルダー羽生善治九段が七冠独占を達成したのが1995年度(1996年2月14日)でした。このとき以降の歴代タイトル保持者を一覧にしてみるとこうなります。八大タイトル8人の戦国時代から藤井時代へタイトル獲得通算99期の羽生九段が圧倒的に多いのですが、渡辺明名人は竜王、棋王で連覇が長いという特徴もあります。2018年の棋聖戦で羽生善治棋聖から豊島将之八段が棋聖位を奪取したことで、八大タイトルを8人の棋士が分け合う戦国時代となりました。このときのタイトルホルダーは次の通り。将棋界戦国時代(2018年7月〜)のタイトルホルダー羽生善治竜王佐藤天彦名人高見泰地叡王菅井竜也王位中村太地王座渡辺明棋王久保利明王将豊島将之棋聖ちなみに、この年(2018年)の2月に行われた朝日杯将棋オープン戦では藤井聡太五段が初優勝しています(優勝により六段昇段)。この戦国時代からあっという間に藤井時代に。藤井聡太竜王が初タイトルを獲得したのは、2020年7月の棋聖戦(対渡辺明棋聖)で、その後、王位→叡王→竜王→王将と五冠を達成し、現在に至っています。全八冠制覇まで残り3つ藤井竜王による全八冠制覇まで残りは3つ。名人、王座、棋王です。カウントダウンが始まっている感じがしますね。ただし、八冠達成には、保持しているタイトルの防衛戦にも勝たなければなりません。今後の戦いに注目です。藤井五冠が次に獲得するタイトルは?(タイトル戦進行状況をチェック)藤井五冠が次に新しく獲得する可能性があるタイトルは棋王位です。棋王戦挑戦者決定トーナメントは準々決勝で豊島将之九段に勝利しベスト4進出を決めています。次局の相手は佐藤天彦九段。ここからは2敗失格システムとなります。
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