将棋散歩 〜遊び駒でもイイじゃない〜

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  • 藤井聡太七冠誕生記念(羽生七冠達成年を振り返ってみた)
    藤井聡太竜王が史上最年少七冠にまたまた歴史的瞬間が訪れました。藤井聡太竜王が史上最年少で七冠達成。同時に史上最年少の竜王・名人にもなりました。残りは王座のみ。史上初の八冠制覇も迫ってきました。史上最年少七冠といっても、そもそも七冠を達成した棋士はこれまで一人(羽生善治九段)しかいません。羽生七冠誕生時のフィーバーぶりを覚えているのですが、どんな時代だったかふり返ってみました。羽生七冠は25歳4か月羽生九段の七冠達成は25歳4か月。前年の王将戦で七冠達成のチャンスがあったのですが、谷川王将に3勝4敗で敗れて史上初の七冠を逃していました。このとき谷川王将は阪神・淡路大震災(1995年)で被災した中での七番勝負でした。ただ、羽生六冠は七冠挑戦となった王将戦で敗れた後に、棋王戦→名人戦→棋聖戦→王位戦→王座戦→竜王戦と6つのタイトル防衛に成功。再び七冠のチャンスを得ました。そして、迎えた王将戦。4勝0敗で七冠達成。1996年2月14日の出来事でした。羽生七冠達成年の出来事羽生善治七冠が誕生した1996年の出来事をふり返ってみます。猿岩石(有吉弘行、森脇和成)のユーラシア大陸横断ヒッチハイクがスタート(1996年4月)PUFFYがアジアの純真でデビュー(5月13日)アトランタオリンピック開幕(7月20日)野茂英雄が大リーグでノーヒットノーランを達成(9月17日)たまごっち発売(11月23日)羽生七冠が誕生した2か月後に、猿岩石がヒッチハイクを始めてたんですね。アトランタオリンピックもあり、女子マラソンで銅メダルを獲得した有森裕子選手が「自分で自分をほめたい」と言ったあの年です。大リーグで活躍していたのが、大谷でも、ダルビッシュでも、イチローでもなく野茂英雄の時代です。野茂が大リーグに入団したのが1995年で、羽生七冠達成年は2年目のシーズンで1回目のノーヒットノーランを達成した年です。なつかしい〜。将棋界でも羽生七冠誕生の少し前に大きな出来事が!将棋界でも羽生善治七冠が誕生する少し前に、その後に大きな影響を与える出来事がありました。藤井システムの1号局(藤井猛六段vs井上慶太六段)が指されたのが1995年12月22日。羽生七冠誕生の3ヶ月前です。羽生七冠の前に藤井システムが登場してたんですね。(藤井システムは1996年度の升田幸三賞を受賞)「藤井ちがい」ですが不思議なつながりがありますね。
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  • 藤井聡太 vs 羽生善治の対戦成績をプレイバック
    藤井聡太 vs 羽生善治の記念対局決定(2024/12/8)日本将棋連盟と阪神甲子園球場が2024年にともに100周年を迎えることを記念して、甲子園球場で藤井聡太 vs 羽生善治の記念対局が行われることになりました。トークショーには谷川浩司十七世名人、久保利明九段と阪神ファンの棋士が登場!楽しみなイベントですね。阪神ファンの棋士を応援(谷川九段、井上九段だけじゃない!)私は阪神タイガースファンなので、阪神ファンを公言している棋士は他の棋士よりも応援したくなります。そこで、どんな棋士が阪神ファンなのか調べてみました。ます阪神ファンの棋士として思い出すのは谷川浩司九段と井上慶太九段。藤井聡太 vs 羽生善治の対戦成績これまで2人の対局(公式戦)は17局あり、藤井聡太竜王・名人の14勝3敗。直近では、2024年3月10日放送のNHK杯トーナメント準決勝で対局し、後手番の藤井聡太NHK杯が勝利しています。戦型は羽生九段の右四間飛車に藤井NHK杯が雁木で対抗しました。令和と平成の天才対決〜これまでの対戦成績〜藤井聡太vs羽生善治のタイトル戦が、2023年1月-3月にかけて行われた王将戦で実現しました。このときは4勝2敗で藤井王将がタイトルを防衛。羽生九段が第1局に「一手損角換わり」を採用するなど戦型も注目された番勝負でした。藤井聡太 vs 羽生善治「王将戦の結果」第5局までは先手番の勝利が続き、第6局で後手番ブレイクに成功した藤井王将が4勝2敗でタイトル防衛に成功しました。日程先手後手戦型第1局1月8-9日(日祝)○藤井聡太王将●羽生善治九段一手損角換わり第2局1月21-22日(土日)○羽生善治九段●藤井聡太王将相掛かり第3局1月28-29日(土日)○藤井聡太王将●羽生善治九段後手雁木第4局2月9-10日(木金)○羽生善治九段●藤井聡太王将角換わり(腰掛け銀)第5局2月25-26日(土日)○藤井聡太王将●羽生善治九段横歩取り第6局3月11-12日(土日)●羽生善治九段○藤井聡太王将角換わり(早繰り銀)王将戦前までの対局結果一覧王将戦前までは8局対戦があり、藤井聡太竜王・名人の7勝1敗と星の差がやや開いていました。藤井聡太vs羽生善治の対局内容一覧対局日棋戦持ち時間勝者戦型2018年 2月17日朝日杯 準決勝40分藤井聡太五段(先手)矢倉2019年10月21日王将戦 挑決L4時間藤井聡太七段(後手)相掛かり2020年 2月18日王位戦 挑決L4時間藤井聡太七段(先手)角換わり2020年 7月 4日銀河戦 本戦T15分藤井聡太七段(先手)三間飛車2020年 9月22日王将戦 挑決L4時間羽生善治九段(後手)横歩取り2021年11月 9日王将戦 挑決L4時間藤井聡太三冠(後手)矢倉2022年 9月23日JT日本シリーズ10分藤井聡太竜王(先手)横歩取り2022年12月 8日棋王戦 挑決T4時間藤井聡太竜王(後手)角換わり藤井聡太と羽生善治〜二人の天才のあゆみ〜年齢差32歳。令和と平成を代表する二人の天才棋士のあゆみもふり返ってみます。藤井聡太羽生善治誕生日2002年7月19日1970年9月27日出身愛知県瀬戸市埼玉県所沢市師匠杉本昌隆八段(故)二上達也九段奨励会入会10歳12歳四段昇段14歳15歳初タイトル獲得17歳11か月19歳3か月タイトル通算15期99期タイトル独占??歳(八冠)25歳(七冠)ともに中学生棋士としてデビューして、10代のうちにタイトルを獲得しています。くわしくはコチラ藤井聡太七冠のスゴさを年表で確認史上最年少での名人獲得&七冠達成を成し遂げた藤井聡太竜王のスゴさを年表形式でふり返ってみました。もはや偉人レベル。史上最年少記録は年表に記載したもの以外にもあるのですが、多すぎて省略しています。羽生善治九段の実績を年表で振り返る羽生善治九段のタイトル獲得履歴などを年表形式にしてみました。あらためて、そのスゴさ、スーパースターっぷりが伝わってきますね。タイトル獲得数を年度別にグラフにするとこんな感じになります。年齢差32歳をプロ野球選手で例えると…ついに実現!羽生vs藤井のタイトル戦2023年1月に開幕する王将戦で羽生vs藤井のタイトル戦が実現することになりました。タイトルホルダーが藤井王将で挑戦者が羽生九段という図式。こんなパターンがあるんですね。しかも、羽生九段はタイトル獲得通算100期がかかっています。最高の舞台が整いましたね。
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  • 竜王・名人獲得時の年齢ランキング(藤井竜王に史上最年少名人の可能性)
    最年少竜王、最年少名人は?獲得時の年齢ランキング八大タイトルの中でも別格となる竜王と名人の獲得時の年齢をランキング形式でまとめました。現時点で最年少竜王は羽生善治九段の19歳3ヵ月、最年少名人は谷川浩司九段の21歳2ヵ月です。竜王、名人の獲得年齢ランキング竜王名人1羽生善治19歳3ヵ月0日谷川浩司21歳2ヵ月2藤井聡太19歳3ヵ月25日羽生善治23歳8ヵ月3渡辺明20歳8ヵ月中原誠24歳9ヵ月4佐藤康光24歳2か月佐藤天彦28歳4ヶ月5島朗25歳8ヵ月佐藤康光28歳8ヵ月6糸谷哲郎26歳1ヵ月豊島将之29歳0ヵ月7藤井猛28歳1か月大山康晴29歳4ヵ月8谷川浩司28歳7ヵ月丸山忠久29歳9ヵ月9豊島将之29歳7ヵ月森内俊之31歳7ヵ月10広瀬章人31歳11ヵ月木村義雄32歳9ヵ月11森内俊之33歳1ヵ月渡辺明36歳3ヵ月12塚田正夫32歳10ヵ月13升田幸三39歳3ヵ月14加藤一二三42歳6ヵ月15米長邦雄49歳11ヵ月羽生竜王と藤井竜王はわずか25日の差でした。藤井聡太に最年少名人の可能性あり2023年名人戦で名人位を獲得すれば藤井聡太竜王が史上最年少名人となります。藤井竜王は2002年7月19日生まれの現在20歳。谷川浩司十七世名人の持つ史上最年少名人記録(21歳2ヵ月)を更新するには、今期が最初で最後のチャンスです。「竜王名人」の獲得時年齢竜王と名人を同時に獲得する「竜王名人」となった棋士はこれまで4名。これまでの最年少竜王名人は羽生善治九段の24歳2か月です。竜王名人達成時年齢達成年月棋戦(相手)1羽生善治24歳2ヵ月1994年12月9日竜王戦(佐藤康光竜王)2豊島将之29歳7ヵ月2019年12月7日竜王戦(広瀬章人竜王)3森内俊之33歳8ヵ月2004年6月11日名人戦(羽生善治名人)4谷川浩司35歳2ヵ月1997年6月11日名人戦(羽生善治名人)藤井聡太竜王には史上最年少竜王名人の可能性もあります。
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  • 三冠達成時の棋士の年齢を比較(藤井聡太の最年少なる)
    三冠達成時の年齢を比較藤井聡太二冠の新たな最年少記録が誕生しました。2021年9月13日の叡王戦第5局で豊島叡王に勝利し、3勝2敗でタイトルを獲得。これで藤井二冠は王位、棋聖とあわせて藤井三冠となりました。将棋で三冠を達成した棋士は過去に10名のみ。そこで、三冠達成時の年齢を一覧にしてみました。三冠達成時の棋士の年齢棋士名三冠時年齢初タイトル初→三冠全タイトル数藤井聡太19歳1か月17歳11か月1年2か月7羽生善治22歳3か月19歳2か月3年1か月7中原誠24歳9か月20歳10か月3年11か月5谷川浩司26歳2か月21歳2か月5年6か月7渡辺明28歳11か月20歳8か月8年3か月7豊島将之29歳0か月28歳2か月0年10か月8森内俊之33歳8か月31歳7か月2年1か月7大山康晴36歳2か月27歳9か月8年5か月3升田幸三39歳3か月33歳10か月5年5か月3米長邦雄40歳7か月30歳1か月10年6か月7大山、升田は全タイトル独占による三冠達成同じ「三冠」でもタイトルの数が時代によってちがいます。1959年度まではタイトルが3つしか(名人、九段、王将)しかなかったので、この時代に三冠を達成した大山、升田の両名は全タイトル独占による三冠達成でした。ちなみに1960年度に4つ目のタイトル(王位)ができましたが、これを最初に獲得したのは大山康晴三冠で、史上初の四冠を達成しました。これまでの最年少三冠は羽生善治九段の22歳3か月でしたが、藤井聡太二冠が9月13日の叡王戦で勝利し、19歳1か月で三冠達成。史上最年少かつ初の十代での三冠棋士となりました。その叡王戦で藤井二冠の相手となった豊島叡王は初タイトル獲得から三冠達成までわずか10か月で一気に駆け上がってます。2018年の棋聖戦で羽生棋聖(当時)から初タイトルを獲得し、その翌年の名人戦で佐藤天彦名人(当時)を下し、三冠を達成しました(あと一冠は王位)。プロ野球 落合博満は28歳で三冠王に三冠王というと将棋以外ではプロ野球が思い浮かびますが、プロ野球で三冠王となった打者はこれまで7名。史上最年少での三冠王達成は落合博満(ロッテ)で28歳でした。参考:プロ野球の三冠王(年齢)…中島治康(29)、野村克也(30)、王貞治(33)、落合博満(28)、ブーマー・ウェルズ(30)、ランディ・バース(31)、松中信彦(30)。ちなみに、落合博満はプロ入り4年目のシーズンでの三冠王達成。藤井二冠は2016年10月にプロデビューしたので、現在が5年目です。
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  • 藤井五冠と羽生五冠 タイトル戦の相手と戦型を比較
    藤井五冠と羽生五冠 タイトル戦の相手と戦型を比較四冠vs三冠対決となった王将戦で藤井聡太四冠が渡辺明三冠に4勝0敗で勝利し、王将位を獲得しました。史上最年少、十代初の五冠となりました。これまでの最年少記録は羽生善治五冠の22歳10カ月。藤井聡太五冠は19歳6カ月での達成です。この2人の五冠達成時のタイトル戦での成績と戦型を比較してみました。藤井五冠と羽生五冠のタイトル戦(五冠対象局)での成績藤井五冠羽生五冠先手10勝1敗10勝4敗1千日手後手8勝2敗7勝2敗1千日手どちらも強いのはあたり前ですが、先手番で1回、後手番でも2回しか負けていない藤井五冠は異次元ですね。タイトル戦での成績ですからね。藤井五冠と羽生五冠のタイトル戦(五冠対象局)での戦型藤井五冠羽生五冠相掛かり9勝2敗矢倉10勝4敗2千日手角換わり7勝1敗角換わり4勝1敗雁木2勝0敗ひねり飛車2勝0敗相掛かり1勝1敗戦型は対局相手との兼ね合いがありますが、羽生五冠のほうがバラエティーに富んでますね。「ひねり飛車」という裏芸も披露しているのが羽生五冠の懐の広さ。藤井五冠は「相掛かり」と「角換わり」が2本柱となっています。藤井五冠:五冠対象局の全成績棋聖戦(防衛) 対渡辺明名人先後勝敗戦型第1局後手〇相掛かり第2局先手〇相掛かり第3局後手〇雁木王位戦(防衛) 対豊島将之竜王第1局先手●相掛かり第2局後手〇角換わり(早繰銀)第3局先手〇角換わり(腰掛銀)第4局後手〇相掛かり第5局先手〇相掛かり叡王戦(獲得) 対豊島将之叡王第1局先手〇角換わり第2局後手●角換わり(早繰銀)第3局先手〇角換わり(腰掛銀)第4局後手●相掛かり第5局先手〇相掛かり竜王戦(獲得) 対豊島将之竜王第1局先手〇相掛かり第2局後手〇相掛かり第3局先手〇角換わり(早繰銀)第4局後手〇角換わり(腰掛銀)王将戦(獲得) 対渡辺明王将第1局先手〇相掛かり第2局後手〇角換わり(早繰銀)第3局先手〇相掛かり第4局後手〇雁木羽生五冠:五冠対象局の全成績王座戦(獲得) 対福崎文吾王座先後勝敗戦型第1局先手〇相掛かり第2局後手〇矢倉第3局先手〇ひねり飛車竜王戦(獲得) 対谷川浩司竜王第1局先手●相掛かり第2局後手千矢倉第2局再先手●矢倉第3局後手〇矢倉第4局先手〇矢倉第5局後手〇角換わり(腰掛銀)第6局先手●矢倉第7局先手〇角換わり(腰掛銀)棋王戦(防衛) 対谷川浩司二冠第1局先手千矢倉第1局再後手●角換わり(腰掛銀)第2局先手〇角換わり(腰掛銀)第3局後手●矢倉第4局先手〇矢倉第5局先手〇矢倉棋聖戦(獲得) 対谷川浩司棋聖第1局先手●矢倉第2局後手〇角換わり(棒銀)第3局先手〇矢倉第4局後手〇矢倉王位戦(獲得) 対郷田真隆王位第1局先手〇ひねり飛車第2局後手〇矢倉第3局先手〇矢倉第4局後手〇矢倉
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  • 第1回達人戦を制するのは羽生世代かそれとも…
    第1回達人戦の本戦は11月24日(金)、25日(土)今年度から創設された50歳以上の棋士による新棋戦「達人戦立川立飛杯」の本戦出場者が決まりました。本戦は4名によるトーナメントで行われ、第1回の今回は永世称号の資格を持つ4名がシード。のこり4枠を満50歳以上(2023年4月1日時点)の現役棋士全員で争いました。第1回達人戦本戦出場者棋士シード/予選年齢1回戦1森内俊之九段シード53阿部隆九段予選通過561回戦2深浦康市九段予選通過51羽生善治九段シード531回戦3谷川浩司十七世名人シード61丸山忠久九段予選通過531回戦4藤井猛九段予選通過53佐藤康光九段シード54年齢は1回戦が行われる2023年11月24日時点でのもの羽生世代と谷川浩司十七世名人の戦い。オールドファンには懐かしい20〜30年前の組み合わせって感じですね。本戦の持ち時間は各30分(チェスクロック)で、切れたら一手30秒未満。公開対局で11月24日(金)に1回戦4局、25日(土)に準決勝と決勝が行われます。木村一基九段は資格対象外、深浦康市九段が一番若手本戦出場者を見て木村一基九段がいないなと思ったら、木村九段は「満50歳以上(2023年4月1日時点)」にギリギリであてはまっていませんでした。木村一基九段の生年月日は1973年6月23日。現時点(2023年11月)では50歳ですが、ことしの4月1日時点では49歳でした。木村九段は来年から参加となります。参加資格がある中で若い棋士はというと深浦康市九段(1972年2月14日生まれ)、屋敷伸之九段(1972年1月18日生まれ)。深浦九段が本戦出場者では一番の若手となります。藤井聡太八冠でも手の届かない「タイトル」2022年度に四大一般棋戦グランドスラムを達成するなとタイトル戦以外でも無双状態が続いている藤井聡太八冠ですが、この達人戦は制することができません。満50歳以上が参加資格ですからね。藤井八冠でも手の届かない「達人杯」を制するのは…?羽生世代か谷川十七世名人か。オールドファンには楽しみですね。羽生世代同窓会となったNHK杯は2018年度NHK杯将棋トーナメントで羽生世代がベスト4を独占し話題となったのは2018年度。このときは羽生善治九段が優勝、郷田真隆九段が準優勝、森内俊之九段と丸山忠久九段がベスト4でした。この4名のうち羽生九段、森内九段、丸山九段が達人戦の本戦トーナメントに出場します。(郷田九段は問戦で敗退)
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  • ついに実現!羽生vs藤井のタイトル戦
    【王将戦前記事】32歳差対決をプロ野球選手で例えると…1970年生まれの羽生善治九段と2002年生まれの藤井聡太五冠との年齢差は32歳。プロ野球選手で32歳差というと、野茂英雄投手(1968年生まれ)と村上宗隆選手(2000年生まれ)に相当します。(野茂−村上ペアが羽生−藤井ペアの2歳上)野茂と村上の対決。ドリーム中のドリームマッチですよね。それが、将棋界では実現したんです!しかも、テレビの企画とかでなくガチのタイトル戦で!公式戦での二人の対局はすでにありますが、タイトル戦は初。この時代に生きてて良かった〜。羽生vs藤井のタイトル戦は年明けからスタート。前哨戦として二人の天才を比べてみました。99期vs11期(タイトル獲得履歴)羽生善治九段と藤井聡太五冠のタイトル獲得履歴を一覧表にしてみました。棋聖戦は1994年度までは前期後期制。羽生九段のスゴさがわかる表になりました。タイトル獲得99期はとてつもない記録ですね。「羽生善治」で表が埋め尽くされています。一方の藤井聡太五冠も11期、これから表を埋め尽くす感じがしています。交わっていない二人あらためて上記のタイトル獲得者一覧表を見てみると、2018年-2019年を境にして羽生九段と藤井五冠が分かれているんですね。2018年はタイトル戦国時代とも呼ばれ8大タイトルを8人の棋士で分け合っていました。翌2019年には豊島将之竜王・棋聖が誕生し、豊島時代到来かと思われたところで、藤井聡太棋聖が誕生したのが2020年でした。羽生限界説?タイトル戦の舞台から遠ざかり、順位戦A級からも陥落したことで限界説がささやかれている羽生九段ですが、過去にも限界説から復活しています。例えば、2011年度は名人戦と王座戦で敗れ2冠を失ったことで限界説が一部で言われましたが、2014年度に4冠に返り咲いています。ついに実現!羽生vs藤井のタイトル戦2023年1月に開幕する王将戦で羽生vs藤井のタイトル戦が実現することになりました。タイトルホルダーが藤井王将で挑戦者が羽生九段という図式。こんなパターンがあるんですね。しかも、羽生九段はタイトル獲得通算100期がかかっています。最高の舞台が整いましたね。二人のこれまでの対戦成績(公式戦)は藤井竜王の7勝1敗。くわしくみてみると、こうなります。羽生vs藤井の対局内容一覧(藤井竜王の7勝1敗)対局日棋戦持ち時間勝者戦型2018年 2月17日朝日杯 準決勝40分藤井聡太五段(先手)矢倉2019年10月21日王将戦 挑決L4時間藤井聡太七段(後手)相掛かり2020年 2月18日王位戦 挑決L4時間藤井聡太七段(先手)角換わり2020年 7月 4日銀河戦 本戦T15分藤井聡太七段(先手)三間飛車2020年 9月22日王将戦 挑決L4時間羽生善治九段(後手)横歩取り2021年11月 9日王将戦 挑決L4時間藤井聡太三冠(後手)矢倉2022年 9月23日JT日本シリーズ10分藤井聡太竜王(先手)横歩取り2022年12月 8日棋王戦 挑決T4時間藤井聡太竜王(後手)角換わり羽生九段が藤井竜王(当時は二冠)に勝った対局では戦型は横歩取り(羽生九段が後手)でした。このほかに非公式戦で2局対局があります。2017/3/26 第零期 獅子王戦 決勝戦(10分)羽生善治三冠(先手)勝ち2017/4/23 藤井聡太四段 炎の七番勝負(1時間)藤井聡太四段(先手)勝ち「第零期 獅子王戦 決勝戦」では、羽生九段が四間飛車(藤井システム)を採用しています。王将戦では戦型選択にも注目です。関連記事羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。グラフにしてみると羽生九段の「突き抜け感」がわかります。そもそもタイトルを1期でも取るのは大変。現役棋士でタイトルを獲ったことのある棋士の割合は…。
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  • 羽生善治九段の最近の成績をチェック
    羽生九段の最近の成績をチェック羽生善治九段の最近の成績を戦型とともに掲載しています(2022年12月13日更新)。棋王戦挑戦者決定トーナメントでは藤井聡太竜王に敗れてしまい、挑戦権獲得とはなりませんでした。ただ、その藤井竜王と1月からタイトル戦が始まります。羽生九段の最近の成績日時勝敗相手棋戦先後戦型22/12/14●三枚堂達也七段朝日杯二次予選先手相掛かり22/12/14○長谷部浩平五段朝日杯二次予選後手相矢倉22/12/8●藤井聡太竜王棋王戦挑決T先手角換わり22/12/1●近藤誠也七段順位戦B級1組先手角換わり22/11/28●永瀬拓矢王座叡王戦 予選後手角換わり22/11/28○井上慶太九段叡王戦 予選後手相掛かり22/11/22○豊島将之九段王将戦 挑決リーグ先手角換わり22/11/17●佐藤天彦九段棋王戦挑決T先手横歩取り22/11/14○森内俊之九段棋聖戦二次予選先手角換わり22/11/10○郷田真隆九段順位戦B級1組後手急戦矢倉22/11/5○伊藤匠五段棋王戦挑決T後手相掛かり22/10/31○永瀬拓矢王座王将戦 挑決リーグ後手角換わり22/10/26○渡辺明名人王将戦 挑決リーグ後手横歩取り22/10/20●屋敷伸之九段順位戦B級1組先手相掛かり22/10/14○近藤誠也七段王将戦 挑決リーグ後手横歩取り22/10/7○糸谷哲郎八段王将戦 挑決リーグ後手角換わり22/9/29●澤田真吾七段順位戦B級1組後手相掛かり22/9/23●藤井聡太竜王将棋日本シリーズ後手横歩取り22/9/19○服部慎一郎五段王将戦 挑決リーグ先手相掛かり22/9/14○広瀬章人八段棋王戦挑決T後手横歩取り22/9/8 ●三浦弘行九段順位戦B級1組後手横歩取り22/8/5○佐藤康光九段棋王戦挑決T先手横歩取り22/7/30○菅井竜也八段JT杯日本シリーズ後手相中飛車22/7/28●久保利明九段順位戦 B級1組先手相穴熊22/7/21○島朗九段叡王戦予選先手力戦(角換わり)22/7/7○佐々木勇気七段順位戦 B級1組先手相掛かり22/6/30○千葉幸生七段棋王戦挑決T後手横歩取り22/6/16○山崎隆之八段順位戦 B級1組後手横歩取り22/5/2○澤田真吾七段王位戦 挑決リーグ後手横歩取り22/4/19○千葉幸生七段王位戦 挑決リーグ後手相居飛車力戦22/4/13○池永天志五段王位戦 挑決リーグ後手角換わり(一手損)22/4/ 6●松尾歩八段竜王戦1組 出決・千日手後手三間飛車22/3/31●高野智史六段王座戦 二次予選後手三間飛車22/3/18●糸谷哲郎八段王位戦 挑決リーグ先手角換わり22/3/ 7●丸山忠久九段竜王戦1組先手角換わり(後手一手損)22/3/ 3●広瀬章人八段順位戦A級後手角換わり(腰掛銀)22/2/16●久保利明九段王位戦 挑決リーグ先手居飛車穴熊(対四間飛車)22/2/ 4●永瀬拓矢王座順位戦A級先手相掛かり22/1/26○藤井猛九段王座戦 二次予選先手対抗形(後手四間飛車)22/1/ 7●斎藤慎太郎八段順位戦A級後手相掛かり21/12/18●木村一基九段棋聖戦 二次予選後手相掛かり(先後は羽生九段のもの)通算1500勝達成6月16日に行われたB級1組1回戦の山崎隆之八段戦に勝利し、通算1500勝となりました。もちろん前人未到の大記録です。羽生九段のタイトル棋戦での最近の成績2023年1月に開幕する王将戦の挑戦権を獲得しました。棋戦2021年度2022年度名人戦A級順位戦で4勝5敗A級順位戦で2勝7敗(B級1組に降級)竜王戦1組4位で決勝トーナメント進出→決勝トーナメントで4組優勝梶浦宏孝七段に敗れる出場者決定戦で松尾歩八段に敗れる王位戦挑戦者決定リーグ(白組)で勝ち上がり→挑戦者決定戦で紅組優勝の豊島将之竜王に敗れる挑戦者決定リーグ(白組)で3勝2敗王座戦二次予選で佐々木勇気七段に敗れる二次予選で高野智史六段に敗れる棋王戦挑戦者決定トーナメントで池永天志五段に敗れる挑戦者決定トーナメント(敗者復活)で藤井聡太竜王に敗れる叡王戦段位別予選で森内俊之九段に敗れる段位別予選で郷田真隆九段に敗れる王将戦挑戦者決定リーグ(7名)で4勝2敗(永瀬王座、藤井二冠に敗戦)で挑戦権獲得ならず挑戦者決定リーグ戦を全勝で挑戦権獲得棋聖戦二次予選で森内俊之九段に敗れる二次予選で木村一基九段に敗れる(年度はタイトル戦が行われる年度)羽生九段の直近のタイトル戦成績羽生九段が最後にタイトル戦に出場したのは2020年の竜王戦です。対局相手は豊島将之竜王で1勝4敗の成績でした。棋戦勝敗相手先後戦型竜王戦第1局●豊島将之竜王先手矢倉後手急戦竜王戦第2局〇豊島将之竜王後手角換わり竜王戦第3局●豊島将之竜王先手相掛かり竜王戦第4局●豊島将之竜王後手横歩取り竜王戦第5局●豊島将之竜王先手矢倉後手雁木(先後は羽生九段のもの)
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  • 将棋のタイトル保持者一覧(現在、歴代、永世称号)
    現在の将棋タイトル保持者一覧2024年9月末時点(2024年度王座戦終了時点)でのタイトル保持者はこうなっています。竜王藤井聡太10月5日に七番勝負が開幕(挑戦者は佐々木勇気八段)名人藤井聡太2期連続叡王伊藤 匠王位藤井聡太永世王位を獲得(5期連続)王座藤井聡太2期連続棋王藤井聡太2期連続王将藤井聡太3期連続棋聖藤井聡太永世棋聖を獲得(5期連続)タイトルは序列順現在、藤井聡太竜王・名人が七冠を保持しています。なお、藤井聡太竜王・名人が全八冠を保持していた期間は254日でした。藤井聡太再八冠への道藤井聡太竜王・名人が全八冠制覇を再度果たすには、竜王戦、王将戦、棋王戦を防衛しながら、叡王戦の挑戦権を獲得し、叡王戦五番勝負で伊藤匠叡王に勝つことが必要です。叡王戦の挑戦権獲得には、トーナメント(敗者復活なし)で4連勝しなければなりません。永世称号獲得者一覧永世称号とは、タイトルを一定期間保持すると与えられるもので、引退後に名乗ることができる称号です。現時点での永世称号資格獲得者は次の通りです。永世竜王渡辺明、羽生善治連続5期もしくは通算7期保持永世名人木村義雄、大山康晴、中原誠、谷川浩司、森内俊之、羽生善治通算5期保持永世叡王通算5期保持永世王位大山康晴、中原誠、羽生善治、藤井聡太連続5期もしくは通算10期保持名誉王座中原誠、羽生善治連続5期もしくは通算10期保持永世棋王羽生善治、渡辺明連続5期永世王将大山康晴、羽生善治通算10期保持永世棋聖大山康晴、中原誠、米長邦雄、羽生善治、佐藤康光、藤井聡太通算5期保持羽生善治九段は永世七冠の称号を獲得しています。谷川浩司十七世名人永世称号は本来は引退後に襲名するものですが、谷川浩司九段は「これまでの実績と将棋界への貢献を考慮し」、十七世名人を襲名しました。歴代の将棋タイトル保持者一覧羽生善治九段が七冠独占を達成したのが1995年度(1996年2月14日)でした。このとき以降の歴代タイトル保持者を一覧にしてみるとこうなります。八大タイトル8人の戦国時代から藤井時代へタイトル獲得通算99期の羽生九段が圧倒的に多く、竜王、棋王で連覇が長い渡辺明九段が次に多くなっています。渡辺明九段のタイトル獲得回数は31期で歴代4位の多さ(2位大山康晴十五世名人99期、3位中原誠十六世名人64期)2018年の棋聖戦で羽生善治棋聖から豊島将之八段が棋聖位を奪取したことで、八大タイトルを8人の棋士が分け合う戦国時代となりました。このときのタイトルホルダーは次の通り。将棋界戦国時代(2018年7月〜)のタイトルホルダー羽生善治竜王佐藤天彦名人高見泰地叡王菅井竜也王位中村太地王座渡辺明棋王久保利明王将豊島将之棋聖ちなみに、この年(2018年)の2月に行われた朝日杯将棋オープン戦では藤井聡太五段が初優勝しています(優勝により六段昇段)。この戦国時代からあっという間に藤井時代に。藤井聡太竜王・名人が初タイトルを獲得したのは、2020年7月の棋聖戦(対渡辺明棋聖)で、その後、王位→叡王→竜王→王将→棋王→名人→王座と八冠独占を達成しました。通算タイトル獲得回数順位棋士名タイトル獲得回数1位羽生善治(*)99期2位大山康晴80期3位中原誠64期4位渡辺明(*)31期5位谷川浩司(*)27期6位藤井聡太(*)19期7位佐藤康光(*)13期(*)は現役棋士藤井聡太竜王・名人はすでに歴代6位となるタイトル19期を獲得しています。歴代1位は99期の羽生善治九段で、藤井八冠と羽生九段の差は80期もあります。八冠を10年間防衛し続けて、やっと届く記録です。ただ、最短だと10年ちょっとで超える可能性があるというのはスゴイことですね。【参考】将棋八冠の序列将棋のタイトルは序列が決まっていて、現在の序列は1位から竜王→名人→王位→叡王→王座→棋王→王将→棋聖となっています。竜王と名人は八大タイトルの中でも別格とされていますが、序列では竜王→名人の順になっています。将棋の歴代名人一覧史上最年少で名人となった藤井聡太竜王・名人は「実力制第十六代名人」となります。木村義雄実力制第一代名人から数えて16人目。歴代の実力制名人はこのような方々です。実力制名人棋士名永世称号第一代木村義雄十四世第二代塚田正夫第三代大山康晴十五世第四代升田幸三第五代中原誠十六世第六代加藤一二三第七代谷川浩司十七世第八代米長邦雄第九代羽生善治十九世資格者第十代佐藤康光第十一代丸山忠久第十二代森内俊之十八世資格者第十三代佐藤天彦第十四代豊島将之第十五代渡辺明第十六代藤井聡太永世名人の称号は名人位を5期以上保持すると与えられるものです。永世名人位限らず永世称号は引退後に名乗るものなので羽生九段と森内九段は「十九世名人資格者」「十八世名人資格者」となっていますが、谷川九段はこれまでの功績から現役のまま十七世名人を名乗ることが認められています。
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  • 将棋で全冠制覇は過去3人!藤井聡太4人目となるか?
    升田、大山、羽生が全冠制覇達成者将棋のタイトルを独占(全冠制覇)した棋士は、これまでに3名のみ。達成した順に、升田幸三実力制第四代名人、大山康晴十五世名人、羽生善治九段です。藤井聡太竜王・名人は現在のタイトルを保持したまま、王座を獲得すれば4人目の全冠制覇棋士となります。そこで、過去3名は何歳のときに達成したのかなど、まとめてみました。将棋のタイトル全冠制覇達成者一覧升田幸三大山康晴羽生善治生年月日1918年3月21日1923年3月13日1970年9月27日出身地広島県三良坂町岡山県倉敷市埼玉県所沢市師匠木見金治郎九段木見金治郎九段二上達也九段タイトル通算7期80期99期全冠制覇日1957年7月11日1959年6月12日1996年2月14日タイトル数三冠三冠七冠全冠制覇時年齢39歳36歳25歳大山康晴十五世名人は、王位戦が加わり四冠となったとき(1960年9月20日)と棋聖戦が加わり五冠となったとき(1963年2月2日)も全冠制覇を達成しています。三冠独占後、そのままタイトル防衛を続けて四冠独占。さらにタイトル防衛を続けて五冠独占と、この期間はずっと全冠制覇状態を続けていました。ちなみに、この大山の全冠制覇状態を崩したのは、羽生永世七冠の師匠でもある二上達也八段(当時)でした。全冠制覇を達成したのはどんな時代?3名の棋士が全冠制覇をしたときに、どんなことが起きていたのかを調べてみました。升田幸三の全冠制覇(1957年7月11日)この年(昭和32年)の12月に立教大学・長嶋茂雄選手の巨人入団が決まりました。一茂じゃないですよ、お父さん、ミスターのほうです。白黒の資料映像で見る時代ですよね。ちなみに、カラーテレビの本格放送が始まったのが1960年でした。たどり来て、未だ山麓将棋界初のタイトル独占を達成したあとのインタビューで心境を聞かれた升田幸三三冠は「たどり来て、未だ山麓」と答えています。この言葉、好きなんですよね。周りからは頂点に昇り詰めたと思われるところで、まだまだ山麓です(これから登らなければならない)って求道者って感じがしますよね。風貌からはイケイケに思える升田三冠が、こんな謙虚な言葉を残してるところも魅力。この言葉が、藤井聡太竜王・名人の「森林限界の手前」にもつづいています。「森林限界の手前」は王将位を獲得して史上最年少で五冠となったときの記者会見で出たワードです。「富士山に例えると何合目あたりか」という質問に、藤井新王将が「森林限界の手前」と答えました。第一人者となっても求道者。升田幸三実力制第四代名人と藤井聡太竜王・名人が重なりますね。升田幸三実力制第四代名人についてはコチラの記事でも紹介伝説の棋士「升田幸三」は名言の宝庫「新手一生」などを残した升田幸三実力制第四代名人の名言の中から個人的に気に入っているものを紹介したいと思います。「イチかバチかのやけっぱちみたいなことをやるのを、勝負師という人があるが、これは間違いです。そういうのは勝負師とはいわない、賭博師という」大山康晴の全冠制覇(1959年6月12日)大山康晴十五世名人が最初に全冠制覇したのは升田幸三実力制第四代名人の2年後。キューバ革命があった年です。教科書に出てくる時代ですよね。身近な話で言うと、フジテレビやテレビ朝日が放送を開始したのもこの年。前年にはプロ野球日本シリーズで稲尾和久投手がチーム3連敗後に4連投で4連勝し、「神様、仏様、稲尾様」と呼ばれました。まぁ、これはリアルタイムで知っている人よりも、聞いたことがあるという人のほうが多い出来事ですね。助からないと思っても助かっているこの頃の大山康晴十五世名人の有名な言葉に「助からないと思っても助かっている」というものがあります。これは「もうダメだ、負けそうだ」という局面でも、よく見てみるとまだ手があるもので、「最後まであきらめるな」といった意味になります。羽生善治の全冠制覇(1996年2月14日)こちから今から27年前の出来事。リアルタイムで知っている人も多いのではないでしょうか。羽生九段が全冠制覇した2カ月後に、猿岩石(有吉弘行、森脇和成)がユーラシア大陸横断ヒッチハイクを始めています。あの年です。野茂英雄が大リーグでノーヒットノーランを初めて達成したのもこの年。なつかしいですね〜。羽生善治七冠時代について詳しくはコチラ藤井聡太七冠誕生記念(羽生七冠達成年を振り返ってみた)またまた歴史的瞬間が訪れました。藤井聡太竜王が史上最年少で七冠達成。同時に史上最年少の竜王・名人にもなりました。羽生七冠誕生時のフィーバーぶりを覚えているのですが、どんな時代だったかふり返ってみました。藤井聡太竜王・名人の全冠制覇なるか?藤井聡太竜王・名人が全冠制覇となれば、歴史に残る出来事です。あの年にはこんなこともあった、あんなこともあった。プライベートな思い出をつくっておくと、あとでふり返ったときに楽しそうですよね。ことしが歴史に残る年に成る可能性が高いです。記念になることをしておくのも良いかもしれません。
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  • 羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況
    羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況羽生九段のタイトル獲得通算100期がいつになるかの最新状況です(2024年5月22日更新)。羽生九段タイトル通算100期の可能性がある棋戦現時点(2024年5月22日時点)で最も早くタイトル獲得の可能性があるのは王座戦です。王座戦は挑戦者決定トーナメントの1回戦を突破(ベスト8)。次局は糸谷哲郎八段となっています。タイトルホルダー開催時期挑戦状況王座戦藤井聡太2024年9-10月挑戦者決定トーナメント1回戦突破王将戦藤井聡太2025年1-3月挑戦者決定リーグ戦から参戦棋王戦藤井聡太2025年2-3月挑戦者決定トーナメントから参戦棋聖戦(2024年6-7月開催)は二次予選で敗退(対中村太一八段)、名人戦(2024年4-6月開催)はB級1組のため挑戦なし、竜王戦は1組ランキング戦1回戦で久保利明九段に敗退。叡王戦は段位別予選を突破し、本戦トーナメントに進出しましたが1回戦で斎藤明日斗五段に敗れました。王位戦挑戦者決定リーグは紅組敗退王位戦挑戦者決定リーグは、白組(6名)の最終局で飯島栄治八段に敗れ3勝2敗となり挑戦者決定戦に進めませんでした。2023年度のタイトル戦挑戦状況タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月B級1組のため挑戦なし叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月敗退(決勝Tベスト8)王位戦藤井聡太7-9月挑戦者決定リーグ戦紅組優勝も挑戦者決定戦で佐々木大地七段に敗れる王座戦永瀬拓矢9-10月挑戦者決定トーナメント準決勝で藤井聡太竜王・名人に敗れる竜王戦藤井聡太10-12月挑戦者決定トーナメント準決勝で永瀬拓矢王座に敗れる王将戦藤井聡太1-3月挑戦者決定リーグ戦4勝2敗で挑戦権獲得ならず(リーグ戦には残留)棋王戦藤井聡太2-3月挑戦者決定トーナメントで佐々木大地七段に敗れる王位戦、王座戦、竜王戦とも挑戦権獲得まであとわずかのところまで進出したのですが、惜しくも敗れています。王位戦(2023年)挑戦者決定リーグ羽生九段は王位戦挑戦者決定リーグの紅組に参戦中。ここまで1勝0敗です(徳田四段に勝利)。紅組の参加棋士は、羽生九段のほかに豊島将之九段、永瀬拓矢王座、石井健太郎六段、服部慎一郎五段、徳田拳士四段です。王座戦は挑戦権獲得ならず(6/28)王座戦挑戦者決定トーナメントは準決勝で藤井聡太竜王・名人(先手)に敗れ、挑戦権獲得とはなりませんでした。王位戦は挑戦権獲得ならず(5/18)勝てば藤井王位への挑戦権獲得となった挑戦者決定戦で佐々木大地七段(先手)に敗れ、藤井王位とのタイトルマッチ再戦とはなりませんでした。王将戦は2勝4敗で獲得ならず藤井王将とのドリームマッチとなった王将戦7番勝負は2勝4敗でタイトル獲得とはなりませんでした。王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)の結果日程対局場場所羽生九段の結果第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市●(後手)第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市〇(先手)第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市●(後手)第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市〇(先手)第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市●(後手)第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡●(先手)関連記事羽生vs藤井のタイトル戦が実現!32歳差対決をプロ野球選手で例えると1970年生まれの羽生善治九段と2002年生まれの藤井聡太五冠との年齢差は32歳。プロ野球選手で32歳差というと史上最年少で三冠王になったヤクルト村上宗隆選手とあの伝説の投手に相当します。これはドリーム中のドリームマッチ。羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。グラフにしてみると羽生九段の「突き抜け感」がわかります。そもそもタイトルを1期でも取るのは大変。現役棋士でタイトルを獲ったことのある棋士の割合は…。2022年度タイトルへ戦の羽生九段挑戦状況タイトルホルダー開催時期挑戦状況名人戦渡辺明4-6月敗退叡王戦藤井聡太4-6月敗退(段位別予選)棋聖戦藤井聡太6-7月敗退(二次予選)王位戦藤井聡太7-9月敗退(挑戦者決定リーグ)王座戦永瀬拓矢9-10月敗退(二次予選)竜王戦藤井聡太10-12月敗退(出場者決定戦)王将戦藤井聡太1-3月挑戦権獲得!棋王戦渡辺明2-3月敗退(ベスト4)棋王戦(2022年度)は藤井竜王に敗れ、挑戦権獲得ならず棋王戦挑戦者決定トーナメントはベスト4まで進出したものの、本戦で佐藤天彦九段に敗れ、敗者復活でも藤井聡太竜王に敗れたため、今季の挑戦はなくなりました。王将戦の挑戦権を獲得王将戦挑戦者決定リーグ戦(7名による総当たり)を全勝し、藤井王将への挑戦権を獲得しました。リーグ戦では服部慎一郎四段、糸谷哲郎八段、近藤誠也七段、渡辺明名人、永瀬拓矢王座、豊島将之九段に対局順)に勝利。タイトル100期をかけたドリームマッチが実現しました。2022年度中にタイトル挑戦の可能性があるのは王将戦2022年度(2022/4〜2023/3)中に羽生九段がタイトルに挑戦する可能性が残っているのは2023年になってから行われる王将戦のみとなっています。関連記事:羽生善治の実績年表西暦年年齢実績1970年誕生埼玉県所沢市で生まれる(9月27日)1977年小学1年生将棋を覚える1978年小学2年生八王子将棋クラブに通うようになる1982年小学6年生小学生将棋名人戦で優勝1985年12月15歳史上3人目の中学生棋士:::羽生善治九段の実績を年表で振り返る羽生善治九段のタイトル獲得履歴などを年表形式にしてみました。あらためて、そのスゴさ、スーパースターっぷりが伝わってきますね。タイトル獲得数を年度別にグラフにするとこんな感じになります。羽生九段に関する問題もあります【Q42】羽生善治のタイトル獲得99期の中で最も獲得期数が多いタイトルは?【Q43】羽生善治が七冠独占を達成したときに小学生だった棋士は?【Q44】羽生善治がNHK杯で指した伝説の指し手は?クイズで紹介 将棋の魅力 Kindle版次にタイトル戦に登場するのがいつになりそうかに注目。羽生九段のタイトル戦の進行状況を随時、アップしていきます。羽生九段、タイトル100期への進行状況(4月29日UP)タイトルタイトル保持者時期2018年度2019年度名人佐藤天彦4月〜×○叡王高見泰地4月〜×○棋聖豊島将之6月〜×○王位豊島将之7月〜挑決L○王座斎藤慎太郎9月〜決勝T○竜王広瀬章人10月〜○○王将渡辺明1月〜○○棋王渡辺明2月〜○○挑決L…挑戦者決定リーグ戦中決勝T…決勝トーナメント進出○…タイトル挑戦の可能性あり、×…予選などですでに敗退王位戦(2019年7月〜)王位戦は挑戦者決定リーグ戦中です。紅組、白組に分かれてリーグ戦を行い、各組1位による挑戦者決定戦が行われるのが王位戦の仕組みです。現在、羽生九段は白組で1勝1敗の成績。自力優勝の目はなくなっているのですが、まだ可能性は残っています。最終戦での谷川九段との対局は挑戦者の可能性ありなりに関わらず、注目したい対局ですね。王座戦(2019年9月〜)王座戦の決勝トーナメントも組み合わせが決まっています。こちらは2回戦で藤井聡太七段との対局が実現するかもしれません。これも楽しみですね。竜王戦(2019年10月〜)竜王戦は1組ランキング戦で永瀬七段に敗退してしまいました。ただし、まだタイトル挑戦の可能性は残されています。1組3位をかけての対局で勝利すれば、本戦トーナメント進出です。王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)は2020年以降竜王戦後は2020年以降となり、王将戦(1月)、棋王戦(2月)、叡王戦(4月)が続きます。最近の羽生九段のタイトル戦での成績最後に直近での羽生九段のタイトル戦での成績をまとめてみました。2018年竜王戦の結果(羽生竜王 vs 広瀬八段)日程羽生善治竜王広瀬章人八段戦型手数第1局10/11-12先○●角換わり141手第2局10/23-24○先●角換わり150手第3局11/1-2先●○角換わり130手第4局11/24-25●先○角換わり133手第5局12/4-5先○●先手矢倉139手第6局12/12-13●先○相横歩取り81手第7局12/20-21●先○角換わり167手2018年棋聖戦の結果(羽生棋聖 vs 豊島八段)日程羽生善治棋聖豊島将之八段戦型手数第1局6/6●先○角換わり99手第2局6/16先○●後手雁木81手第3局6/6●先○力戦形145手第4局7/10先○●角換わり133手第5局7/17先●○角換わり108手2018年名人戦の結果(佐藤名人 vs 羽生竜王)日程佐藤天彦名人羽生善治竜王戦型手数第1局4/11-12●先○横歩取り97手第2局4/19-20先○●角換わり103手第3局5/ 8- 9●先○角換わり111手第4局5/19-20先○●横歩取り79手第5局5/29-30○先●横歩取り84手第6局6/19-20先○●2手目△6二銀145手-->
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  • 羽生九段の通算タイトル99期がどのぐらいスゴイか他の棋士と比較
    羽生九段の「突き抜け感」がわかる羽生九段の「タイトル通算99期」がどのぐらいスゴイ数字かを他の棋士と比較してみました。歴代のタイトル獲得数比較羽生九段の通算タイトル獲得数99期は断トツの歴代トップ。2位は故大山康晴十五世名人の80期となっています。(敬称略、2022年竜王戦終了時点。大山康晴、中原誠以外は現役棋士を集計)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)羽生九段の王座24期は同一タイトルの通算獲得数でも歴代トップ。2位はこちらも故大山康晴十五世名人の王将20期です。上記の歴代ベスト5のうち現役棋士は3名。羽生九段、渡辺名人、谷川九段です。現役棋士のうち1期でもタイトルを取った棋士は16.3%そもそもタイトルを1期でも取ることがどのぐらい大変なのかも現役棋士で調べてみました。2022年竜王戦終了時点で、現役棋士は171名。このうち1期でもタイトルを獲得したことがある棋士は28名。率にすると16.3%。6人に1人ぐらいです。想像していたより高い数字ですが、通算獲得期数でみると99期のスゴさがわかります。タイトル獲得経験がある現役棋士28名のうち通算3期以下が16名。若手も多いのでこれから獲得数を伸ばしていくのでしょうが、10期以上でも大変な記録なんですね。さらに、その10倍の100期となると、もう次元の違う強さなことがわかります。現役棋士のタイトル獲得数一覧(2022年竜王戦終了時点)(敬称略)(日本将棋連盟ホームページをもとに作成)グラフにするとこんなカンジ。より羽生九段の「突き抜け感」がわかりますね。藤井五冠も羽生九段と比べると、まだ10分の1に過ぎません。
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  • 出るか羽生九段の藤井システム(2023王将戦見どころ)
    羽生九段が藤井王将相手に藤井システム!?将棋界世紀のドリームマッチ「2023年王将戦」で注目してるのが戦型です。藤井王将は、タイトル戦では角換わりか相掛かりがほとんどですが、羽生九段がどうするのか?羽生九段が後手番のときは横歩取りに誘導してきそうですが、もうひとつあるかもしれないのが藤井システムです。「藤井王将相手の藤井システム」。あながちない話ではありません。非公式戦ながら「羽生vs藤井」の第1局は藤井システム藤井王将と羽生九段は、これまで公式戦では8局の対局があります。成績は藤井王将の7勝1敗(羽生九段の1勝は横歩取り)。藤井王将が勝ち越していますが、非公式戦ながら藤井王将がプロ入り直後に行われた対局では羽生三冠(当時)が勝利しています。このときの戦型が先手羽生三冠の藤井システムでした。2017年3月25日 第零期獅子王戦決勝戦 羽生善治三冠(先手)が藤井聡太四段(後手)に藤井システムで勝利。獅子王戦は映画「3月のライオン」公開を記念して行われた非公式戦です。藤井四段相手に藤井システムって羽生三冠も魅せますよね〜。また、羽生九段はタイトル戦でも藤井システムを採用していることがあります。羽生九段のタイトル戦での藤井システム羽生九段がタイトル戦で最後に藤井システムを採用したのは2017年棋聖戦の第3局です。2017年棋聖戦第3局(2017年7月1日)斎藤慎太郎七段(先手)対羽生善治棋聖(後手)で羽生棋聖が藤井システムを採用。結果は穴熊に組むことができた先手の斎藤七段が109手で勝利しています。このときは敗れてしまった羽生九段ですが、その1年ほど前のタイトル戦では藤井システムで勝利しています。2016年王座戦第2局(2016年9月20日)糸谷哲郎八段(先手)対羽生善治王座(後手)で羽生王座は藤井システムを用いて170手で勝利しています。藤井システムの第一人者は羽生九段藤井システムは藤井猛九段が考案したものですが、藤井猛九段自ら「藤井システムの一番の使い手は羽生さん。僕なんかより全然、うまい」と言っているほどです。振り飛車党が居飛車穴熊に困っていたときに革命的な戦法として登場したのが藤井システムです。タイトル戦が相居飛車ばかりの対局になってしまった今だからこそ、振り飛車にも光を!それができるのは羽生さんだけではないでしょうか。しかも相手は藤井王将。これほど整った舞台はありません。羽生九段が藤井王将相手に藤井システムを採用!そんな対局を見てみたいです。
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  • 藤井聡太vs羽生善治 王将戦の見どころを徹底チェック
    「令和の天才」藤井聡太に「平成の天才」羽生善治が挑む!将棋界でのドリームマッチ中のドリームマッチ。タイトル戦での羽生vs藤井が実現しました。2023年1月8日に開幕する王将戦七番勝負。普段は将棋を見ない人にも知ってもらいたいので、ありすぎる見どころを紹介します。「森林限界」という名言が出た昨季の王将戦王将戦は将棋界に8つあるタイトルのうちのひとつで、ほかのタイトルと同様に、一年間をかけて挑戦者を決める戦いが行われ、その挑戦者とタイトルホルダーのあいだでタイトル戦が行われます。この挑戦者になったのが羽生善治九段。将棋を知らない人でも知ってるスーパースターですね。一方のタイトルホルダーが藤井聡太王将(五冠)。こちらも、誰もが知ってるスーパースターですね。ちなみに、昨季(一年前)の王将戦は渡辺明王将と藤井聡太竜王(四冠)のあいだで行われ、藤井聡太竜王が4勝0敗で王将位を獲得。これにより史上最年少で五冠となりました。そのときの心境を聞かれたインタビューで出したワードが「森林限界」です。富士山に例えるとどのぐらいですか?という質問に「森林限界の手前というか、まだまだ上の方には行けていない」と藤井新王将が答えています。「森林限界」ってワードを出せるのが非凡ですよね。史上最年少で五冠となっても、「自分はまだまだ」という意味もそうですし、伝説の棋士である故升田幸三・実力制第四代名人の名言「たどり来て、いまだ山麓」のオマージュにもなってます。たどり来て、いまだ山麓故升田幸三・実力制第四代名人が史上初の3冠(当時はタイトルが3つだったので独占)を達成したときの名言として将棋界で語り継がれているものです。その王将戦で、2023年は「藤井vs羽生」の対局が実現したのです。「20歳vs52歳」 32歳差の対決まずは2人の年齢差に注目。藤井王将は2002年7月19日生まれで20歳、羽生九段は1970年9月27日生まれで52歳。32歳差です。スポーツの対戦とかでは、考えられないマッチメークですよね。この2人に近い年齢で例えると、プロ野球の野茂英雄投手(1968年生まれ)と村上宗隆選手(2000年生まれ)が32歳差です。「羽生vs藤井」がいかにドリームマッチかがわかりますよね。羽生善治、藤井聡太の時代羽生善治藤井聡太世相、「流行語」1970年誕生1985年棋士となる(15歳)阪神優勝、ロス疑惑、つくば万博、「私はコレで会社をやめました」1989年初タイトル獲得(19歳)平成元年、消費税開始、ベルリンの壁崩壊「24時間タタカエマスカ」1996年七冠達成(25歳)O-157、アトランタ五輪、巨人メークドラマ、「自分で自分をほめたい」2002年誕生日朝首脳会談、サッカー日韓W杯、「タマちゃん」2016年棋士となる(14歳)リオ五輪、米大統領選でトランプ当選、「神ってる」2017年永世七冠(47歳)29連勝を達成(15歳)「インスタ映え」「35億」「〇〇ファースト」2020年初タイトル獲得(17歳)「3密」「あつ森」「鬼滅の刃」羽生善治九段が七冠(独占)を達成したのは1996年で、藤井聡太王将が生まれる前の出来事です。初タイトル獲得は羽生九段は平成元年、藤井王将は令和2年。令和の天才に平成の天才が挑戦するのが今回の王将戦というわけです。後手番羽生九段の戦型に注目(横歩取り、振り飛車も出るか?)ちょっと専門的な話になりますが、「藤井vs羽生」のタイトル戦は戦型選択も見どころです。特に注目したいのは、羽生九段が後手番のときにどんな戦型を選ぶか。昨季、不調だった羽生九段が調子を取り戻し、挑戦権獲得の原動力にもなったのが横歩取りです。後手番で誘導するので、「横歩取らせ」ですが、この戦型を最近の羽生九段は好んでいます。横歩取り横歩取りの特徴を一言で言うなら「一触即発」。序盤から激しい変化になることが多く、一気に終盤戦になることもある戦型です。王将戦は二日制ですが、横歩取りとなると一日目から目が離せない戦いとなります。羽生九段の横歩取りでの最近の成績対局日結果対局相手棋戦先後2022/11/17●佐藤天彦九段棋王戦挑決T先手2022/10/26○渡辺明名人王将戦 挑決リーグ後手2022/10/14○近藤誠也七段王将戦 挑決リーグ後手2022/9/23●藤井聡太竜王将棋日本シリーズ後手2022/9/14○広瀬章人八段棋王戦挑決T後手2022/9/8●三浦弘行九段順位戦B級1組後手2022/8/5○佐藤康光九段棋王戦挑決T先手2022/6/30○千葉幸生七段棋王戦挑決T後手2022/6/16○山崎隆之八段順位戦 B級1組後手2022/5/2○澤田真吾七段王位戦 挑決リーグ後手先後は羽生九段が先手か後手か藤井聡太竜王とも9月に行われた将棋日本シリーズで後手番の羽生九段が横歩取りに誘導しています。このときは藤井竜王に敗れましたが、過去の公式戦で羽生九段が藤井王将に勝った戦型が横歩取りでした。「藤井 vs 羽生」の公式戦結果対局日棋戦持ち時間先手後手戦型2022/12/7棋王戦 挑戦者決定T(敗者復活)4時間●羽生善治九段〇藤井聡太竜王角換わり2022/9/22将棋日本シリーズ10分〇藤井聡太竜王●羽生善治九段横歩取り2021/11/8王将戦 挑戦者決定リーグ戦4時間●羽生善治九段〇藤井聡太三冠矢倉2020/9/21王将戦 挑戦者決定リーグ戦4時間●藤井聡太二冠〇羽生善治九段横歩取り2020/7/3銀河戦 本戦トーナメント15分〇藤井聡太七段●羽生善治九段三間飛車2020/2/17王位戦 挑戦者決定リーグ4時間〇藤井聡太七段●羽生善治九段角換わり2019/10/20王将戦 挑戦者決定リーグ戦4時間●羽生善治九段〇藤井聡太七段相掛かり2018/2/16朝日杯 準決勝40分〇藤井聡太五段●羽生善治竜王矢倉棋士名の前の〇●が勝敗ここまで2人の公式戦は8局あり、藤井王将の7勝1敗となっています。ただ、その1敗が横歩取りでした。タイトル戦での横歩取り(羽生九段)羽生九段は、2020年竜王戦第4局(対豊島竜王)、2018年竜王戦第6局(広瀬八段)で後手番をもって横歩取りを採用していますし、2018年名人戦(対佐藤天名人)は6局中3局が横歩取りでした。横歩取りについてもっと知りたい方はコチラ(私も勉強してます)黒田尭之の横歩取り研究?15のテーマとその結論 (マイナビ将棋BOOKS)新品価格¥1,462から(2022/12/26 11:37時点)出るか?藤井王将相手の藤井システム最近のタイトル戦は相居飛車の戦いがほとんどとなっていますが、羽生九段はタイトル戦でいろいろな戦型を指します。振り飛車を選ぶこともあるんですよね。例えば、2017年竜王戦(永世七冠となった七番勝負)の第3局(対渡辺明竜王)では、先手番で7六歩→5六歩からゴキゲン中飛車にしています(この対局は負け)。羽生九段はタイトル戦で振り飛車を指す棋士でもあるんですね。対藤井王将で言えば、2017年の非公式戦(第零期 獅子王戦 決勝戦)で、藤井聡太四段相手に四間飛車 藤井システムという戦型を選択しています。「藤井相手に藤井システム」って、羽生九段(当時三冠)もなかなか魅せますね。ひょっとしたらタイトル戦の大舞台でも…。想像するだけでワクワクしてきます。藤井システム藤井システムは、藤井猛九段が考案した振り飛車(対居飛車)の戦型。AIによる評価では、飛車を振っただけで不利になる(不利飛車)といわれ、タイトル戦での振り飛車は絶滅の危機。藤井猛九段よりも実は藤井システムの使い手と言われる羽生九段が藤井システムを改良してタイトル戦で採用するか?注目です。王将戦(藤井聡太王将 vs 羽生善治九段)の日程羽生九段がタイトル獲得となれば通算獲得タイトルが100期となります。その相手が「令和の天才」藤井王将だったら…。出来すぎたマンガのストーリーですが、期待してしまいます。ただ、藤井王将も八冠独占のためには落とせない戦い。こっちのストーリーも魅力的なんですよね。まもなく開幕。とにかく世紀の大一番を楽しみましょう!日程対局場場所第1局1月8-9日(日祝)掛川城 二の丸茶室静岡県掛川市第2局1月21-22日(土日)山水館大阪府高槻市第3局1月28-29日(土日)金沢東急ホテル石川県金沢市第4局2月9-10日(木金)SORANO HOTEL東京都立川市第5局2月25-26日(土日)さんべ荘島根県大田市第6局3月11-12日(土日)大幸園佐賀県三養基郡第7局3月25-26日(土日)ホテル花月栃木県大田原市
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  • 羽生善治vs藤井聡太の初対局(炎の七番勝負)を振り返る
    羽生善治vs藤井聡太の初対局(炎の七番勝負)を振り返る羽生善治三冠と藤井聡太四段の初対局となった炎の七番勝負第7局を振り返ってみます。「炎の七番勝負」とは、藤井聡太四段に用意されたAbemaTVの対局企画。非公式戦で藤井四段が若手からA級までの7人の棋士と対局するものです。対戦相手は以下のとおり。第1局…増田康宏四段第2局…永瀬拓矢六段第3局…斎藤慎太郎七段第4局…中村太地六段第5局…深浦康一九段第6局…佐藤康光九段第7局…羽生善治三冠相当な豪華メンバーです。斎藤慎太郎七段、中村太地六段は羽生三冠の持つタイトルの挑戦者になり、中村六段はタイトル戦で勝利し、王座となっています。炎の七番勝負が行われたのは藤井四段のデビュー直後。デビュー後無敗を続けていた時期です。ちなみに、炎の七番勝負は非公式戦なので連勝記録には含まれていません。第6局を終えて、5勝1敗とした藤井四段。最後の第7局の相手が羽生三冠です。振り駒の結果、藤井四段の先手となり対局が始まりました。藤井四段が4五桂ポンで仕掛ける戦型は角換わりとなり、27手目に「4五桂ポン」で藤井四段が仕掛けます。第1図:▲4五桂(27手目)直前の指し手は▲1六歩△1四歩▲2五歩△3三銀。端を突きあってから、銀を上がらせて、すかさず▲4五桂と仕掛けたというわけです。自戦記で藤井四段は前年の竜王戦を参考にしたと述べています。羽生三冠は藤井四段の桂を取る手順で反発。10手進んだ局面が第2図。第2図:▲7一角(37手目)桂取りに対して、▲7一角と攻めをつなげる藤井四段。以下、5三の地点で角桂(藤井四段)と金(羽生三冠)の交換になります。第3図:▲2九飛(47手目)最初の仕掛けが収まって、第二次駒組みに向かうのが第3図。この段階では藤井四段の駒損(金:角桂)です。若さに任せたムチャな仕掛けだったんじゃないと素人考えで思ってしまいましたが…。第4図:▲2四歩(57手目)▲3五金〜▲2四歩で拠点を築く藤井四段。以下、4七の銀も攻めに参加します。第5図:▲8四歩(67手目)羽生三冠も8筋から反撃。第6図:▲5五銀(77手目)中央で駒を清算して、攻め続ける藤井四段。第7図:▲4三銀(87手目)好調に攻めが続く。第8図:▲2二角成(97手目)しかし、ここから羽生三冠が最後の反撃。△6九金▲同玉△3九飛▲4九歩△4七角と連続王手で迫ります。第9図:▲2五金(107手目)羽生三冠が詰めろ逃れの詰めろで△3六飛成としたのに対する▲2五金が決め手。△同龍▲4七金で先手玉が詰まないというわけです。投了図:▲8七歩(111手目)111手で藤井四段の勝ちとなりました。▲4五桂ポンからの積極的な仕掛けが目立ちましたが、局面が収まった第3図以降からの攻めが印象に残りました。羽生三冠相手に見事な指し回しですよね。今後の対局も楽しみです。
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  • 羽生永世七冠達成の地「指宿白水館」
    羽生永世七冠達成の地「指宿白水館」での対局2017年の竜王戦で挑戦者の羽生棋聖が渡辺竜王に勝利し、竜王位のタイトルを獲得した対局があったのが鹿児島県にある「指宿白水館」です。このときの竜王位獲得により、羽生棋聖は永世竜王の資格を得て、永世七冠を達成しました。つまり、「指宿白水館」が永世七冠達成の地というわけです。敷地内には記念碑も建てられています。将棋の聖地として一度は訪れてみたい宿ですよね。そこで、「指宿白水館」では、どんな対局が行われていたのかを調べてみました。永世七冠誕生局(2017年12月4日〜5日)永世七冠誕生局となったのは2017年竜王戦七段勝負第5局。渡辺明竜王 対 羽生善治棋聖。ここまで羽生棋聖の3勝1敗で、本局は羽生棋聖の先手番でした。定説に挑戦する羽生棋聖の仕掛け▲4五銀角換わりとなった対局は、1日目から先手の羽生棋聖が定説ではダメだといわれていた▲4五銀(37手目)で仕掛けました。大一番でも積極的ですね。以下、羽生棋聖の攻めに、渡辺竜王は馬を作って対抗。△1五歩と先手の歩を取った局面で封じ手となりました。対局者の気分を味わうなら、この局面以降の展開を現地で考えてみてはいかがでしょうか。羽生竜王のタイトル通算100期挑戦局(2018年12月4日〜5日)翌年(2018年)の竜王戦第6局も「指宿白水館」で行われました。羽生善治竜王 対 広瀬章人八段。ここまで羽生竜王の3勝2敗で、羽生竜王は防衛まであと1勝。本局に勝てば、竜王位防衛となり、タイトル獲得通算100期となります。記念すべき対局が、また「指宿白水館」で行われることになったんですね。対局は横歩取りの激しい展開となり▲3七角で封じ手の局面となりました。このあと2日目に羽生竜王にミスが出てしまいます。ミスを取り返せぬまま、2日目の昼(12時7分)で羽生竜王が投了。タイトル100期は持ち越しとなり、2日目の昼食、午後のおやつも幻となりました。幻となった2日目の昼食メニュー(事前に注文していたもの)羽生竜王 … 寿司広瀬八段 … 黒豚カツカレーちなみに、黒豚カツカレーは羽生竜王も1日目の昼食で注文していますし、前年(2017年)の対局でも渡辺竜王と羽生棋聖が1日目の昼食で注文してました。現地に行ったときには「黒豚カツカレー」は食べておきたいですね。2016年渡辺明竜王対丸山九段戦「指宿白水館」では2016年の竜王戦(第4局)も行われています。渡辺明竜王 対 丸山忠久九段。ここまで丸山九段の2勝1敗で本局は渡辺竜王の先手番です。封じ手の局面が下記。1日目はゆっくりとした展開でした。なお、本局は渡辺竜王が勝利。両対局者とも、やはり1日目の昼食に黒豚カツカレーを頼んでいます。3月のライオンのモデルにもなった宿指宿白水館は「3月のライオン(羽海野チカ著)」で棋竜戦第3局が指された対局場「白泉館」のモデルになった宿でもあるそうです。ホンモノのタイトル戦が行われたのは2016年の竜王戦(渡辺竜王対丸山九段戦)が最初で、翌2017年の対局が羽生永世七冠の誕生局となったわけです。持ってますね。ちなみに、指宿は将棋を指す宿とも読めるとか。確かに、囲碁は打つ、将棋は指すなので将棋にゆかりがあるのかもしれません。将棋聖地として訪れてみてはいかがでしょうか。
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  • 羽生善治九段の実績を年表で振り返る
    羽生善治九段の実績を年表で振り返る羽生善治九段のタイトル獲得履歴などを年表形式にしてみました。羽生善治の実績年表西暦年年齢実績1970年誕生埼玉県所沢市で生まれる(9月27日)1977年小学1年生将棋を覚える1978年小学2年生八王子将棋クラブに通うようになる1982年小学6年生小学生将棋名人戦で優勝1985年12月15歳史上3人目の中学生棋士1989年2月18歳歴代4名人に勝って史上最年少でNHK杯優勝1989年12月19歳初のタイトル獲得(竜王、19歳2か月で当時の最年少記録)1990年11月20歳竜王位を失い無冠となる1991年3月20歳棋王を獲得(以降、2018年12月までタイトルホルダーとしての状態が続く)1992年9月21歳王座を獲得(初の二冠)1993年1月22歳竜王を獲得(初の三冠)1993年7月22歳棋聖を獲得(初の四冠)1993年8月22歳王位を獲得(初の五冠)1994年6月23歳名人を獲得(竜王を失っていたので五冠)1994年12月24歳竜王位を獲得(初の六冠)1995年3月24歳王将戦で七冠に挑戦するも3勝4敗で谷川王将に敗れる(保持していた六冠を防衛)1996年2月25歳七冠達成1996年7月25歳七冠独占終わる(棋聖を失冠)2004年6月33歳名人位を失い一冠(王座のみ)となるも9月に王位を獲得し二冠に2005年2月34歳棋王を獲得し四冠となる2008年6月37歳永世名人(十九世名人)の資格を得て、永世六冠となる2008年12月38歳永世七冠に挑戦するも竜王戦で3連勝のあと4連敗2012年3月41歳NHK杯戦四連覇2014年5月43歳3度目の名人復位2017年12月47歳永世七冠となる2018年2月47歳国民栄誉賞受賞2018年12月48歳無冠となる2020年10-12月50歳50代でのタイトル挑戦(豊島竜王に1勝4敗で敗れる)2023年1-3月52歳藤井聡太王将とのタイトル戦(2勝4敗で敗れる)?年?月?歳タイトル獲得通算100期達成あらためて、そのスゴさ、スーパースターっぷりが伝わってきますね。タイトル獲得数を年度別にグラフにするとこんな感じになります。タイトル通算100期は?タイトル通算100期まであと1期に迫りながら足踏みが続いていますが、永世七冠もあと一冠となってからが長かったのですが、2017年に達成しています。ファンとしては「100期達成」が年表に書き加えられる日を楽しみに待っていましょう。もっと詳しく【問】羽生善治が七冠を独占していたときの出来事は?(A)「たまごっち」発売開始(B)猿岩石が電波少年でヒッチハイクに挑戦(C)野茂英雄が大リーグでノーヒットノーランを達成kindle本:将棋50年史
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  • タイトル戦や藤井七冠、羽生九段の対局予定・結果をチェック
    【定期更新】タイトル戦や藤井七冠、羽生九段の対局予定・結果タイトル戦や藤井聡太五冠、羽生善治九段の注目対局の予定と結果に関するコンテンツです。定期的に更新しています。将棋8大タイトル戦のスケジュール次のタイトル戦は2023年6月5日(月)に行われる棋聖戦第1局 藤井聡太棋聖 vs 佐々木大地七段です。本局はベトナムでの対局となっています。将棋8大タイトル戦のスケジュール将棋8大タイトル戦の日程と結果を一覧で掲載しています。藤井八冠誕生まであと1冠藤井聡太七冠が未獲得のタイトルは王座です。現在、挑戦者決定トーナメントでベスト8に進出。あと3勝で挑戦冠獲得となります。藤井七冠が最後に挑戦するタイトルは?ついに七冠制覇。藤井竜王が最後に挑戦するタイトルは王座です。棋聖戦と王位戦でタイトル防衛に成功していれば王座戦が八冠挑戦の舞台となります。藤井聡太七冠誕生記念(羽生七冠達成年を振り返ってみた)またまた歴史的瞬間が訪れました。藤井聡太竜王が史上最年少で七冠達成。同時に史上最年少の竜王・名人にもなりました。羽生七冠誕生時のフィーバーぶりを覚えているのですが、どんな時代だったかふり返ってみました。羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況王将戦の挑戦権を獲得王将戦は挑戦者決定リーグ戦を6戦全勝とし、藤井王将への挑戦権を獲得しました。タイトル通算100期をかけて藤井王将と七番勝負が行われることになりました。羽生善治九段のタイトル通算100期への進行状況羽生九段のタイトル獲得通算100期がいつになるかの最新状況です(2022年10月31日更新)。2022年度(2022/4〜2023/3)中に羽生九段がタイトルに挑戦する可能性が残っているのは2023年になってから行われる王将戦と棋王戦のみとなっています。棋王戦は挑戦者決定トーナメントでベスト4に残っています。
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